あけまして変態 おまけ

イチャパラ的オマケでございます!…しょぼいながらもその手の描写ですので、苦手な方はご注意を…!!!
間近に迫る変態の顔は至極満足げだ。
そりゃそうだろう。俺は着物姿で…どっから持ってきたのか絹製らしい赤い布で後ろ手に手首をくくられているからだ。
紐は…全て撤去したつもりだったが、変態は着物の準備も俺に悟らせなかった所を見るとひょっとしなくても俺んちのどこかに 隠し倉庫があるのか…もしくはこんなことのために時空間忍術でも使っているのかもしれない…。
ぞっとする想像に身震いしていると、変態は欠片も嬉しくない賛辞を投げかけてきた。
「イルカ先生…最高に色っぽいです!!!」
はぁ…と甘い吐息を漏らしては俺の裾をちらちらめくっては戻している変態は…やはりいつも通りだ。さっきの…憂いを 帯びた表情に騙されちゃいけなかったんだ!!!
現状は非常に厳しい。変態に有効な武器の類は回収されているだろうし、もしかすると…恐ろしいことに逆に俺自身に 使用されてしまう可能性がある。
脱出を試みようにも、今の状況では…。任務で着物を着ることもあるが、やはり忍服に比べると数倍動きにくいし、 しかも手首の拘束が縄抜けできないことも俺を苛立たせた。
無駄に上忍らしさ見せ付けやがって!!!
「いいからほどけ!踏んでや…」
自分でも無様だと思いながら身体をよじってもがきながら変態を怒鳴りつけようとしたが、その語尾にかぶせるように変態が妙な 希望をまくし立ててきた。
「やっぱり年の瀬はしっとりと…和服プレイですよね!もちろん年明けには姫プレイで!!!折角の年末年始…イルカ先生を 俺色に染め上げて見せますね!!!」
「頼んでねぇ!!!さっさと開放しろ!!!」
「イ・ル・カ・せ・ん・せ…!今日は…しっとりプレイなんですよー!…あせらないで…?」
俺の叫びなどものともせずに明後日な返事をした変態は、俺の足の指をねっとりと触りながら、うっとりと囁いた。
…境遇だけでココまで変態にはならない。やっぱり…コイツは真性の変態だ!!!
「だからそんなもんはびた一文望んでないと何度言ったら…!」
いっそのことこのまま瞬身の術でもかましてやろうかと思ったのだが、印が結べないことにはどうしようもない。
それに、変態が俺にそんな隙を与えるわけも無かった。
「この赤い紐は…俺とイルカ先生との絆のようにしっかりと結ばれてるんですよー!後でお着替えするとき外しましょうね!」
そんな事を言いながら変態は俺の腰を軽々と持ちあげ、うつぶせにした上に、裾から手を差し入れてきた。
「ぎゃあ!」
「…今日はゆっくりしっぽり…ね?」
俺の悲鳴はいつの間にか勝手に大名屋敷風味にセッティングされた部屋に…むなしく響き渡ったのだった。
*****
変態は宣言どおり…やたらねっとりと俺を撫で回し、次いでとばかりに舐めまわした。
着物ははだけるだけで脱がされること無く俺の身体にだらしなく巻きついている。
だが…変態の異常なこだわりに恐れおののく暇などなく、じっとりと…間断なく与えられる刺激に、望まない快感が俺を支配する。
「あぁ…!イルカせんせ…!」
触っているだけで興奮しているらしい変態のツボを押さえた…だがしつこい愛撫に、確かに沸きあがる興奮を感じて、 悔しさに涙がこぼれそうだ。しかも…やたら前戯が長い。
「んっ…ふぅ…っ…あ…。」
中に入り込んだ指がゆっくりと存在感を突きつける。ゆるゆると動かされる指がソコを僅かにかすめながら動き…そのたびに 勝手に色を帯びた声が吐き出され、それにすら追い詰められて…。
…いつもならもう何回か…。いやその…!
一瞬じれったいと思った自分を消してしまいたい。
くすぶるようなじりじりとした快感をもてあましているのは事実だ。…もしかしなくても俺は馴らされてしまったんじゃないだろうか。 この変態に。
己の思考に背筋に冷たいものが走った。
すぐにそんなコトを考える余裕もなくなったのだが…。
「かわいい…お尻、気持ちイイんですね…!我慢、出来ない?」
「だまれっ!…んんっ…ぁっ!」
くすくすと笑う変態の言うなりになどなれるか…!そう思ったのに、いきなり動きを変えた指に鼻にかかった声が漏れた。
息が詰まる。…とっさに涙ににじむ視界で振り返った先には、にんまりと笑った変態がいた。
「そろそろ…一回目の着替え、しましょうか?」
そう言った瞬間、変態の熱いモノが中に入り込んできた。
「あぁぁあぁ…っ!」
入れられただけだ。それなのに…俺は悲鳴のような声をあげて、達してしまった。
目蓋の裏に光が踊り、力が抜けていく。何が起こったのか把握できない。
だが、倒れこんで呆然としてる俺に変態が囁く。
「さあ…着替えましょう…?」
それに抗う力すらなく、俺はただはぁはぁと荒い息を吐き出すことしか出来なかった。
*****
「やっぱり新年はお姫様!…コレに限ります!!!似会うなぁ…!!!」
仰向けになって足を広げた無様な格好をさらしている俺に覆いかぶさった変態は、俺を貫いたまま身をよじって感動している。
「あ、う、や…っ」
その振動でまともな言葉すらつむげなくなった俺の口から、赤ん坊がむずかるような声が漏れた。
…もう何度着替えさせられただろう。追い上げられて吐き出すたびに変態が俺を勝手に着替えさせ、ついでに変な薬まで口移しで 飲まされて…体力的には戻るのだが、不本意ながら味合わされた過ぎた快感に耐えられず、頭の中が蕩けたようにもやがかかっている。
そうして…かすんでいく思考の片隅で除夜の鐘らしき音が聞こえたと思ったときには、すでにこの…アホらしい格好になっていた。 変態の不吉な犯行予告は実行に移されてしまったということだ。
つまり…今、俺が着せられているのは赤い腰巻に金糸銀糸で輝く…女物の着物。帯も高そうだ。それ以前に、 かなりデカイ部類に入る俺にぴったりの着物がどうやって作られたのか…。考えるだけ無駄かもしれない…。
十分に感動を表現して落ち着いたのか、変態は即座に激しい突き上げを再開した。
朦朧としている俺を嬉々として俺を嬲る変態はこぼれんばかりの笑顔を浮かべている。
「あぁ…!最高です!」
「んあっ!ふぁっ、あっ!」
さっきから浮かんでくる取り留めのない思考は、快楽からの逃避なのかもしれない。
…俺の記憶が確かならば変態は一回も薬など飲んでいないようなんだが…ひょっとしなくてもこの変態は… 化け物並みなんじゃないだろうか?改めてそんなコトまで思った。
「イルカせんせ…お布団そんなに掴んだら爪が割れちゃう。」
「え?あ…?」
何度目かの着替えの後、いつのまにか自由になっていた手は布団にしがみ付くために使われている。
その手をとって変態はそっと自分の肩に回させた。
「やあぁっ!な、も、無理…っ!」
一瞬と待っていた動きはすぐに開始されたので、俺はとっさに変態にしがみ付いてしまった。
中忍の俺の力で握り締められて相当痛いはずなのに…変態は満足そうに微笑んで、大声で宣言した。
「姫納め…そして姫初め!今年も来年もその先も…ずーっとずーっと…永遠にくっ付いてましょうね!!!」
それはそれは幸せそうに宣言する変態があまりにも嬉しそうだったので…うっかりうなずいてしまった気がするのは 気のせいだと思いたい。

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変態さんの姫納め&姫初め(殿初め?)追加分!!!
今年も…こんな感じでございますよ…。

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