「寒いでしょ?温かくならないと!」 変態は親切ごかしにそう言いながら、俺を変態のまとう毛布中に引きずり込んだ。 「うぎゃあ!さわんな!!!離せ!!!」 背後からぴったりと張り付いた変態は、俺の腰を掴んで四つんばいにさせると、そのまま上に乗りかかってきた。 そのままはあはあと荒い息を耳元に吹き込みながら腰を擦り付けてくる。そのたびに奇妙に熱く湿った感触が俺の背中に…!!! この感触からして…想像したくもないが、変態の…!? 「は、離れろ!!!何くっつけてやがる!?」 もがいても、無駄に上忍の拘束からは逃れられず、その間にも変態のソレがベストの裾を押し上げ、その隙間から すでににちゃにちゃと水っぽい音がしている。 「ああ…最高に色っぽいです…!!!」 勝手に盛り上がって勝手にかくかくと腰を振る変態に対して防御できそうなモノは全て取り上げられている。 …俺は一瞬気が遠くなった。 だが…ここで諦めるわけには行かない!思い出せ俺!何のための修行だ!!! 「おい駄犬!離せ!俺の修行はまだ終わって…」 …俺の言葉が終わる前に、びちゃっと、何か熱い液体が背中…正確にはベストの隙間に叩きつけられた。 「はあ…急に動くから出ちゃいました…!!!やっぱりイルカ先生はどこもかしこも最高ですね!!!」 「い、今なにしやがった!?」 朗らかに言う変態の言動と、俺の背中に走った感触と、辺りに漂う匂いから導き出される結果は…つまりこの変態の… せ、…アレが背中に…!? 「…!!!」 言葉もなく叫び、硬直した俺に、変態は甘えるように頭を擦り付けてきた。 「ああんもう…!たまりません!…ベストから覗くイルカ先生の大事なトコロ…!!!それにちらちら胸元が見えるのも 最高ですね!!!」 あまりのことに動けないでいる間にも、変態はわざわざベストの隙間に手を突っ込んで腹だの胸元だのを弄っている。 「これぞまさに…俺のイルカ先生って感じですね!!!…ああん!!!言っちゃった!!!」 「ふざけるなー!!!」 中忍の意地で後ろに向かって蹴りを放ったが…その足をひょいっと掴み上げられてしまった。 「わー!?」 「あ、足持ち上げると…また違った趣が…!み、見える…!」 変態の吐き出す興奮した吐息が、俺の足にふーふーと吹きかけられる。しかも、周囲が静かな森のせいか、変態の舌 なめずりする音だの、ベストにこびりついた体液が立てる音だのまで耳に入り、俺は激しい焦燥感に苛なまれた。 この体勢では変態に攻撃をぶつけるのは難しい。だからといってこのままではまた妙な世界の扉が開けてしまう…!!! 背中の生暖かいものが少しずつ冷えていくのがまた恐怖を煽った。 「見るな!いいから離せ!…俺はまだ修行中だ!」 ベストを下に引っ張ってできる限り隠しながら怒鳴ったが、体勢のきつさに声が上ずった。 せめて毛布でもあればいいんだが、覆いかぶさった変態がすかさず俺の下に敷いてしまったので、まず変態を動かさないことには どうしようもない。しかも…変態は俺の決死の抗議にすっかりあさってな発言を返してきたのだ。 「そんなに頑張ってくれるなんて…!俺への愛!確かに受け取りました!たっぷりしっかり…お返しします!身体で!!!」 「だからいらんと…うぎゃあ!」 いきなり変態に握られた。…ナニを。 奇声を上げてすくみあがっている間にも、変態は嬉々として前をまさぐる。 「この隙間からって言うのが…イルカ先生の魅力をさらに引き立てますね…!」 「うあっ!はっ…あ、やめ…っ!」 ベストから手を離して変態の手を押さえ込もうとしても、急所を押さえられていては身動きもままならない。それに… 無駄に腕だけはイイんだ!コイツは!!! 結果的に…俺の意思など無視してすっかりソコは勃ちあがってしまった…。 「ああ…イルカ先生のおいしそう…食べちゃいたいなー?」 「ひっ!」 瞳を輝かせて俺のモノを見つめる変態に思わず悲鳴をあげてしまった。もはやこうなっては止めることなどできないだろう。 何よりさっきからコイツは人の話を全然聞いていない。 今後の展開を察して怯える俺に、変態は何故か無駄に爽やかに微笑んだ。 「でも、まずは乳首ですよね!」 「アホかー!」 にっこり笑って小首をかしげた変態は、サクサク行為を進めた。 俺の左足を肩に担ぎ上げたまま、おもむろにベストの前を開いた。間髪入れずに変態の手が滑り込み…そして…。 「じゃ、さっそく舐めますね!」 爽やかに宣言した変態が、ベストの隙間に顔を突っ込むまで、かかった時間は一瞬だった。 気がつけば胸元にもさもさした変態の銀髪が小刻みに揺れている。それに合わせて熱く湿った変態の舌が好き勝手に俺の身体を …特に変態の宣言どおりの場所を這っていく。 「あっ!…っ!止めろ…!ぅあ…っ!」 とっさに声を殺して頭を押し返しても、変態はむしろ俺の手に頭をこすりつけるように動く。変態によっ押し広げられた 足が更に広げられ、しかも太腿にはヤツのヤル気満々な例のモノが…!!! 「くっ…うっ、あ…!」 不本意な快感に思わず呻き声がこぼれる。それに煽られたのか変態のモノがより一層ガツガツとこすり付けられ… しかも俺のモノまでその動きのせいで擦りあげられ、俺に施されている変態行為をまじまじと感じさせてくるのだ。 俺が全力でもがいているというのに、変態は顔すら上げずに俺の腕を片手でまとめて押さえつけ、あまった片手で俺のケツを 揉んでいる余裕すらある。 …すっかり恐慌状態に陥った頃になって、変態がそっと顔を上げた。 「あぁ…美味しいです!」 舌なめずりした変態は、とろんとした瞳を俺に向け、次いでとばかりにぐいぐいと腰を擦り付けてきた。さっきから刺激され 続けている自分自身の限界も近い。…こんな所でこんな格好で出してしまうなんて…受け入れられる訳がない! 「もう止めろ!俺は…こんな所で…!?」 とっさに放った制止の言葉は、何故か更に変態を燃え上がらせてしまったようだ。 「こんな所で…!そ、それ最高ですね!もっと言って下さい!」 「何でだー!!!」 「そろそろ…入りたいなー?イルカ先生の大事な所を舐めるのは後にしようかな!ま、全身余す所なく大事な所ですけどね!!!まずはこっちですよね!」 「誰も聞いてねぇ!むしろ頼んでねぇ!」 会話はいつも通り…全く!欠片も!噛み合わない。それ所か尻を揉んでいた手がだんだんと不穏な動きをし始めた。 「イルカ先生ったら…テ・レ・や・さん!大丈夫…とびっきり気持ちよくなりましょうね!!!」 そう口にするなり、腰の動きも止めない変態の指が、当然のように俺の中に入り込んできた。…変態らしい正確さで中の イイところを抉るように…。 「やぁっ!あ、も…っ!」 散々弄られていた分限界は早く訪れた。…堪えようもなかった。 「あ…あ…」 腰を震わせて放心する俺に、変態は更に追い討ちをかけてきた。 「ベストに俺とイルカ先生の…愛のエキスがしみこみましたね…!!!」 変態にこんな妙な格好でイかされた上に、当の変態は嬉々として飛び散った俺の精液をベストに塗り広げている。 …俺の精神的ダメージは計り知れない。 だが、ショックを受ける暇すら与えられなかった。…変態の指が順調にヤツが入る込むための準備を進めているからだ。 「い、ぁあっ!」 出したばかりだというのに続けざまにソコを刺激され、俺の口からはまともな言葉がでてこない。身をよじり、 むずかるように鼻に掛かった声を垂れ流す自分を、半分飛びかかった意識の中で感じた。 「かわいい…!!!も、もう我慢できません!!!」 そういって変態がその欲望を自分の中にうずめてくるまでは。 「あぁぁあぁっ!」 一気に突き入れられたソレが、中を強引に押し広げる苦しさに俺は叫んだ。 熱さと苦しさとそして認めたくない快感に、俺の頭はショートしたように真っ白になる。 「ああ…やっぱり気持ちイイ…!!!」 変態は変態で興奮でかすれた声を漏らしている。 無駄に整った顔が欲望に染まり、中を確かめるようにゆっくりと腰をゆらし、それが更に俺を追い詰めた。 「ぅあっ…!」 衝撃に思わず声が漏れる。ソレと同時にどうしてこんなことになってるんだろうという思いが、一瞬頭をよぎったがすぐに ソレどころではなくなった。 すっかり興奮した変態が、ソレを合図にしたかのようにすぐさま激しく腰を振りたて始めたのだ。 「…イルカ先生…っ!」 「やっあ、んっ!あぁあ…っ!」 俺を呼ぶ声と激しい揺さぶりに、俺の意識はだんだんとろけていく。 あてつけのように変態に噛み付いたのは覚えているが、ソレにさえ煽られた変態にめちゃくちゃに揺さぶられて吐き出して …それから変態の上に座らされたり、乗せられたりしたような気がするが…よく覚えていない。 唯一強く記憶に残ったのは、終始満足げに俺の名を呼び続ける変態の顔だけだった。 ********************************************************************************* …オマケでございます。無理しちゃった方はすぐさま記憶から消去される事をお勧めします…。 うっかり更にねっとりとしたものを書こうとしちゃいましたのでこの辺でとどめておきます…。 ご意見ご感想などがございましたらお気軽に拍手などからどうぞ…。 |