ひざまくら

今、俺はイルカ先生に膝枕をしてもらいながら、頭をなでてもらっている。
天気もいいし、忍犬たちも庭で昼寝をしている。イルカ先生と過ごす平和な午後…幸せだ。
ふと、思いついたことがあったので、イルカ先生の袖を引っ張って聞いてみた。
「イルカ先生。」
「何ですか?」
「イルカ先生は、こういうこと、して欲しくならないの?」
ちょっとどきどきする。イルカ先生を膝枕…。つやつやの髪の毛を指ですいてあげながら、 そっと別のところにも手を滑らせて見たり…。
ちょっと幸せな考えに浸っていると、イルカ先生が、思案気な顔をしてから、言った。
「うーん。べつに。よめさんを膝枕するのは、旦那さんの義務だって言ってたし。 …でもしてもらったら嬉しいかな…?」
また何かゆがんだ情報を仕込まれていることを知ったが、都合がいいのでたっぷり利用する ことにした。いたずらするのはまた後で…。
「じゃ、もっと撫でて下さい。」
「もー。うちのよめさんは、甘えん坊だなあ。」
イルカ先生がやわらかく微笑みながら、髪の毛をくしゃくしゃにしてくれた。
もっと撫でて欲しい。むしろ、ずっと、このまま。
…今日は膝枕だけで我慢することにした。
そろそろと眠気が忍び寄ってくる。幸せな気分で、俺は目を閉じた。

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珍しく無害なカカシ先生を置いてみました。
…単に自分が、膝枕シチュ好きなだけですが…。

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