「カカシさん!コレ買ってきたんです!」 「ずいぶん平らな…ぬいぐるみ?」 「中にゆたんぽが入る様になってて、温かいんですよ!」 「でも、何に使うの?」 「毎年冬は寒いから、寝るときに湯たんぽ使ってたんです!でも、去年壊れちゃったから…。だから今年は まだ寝る時寒くないけど、早めに買っとこうと思って!」 「でも、今年は俺がいるからいらないんじゃない?」 「ああ!そうか!カカシさんと一緒だから寒くないのか!」 「ソレは…任務で俺がいないときにでも使って?普段は俺が温めてあげるから。」 「はい!」 「所でどうしてしろねこなの?」 「…カカシさんに…似てたから…。」 「…それ捨てちゃおうかな。」 「ええ!?なんでですか!」 「だって。俺がいない間に、イルカの側にそっくりなヤツがいると思うとイヤじゃない。」 「でもでも…かわいいし!カカシさんみたいに白くて優しい顔してるんです!一緒にいると和むし!だから…」 「あーうん。わかった。…でも俺がいないときだけね?」 「はい!」 ***** 「…増えてる…。」 「くろいのも一緒に買ってきました!俺がいないときにカカシさんが使ってください!」 「俺は別に…ま、いいけどね。」 「一緒に並べとくとかわいいでしょう!」 「うん。」 「名前はしろさんにくろさんです!」 「あ、もう名前付けたの。」 「はい!おそろいの名前にしたかったから…。」 「んー。…しろさんとくろさんを一緒にしといてあげたいから、今年は早く帰れるように頑張りますね。」 「はい!!!」 ********************************************************************************* ゆたんぽはぬくい。という話。 無駄にイチャイチャの材料になっちゃった湯たんぽだったそうな。 |