毒と暗部にご用心!


意味もなくエロ(あくまで当サイト比)投下しちゃいます。苦手な方はなかったことにする事をお勧めします…。

「くそっ!」
血管を無理やり押し広げられるような痛みが、クナイの刺さった腿から鼓動にあわせて全身に響く。
これは…毒だ。
茂みにうずくまり痛みを堪えるが、その激しさに脂汗がにじんできた。
…仲間はちゃんと逃げただろうか。
さっき倒したので敵は全部だと思うが、毒のせいかチャクラが乱れて読みきれない。
とにかくこのままじゃ危険なのは確かだ。刺さっているクナイを抜き、止血しながら解毒剤を塗る。そして、効くかどうかは分からないが、 ポーチを探って手持ちの毒消しを取り出し飲み下した。
だが、本来ならすぐに効果が現れるはずのそれが、今は全く感じられない。
「くそっ…!」
一応毒の耐性はつけてある。だが、それでも効果が現れた時点で疑うべきだった。今回の敵が使った毒には、この解毒剤は効かないようだ。
手当てしたのに、むしろ刺さった所から痛みと共にしびれが広がってきている。出血するのを恐れて、すぐに抜かなかったのが仇になった。 とにかく毒を少しでも抜こうと、しびれて震える手でクナイを握り締め、傷を開こうとした。
何とか包帯を切り裂き、傷口を更に切り広げようとクナイを近づけたとき、…妙にのんきな声が聞こえた。
「あ、いたいた!…あら、毒食らってんのね。じゃ、これのんで。」
「…はあ…?」
気配もなくいきなりイルカの目の前に現れたのは、手のひらに丸薬のせた微妙にえらそうな暗部だった。
格好や腕の刺青からして、変化じゃないなら木の葉のものだろう。銀髪がやたら逆立った上にデカイ態度の男は、暗闇の中でも月の光をはじいて非常に目立つ。 暗部のくせにこんなに目立つ格好でいいのかと思ったが、本人はこちらの疑いの目を無視して、さっさと飲めとばかりに距離をつめてくる。
「なんで暗部が…!それに仲間は!?」
回らなくなり始めた舌で、必死で言葉をつむぐ。だが、暗部はこちらの言うことなど気にも留めていないようだ。
「さっさと飲まないと、あんたヤバイよ?」
それだけ言うと丸薬を口に突きつけてきた。
…それにしても口調が軽いというかなんというか…。すぐには納得が出来ず、不審がりながら様子を伺っていると、焦れたのか、 暗部が口の中に丸薬を放り込んできた。
喉の奥まで指で押し込まれ、諦めてしびれた身体で苦労して飲み込んだ。この際放っておいても事態が変わらないなら、 コレが本物である可能性に賭けたのだが…。
「…飲んじゃったね。」
何故か暗部が変に含みのある言い方をした。飲んじゃったというか…飲まされたという方が近いのだが、とりあえず飲み込めた事は確かなので肯定した。
「えっと…はい。」
毒消しは効果があったようで、しびれていた手が大分楽になってきた。血止めの包帯を外したせいでだらだらと流れ続けている血を止めようと手を伸ばしたが、 それを軽くよけられ、そのまま暗部が手当てを始めた。傷口にも軟膏を取り出し、手際よく包帯を巻いていく。
とりあえずこの分だと危機は脱したようだ。
…ホッとしたとたん自分の身体の変化に気付いた。
「あつ…い?」
怪我のせいか…?
なんだか熱い。怪我のせいで発熱しているのかもしれない。それにしては早すぎるような気もするが、走り回っていたのと、 食らった毒のせいで感覚が狂ったのかもしれない。
だが、成分の分からない解毒剤を飲んでしまったので、これ以上薬を飲むのも躊躇われたし、暗部が側にいるのだからとりあえず この辺りは安全だろう。
だんだん回らなくなってきた思考で、とにかく状況を聞こうと思ったのだが…。
「効いてきたみたいかな?」
その前に暗部がぐったりした俺の顎を掴んで持ち上げた。顔色でも見てるんだろうか。
「そう、みたい…で…」
何とか返事をしたが、触られた瞬間走った妙な感覚に、思わず途切れがちになった。しびれるような。それでいて妙に鮮明な感覚。
それにしても…さっきから思わせぶりな事を言う暗部は、一体何を言いたいんだろう。
「さっき飲んだので毒は消えたの。」
「…確かに、楽にはなりました。ありがとうございます。」
腿から広がっていた痛みとしびれもなくなったし、何とか歩けそうだ。ただ、熱は何とかしないと面倒なことになるかもしれない。 さっさとその辺で宿でも取って休んだ方がイイだろう。それに、これ以上待っていても事情は説明してもらえなさそうだ。
暗部が来るくらいだから、どこかの機密に関することなどに巻き込まれたのかもしれない。それならさっさと退くに限る。 そう思いながら暗部に礼でも言おうと重ったるい頭を上げると、何故か暗部が面を外していた。
「…副作用がさ、イチャイチャしないと消えないんだよねー?」
「…なんだそれ!?」
だいたいいちゃいちゃってなんだ!言われてみればちょっとこう…変な気分になってるような気がするけど!
妙に涼しげな笑みを浮かべたその男は、容姿は整っているが根性が曲がっているにちがいない。
怒りと驚きで思わず素に戻ってしまった。上官に向ける言葉遣いとしては問題だが、それよりなにより、コイツの言ったコトの方が問題だ!
「ま、諦めて楽しんでよ。」
にこにこ笑いながら俺の身体に手を伸ばす男から逃れようと、とっさに変わり身を使った。
「嬉しそうにとんでもないこと言い出しやがって!!!」
おぼつかない足で何とか距離をとり、怒りをぶつけたが、男はひるみもせず、逆に笑みを深めた。
「まあまあそう怒らないの。…外でってのもなんだし一緒にどっか泊まれるトコ行こっか?」
話を聞く気は無いようだと思った瞬間、思わず駆け出していた。男の口ぶりからして、このままだとまだ彼女もいないのにあんなわけの分からん男に 何かとんでもないことをされてしまう!
後ろも振り向かずに必死で木々の間を駆けたが、…すぐに膝が崩れた。
湿った地面に手を突いて、身体を支えたが、フラフラと視界が回っている。
…熱い。呼吸が苦しい。服の感触さえ自分を煽り立てる。たまった熱に足が立たない。それでも何とかして逃げようと木に手を伸ばしたが、 その手を後ろから掴まれた。
「あー無茶して。回りが速くなるのに。」
飄々と言う男の手はひんやりと冷たくて、高ぶった己の熱をいやおうなく認識させられた。
「なんで、こんなっ!」
振り払っても追いかけてくる手につかまり、腕の中に閉じ込められてもなお、俺はもがいた。
「アレね、新しい毒だから中和剤がコレしかないの。巻き込んじゃったのは悪いけどね。で、どうする。宿は間に合わなくなっちゃったからココでイイよね?」
なぜ襲撃されたのか疑問に思っていたが、やはりとばっちりを食ったらしい。護衛とはいえ、運んでいたものがそれほど価値のあるものではなく、 形式的についていただけなのにやたら大量の忍襲われたから妙だと思っていたのだ。
たまにこういうことはあるのは知っているが、だからといってこんな見知らぬ…しかも妙に軽い男に何とかしてもらうつもりはない!
「…自分で、なんとかするから…あっち!行っててください…!」
幸いココは物好きな旅人も入ってこないくらい街道から外れている。情けないが隠れて何とかするくらいなら出来そうだ。
身体は重く、股間だけが元気だが、手が動かないわけじゃない。
だが、男は無造作に俺の腕を掴んで持ち上げた。
「っ!」
たったそれだけの刺激で身体が反応した。歯を食いしばって声を出すのは堪えたが、身体から力が抜けていくのが分かる。
「無理でしょ?だってもう動けないじゃない。俺上手いから大丈夫。」
男もそれに気付いたようで、勝手な事を言っている。
「何が!ッ…!」
思わず言い返したが、男は動けない手足に手を滑らせてきた。どうやらその程度のことで身体をひくつかせる俺を楽しんでいるようだ。
「ほらね?」
にんまりとどこか勝ち誇ったように笑う男の手はどんどんと調子に乗り、些細な刺激だけで勃ち上がって、ギリギリの所でとどまっているソコに 伸びようとしていた。
「さわんな!」
睨みつけて怒鳴っても、むしろその反応すらも楽しんでいるらしい男は、太腿の辺りを撫で回していた手を、ソコに伸ばした。
「触んないと出来ないじゃない。」
「っっ!」
ほんの少しソコに触れただけだったのに、無理やり煽り立てられた熱は限界を迎えて…はじけた。情けないと思う間もない。
それでなくても思うようにならなかった身体から、更に力が抜けていく。
ぐったりと…不本意ながら男の腕に寄りかかった俺に、男はそれは満足げに笑った。
「よかったね。俺で。」
*****
その場に仰向けに引き倒されて、抵抗も出来ずに地面に転がった。森の湿った土の匂いが鼻をつく。これ以上の抵抗が無理なら、 できる限り意識をそらそうとしたのに、男の行動がそれを許さない。
「下だけ脱いでこっち向けて。あ、やっぱ無理か。じゃ、勝手にヤル。」
自分でもう動けないといっていたくせに無茶な命令をしたと思ったら、すぐに下穿きごとズボンを引き摺り下ろされた。
「濡れてる…。出しちゃったの?さっきので?」
粗相をあげつらわれて、羞恥で真っ赤になった。そもそもは男のしたことが原因だというのに、くすくすと笑い続けている男を殴ってやりたい。
勿論身動きさえ辛い身では、叶うはずもなかったが。
「い、あっ」
男は無造作に俺の足を持ち上げ、足の間を覗き込んでいる。こんなやつに触られて反応する自分の身体が呪わしい。
「ふぅん。きれいなピンク色。もしかしてはじめて?」
「あ、ったりまえだ。な、で男相手に…!大体俺はヤルなんて言ってない!」
大体きれいとか言うんじゃない!酷い侮辱だ!
言いたいことは浮かんでくるのに上手く言葉に出来ない自分を歯がゆく思いながら、せめて合意ではないことだけは主張した。
…あまり意味はなかったが。
「得しちゃった!あんた結構好みなんだよね。反応とか、んーと。あとは身体の相性かな?」
「な、んだ!それ…!」
だが、俺の文句をニヤニヤしながら聞いていた男は、当然のように俺の身体を弄り始めた。すでに一度出したのにまだ萎えない俺のものを握りこまれて 擦られて…思わずうめき声を上げると、男の手は目に見えて調子に乗った。
「あー…うん。声もイイ。気に入っちゃった!」
何が気に入っただ!そう叫びたいのに、口からは荒い吐息とくぐもった声くらいしか出てこない。
「はっ…あ…な、で…こんな…!」
そして、何とかつむいだ言葉も男に一蹴された。
「なんでもいいでしょ?諦めなよ。あ、でも、涙目かわいー…。もっとないて貰おうかなー?むしろ…鳴いて?」
そうして男は怯える俺の頬に伝う涙を舐めとり、たちの悪い笑みを浮かべて見せた。
*****
足を高々と抱え上げられて、抗議の声を上げる間もなくおざなりに指を突っ込まれて、それだけのことで馬鹿みたいに喘いでたら、 焦れたのかすぐに男がその性格にぴったりな可愛げなくデカイものを突っ込んできた。
「あぁぁっんっ、…っ!あっ!」
それから…ガンガン揺さぶられて何時間たったんだろう。
男は俺の中に突っ込んだまま何度も出したのにまだ行為を止める気配すらなく、男の方が薬でも決めてるんじゃないかと思うくらいだ。 それに、相変わらず俺の口からも馬鹿みたいな喘ぎ声しか出てこない。
「ん。いい声で鳴くね…やっぱり相性最高だわ。」
そういいながら男に腰を押し付け奥まで突き上げられて、また限界まで引きずり出される。
その度に腰がとろけそうな快感が走り、同時に自分の声だと思いたくないような、かすれたようなみっともない声が聞こえる。
「ぁ…はっ…あ…」
酸素が足りない。入り込んだものがもたらす熱が全身を包んで、まるで火の中で踊ってるみたいだ。
俺が疾うに正気を手放した事を知っているのか、男はずっと楽しげに笑ってて…でも、目だけがぎらぎらしていた。
…まるで食われそうなくらい剣呑な瞳で俺を見る男は、俺の声にペロリと舌なめずりした。
「…イイ顔。そろそろもっかい出すよっ…!」
そういうと、男が一際深く入り込んできて、中に熱いものが叩きつけられた。
「やっ…あ、ぅあっ…!」
小刻みにゆすられて。もう何度目か分からないくらいなのに、それに釣られて自分のモノからも白いものが吐き出される。
「アンタ最高…!まだ出来そう。」
「熱い…も、やだ…っ」
頭がもう回らない。延々と続く快楽は毒にしかならないと初めて知った。
それなのに…もがいても、訴えても男は動きを止めてくれない。
「だぁめ。まだ抜けてないでしょ。ほらここ。勃ったまんま。…ちゃんと出さないとね。」
「んぅっ」
ただでさえ呼吸が苦しいというのに、男は執拗に舌を絡ませて口をふさぐ。
後はもうずっと狂ったように混じり合った。
*****
だるい。ねむい。痛い。
意識が覚醒するにつれて自分の身体が布団の上に寝かされていることに気付いた。どうやらどこかの宿のようだ。ぼんやりする頭で、 何があったのか思い返して…頭が沸騰した。真っ赤になってもだえようとして身体の痛みで呻いていると、昨日自分を好き勝手した男が ニコニコ笑いながら話しかけてきた。
「おはよう。飯食える?」
「あ、う…。」
男は羞恥と痛みと混乱で言葉に詰まる俺をしばらく眺めていたが、俺が男から視線をそらすや否やいきなり股間に腕を突っ込んできた。
「…こっちはどうかな?」
探るようにというかもみしだくように動く手が、昨日のせいですっかり力をなくしていたはずのそれに芯を持たせていく。 再び兆し始めた俺のものに気を良くしてか、男の手はまた動きを早くした。
「あっ!はなせぇ!」
勿論俺はとめようとしたが、その伸ばした手を逆に男につかまれてしまった。
「かわいい顔…。もっかいやろっかなー?」
「もう無理!いやだ!」
あんなのもう無理だ!今でもそこらじゅう痛いし、自分が自分じゃないみたいになるのは耐えられない。
…いや!薬のせいだ!全部!っていうか、コイツのせいだ!
俺が視線とおぼつかない手で抵抗の意思を示すと男はスッと手を引いた。
一応納得したんだろうと思ったのに…。
「ま、ちょっと無理させすぎちゃったから止めとくか。今日は。」
「もうやらない!今日はってなんだよ!」
不穏な言葉は聞き捨てならない!あからさまに今後を匂わせる発言に、俺は怯えた。
「ん?責任とっちゃうからさ。帰ってからも俺の相手してよ。大切にするよ?」
男は、飄々とした態度で俺の手を勝手にとって口づけを落とした。ニコニコ笑って絶対に断られないとでも思っているのか!?
「なんだよそれ!俺は毒のせいで…!」
助けてもらったというより、とばっちりの責任を取っただけの男にあんなことまでされて…。これ以上係わり合いになりたいわけがない! いっそ夢だったといわれた方が納得できる。喘いで男に縋りついた記憶なんて消したいくらいなのに!
取られた手を握り締め、視線を男からそらす。今すぐにでも視界から消えて欲しい。
それなのに…。
「そうなんだけどさ。あんたいちいちかわいいから手放したくなくなっちゃった。火影様にはもう報告したから。あんた貰うって。」
「なに、言って…!?」
俺は俺のものであって…まあ、里のものでもあるけど、何だってこんなヤツの…しかも所有物みたいな言われ方しなきゃいけないんだ!
怒りをこめた視線でキッとに睨みつけたら、男はそれすら楽しいのか、にやけた表情も隠さずに小首を傾げてこう言った。
「だから、あんたもう俺のだから。末永く宜しくね?」
「勝手なこと言うな!」
俺は忘れると決めたのに、どうしてこんなヤツに一方的に!
痛みとだるさでよろよろしながら、何とか立ち上がって抗議した。
…だが、また男の腕につかまって簡単に引き倒された。昨日と違っているのは地面じゃなくて布団だということぐらいで、 体制的には危険極まりない状況だ。
とっさに殴りつけようとした手をつかまれた上に、また男が嬉しそうに俺の手をついばむ。
「いいじゃない。俺お買い得だよ?強いし金持ちだし、相性も最高だったでしょ?」
「なんのだ!俺は!アンタのこと好きじゃない!」
今回の事故は大目に…というか、記憶から抹消してもイイがコイツとどうして将来を誓わなきゃいけないんだ!それにこんな軽いヤツはもし自分が 女だったとしてもゴメンだ!
無駄と知りつつ髪の毛を引っ張ってやろうとしたが、また腕をつかまれて布団に縫い付けられて…これ以上無いくらい身の危険を感じた。
俺が冷や汗を流しながら、必死になってもがいていると言うのに、男はそれはもう手際よく着せられていた浴衣をはいで、 俺の顔を見つめた。そして…。
「じゃ、これから好きになってね!」
そういって、男はにんまりと猫の様に笑ったのだった。
*****
その後部隊の仲間は無事だったからいいようなもんだが。また酷い目にあった。というか現在進行形だ。
…勝手な事を言う暗部の家に強制的に引っ越させられた上に、常識知らずな所を注意したりしてる内に、すっかり暗部の中でも公認になっちゃった 今では諦めてはいるが…。
「アンタ本当に暗部なのかよ!」
と叫ばないではいられない。
まあカカシも(名前は最近やっと知った。暗部でも名前言ってイイならさっさと教えろよ!)
「だってアンタ勝手に味方庇って怪我したりして危なっかしいから俺がついてるくらいがちょうどイイでしょ?」
とか勝手なこと言ってるので、お互い様なのかもしれないが…。

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無駄にエロ話を目指して失敗。
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