あなたはそのままで4



「ゃあああッ!」
カカシが猛る怒張をその半ば程まで突き入れた途端、イイ所を掠めたのか、イルカの前からびゅくびゅくと白濁した体液が迸った。
イルカが遂情したのを自身の腹が濡れる事で知ったカカシは、遂情したばかりのソコを押し潰すようにイルカに伸し掛かると、 最奥まで一気に突き上げた
。 カカシのその動きで、イルカの雄がカカシの腹で擦れたのだろう。
「ああんッ!」
強く感じ過ぎたのか、イルカが一際大きな声を上げ、組み敷くカカシの下で仰け反る。
イルカのその声を聞きながら、カカシは蠢くイルカの内部を少し味わおうと、その動きを止めた。
(キツ、いねぇ・・・)
イルカがビクビクと震えるたび、熱い中がカカシの刀身を痛いほどにきゅうっと絞り上げてくる。
互いの身体の相性が良さそうな予感に、その額に汗を滲ませたカカシは笑みを浮かべた。
「・・・大丈夫?」
カカシの下で荒い息を吐いているイルカに、そっと声を掛ける。
すると。
そろそろと視線を上げたイルカがカカシを見つけ、その唇から甘い吐息を吐きながら、小さく笑みを浮かべてこくんと頷いた。
「あぁもう・・・。かわいい。すごくかわいいよ、イルカ先生」
可愛すぎるイルカの仕草に相好を崩したカカシは、そう言いながらその顔中にキスを落とした。
そんなカカシの唇が擽ったいのか、首を竦めたイルカが嬉しそうに小さく笑う。
カカシも笑みを浮かべながら、イルカの身体を抱き込んでその首筋に顔を埋めていると。
「あの・・・」
ようやく息が整ったイルカが、小さく声を掛けてきた。
「ん・・・?」
少し身体を起こしてイルカの瞳を覗き込むカカシの瞳には、きっと、イルカを愛しいと思う気持ちが溢れそうになるくらい 浮かんでいるはずだ。
そんなカカシに笑みを向けられて、恥ずかしそうな表情を浮かべたイルカが、おずおずと口を開く。
「・・・これで終わり・・・、ですか・・・?」
その言葉を聞いたカカシは、つい、ぷっと吹き出してしまった。
イルカから顔を逸らしながら、くくと小さく笑うカカシを、イルカが焦ったような表情で見上げてくる。
「あの・・・っ。俺、本当に何も知らなくて・・・っ」
そんなイルカの頭を大丈夫とポンポンと撫でてあげながら、ようやく笑みを納めると。
「ココをね・・・」
そう言って、カカシは少しだけ腰を動かした。
「ぅあ・・・っ」
敏感な中をカカシの括れた先端で少し擦られて、感じやすいイルカが肌を粟立たせる。
「こうやっていっぱい擦って・・・。ココでイルカ先生が気持ち良くなって、一緒にイけたら終わりですよ」
そう説明しながら腰を小刻みに動かして、吐き出した事で少し力を無くしていたイルカの雄を腹で刺激していると。
「ん・・・っ、んぅ・・・っ」
徐々にイルカの息が上がり始め、カカシの腹に当たる雄も少しずつ硬く大きくなってきた。
「きもちいい・・・?」
ぎゅっと目を閉じているイルカにそう訊ねると、少しだけ目が開き、涙が滲む瞳がそろそろとカカシを見つめてきて。 恥ずかしそうに小さくこくんと頷いた。
可愛いイルカにふと笑みを浮かべて、今度は少し大きく腰を動かしてみる。
半ば程まで抜き去ると、行かないでとばかりにイルカの中が絡み付いてきて、カカシは小さく息を詰めた。
「・・・オレも、すごく気持ちイイですよ。すぐにでもイってしまいそうだ・・・」
中を味わうように腰をゆっくり揺らしながらそう言うと。
そんなカカシの腕を、きゅっと眉根を寄せたイルカが焦ったように掴んできた。
「っや・・・、んっ、一緒に・・・っ」
カカシが教えた事を守りたいのだろう。そんないじらしい事を言ってくるイルカにふと笑みを浮かべると。
「・・・じゃあ、イルカ先生も協力してくれる?イイ所に当たるように、自分で腰動かして。そうしたら、一緒にイけますよ」
出来るかな?
カカシは、イルカ自らカカシを求めて腰を振る様を見たいが為に、そんな願いを口にした。
しかも、イルカの矜持を刺激するような台詞まで付けて。
やはりというか。
カカシの言葉を疑う事も無く素直に受け止めたイルカが、その唇をきゅっと引き締めてこくんと頷き懸命に腰を動かし始める。
「んん・・・っ、んあ・・・っ!」
拙い動きではあったが、そうやってカカシの言葉に素直に従うイルカが可愛すぎて。
カカシの動きに合わせて腰を動かし、イイ所に当てているのかイルカの気持ち良さそうな声やその表情を見たら。
「・・・っ」
カカシは、沸き起こりそうになる絶頂の予感を、奥歯を噛み締める事で懸命に振り払わねばならなかった。
奥歯を噛み締めつつ、イルカの雄も腹で刺激してやる。
そうして、徐々にその動きを激しくしていき。
「ぁんッ、ああッ、っはぁッ!ゃあああッ!」
「・・・っくぅッ!」
イルカが早くも精を迸らせたのに引き摺られるように絶頂を迎えると。
カカシは数度イルカの腰に自らの腰をぶつけ、イルカの最奥に精を叩き付けた。


二人の精で汚れた身体を濡らしたタオルで清めてあげると、疲れたのか、イルカはカカシの腕の中でゆっくりと 眠りに落ちていった。
少し疲れていそうではあるが、安心しきったようなイルカのその寝顔を眺めるカカシの顔に、小さく笑みが浮かぶ。
守ってやりたいと思う。
疑う事を知らない優しい心を持つイルカを、心無く騙そうとする人間から。
「あなたは、そのままでいて下さいね・・・」
そう囁いて、カカシはイルカの額にそっと口付けを落とした。



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