「あの、最近変な噂たってるの知ってますか…?」 「変な噂ねぇ?俺結構変な噂立てられること多いのよね。有名税ってやつ?…で、どんなの?」 「…最近、木の葉の額宛と覆面と腰蓑だけ身に着けた異常に強い忍らしきものが出るって…。」 「ああ、それのこと。」 「も、もしかしてなんてことは…ないですよね…!?銀髪だったとか色々聞くけど…ちがいますよね…!?」 「まあね。」 「よ、良かった…!」 「だってね?そりゃ、最初に出会ったときに格好でいちゃぱらデートがいいなって思ってたよ?でも、急に襲われたからねぇ?ほら、俺イルカさん以外に顔見せたくないし。一応里の近くだから額宛は必須でしょ?」 「や、やっぱり…アンタかー!!!」 「開放感溢れる格好なら、俺のおくさんもはじけてくれるかなって!」 「アンタは常に開放感溢れすぎです!アカデミーでも原始人の噂で持ちきりなんですよ!?探して捕まえるとか言い出したのもいるし…!」 「ま、無理だろうけど。…いいんじゃない?努力する分には。」 「そういう問題じゃないでしょう!?」 「そうねぇ…やっぱり山奥にでも隠れ家作ろうか?そこでなら声も出し放題だし!」 「さっきからなんで話がそっちばっかりなんだ!」 「ん?イルカさんを愛してるからかな!」 「…もう、いいです…。せめてその格好で出歩かないって約束だけしてくれれば…!」 「コレ便利よー?楽だし。それに、やりたいときにすぐできるしね!」 「だーかーらー!!!それで、外を出歩くなと言ってるんです!譲歩できるのはソコまでだ!」 「ふふ。そうね?こういう格好でイチャイチャするのは奥さんとだけでいいからねぇ…?」 「…きょ、今日はしませんよ…!昨日あれだけ散々…!」 「昨日は昨日、今日は今日!日々全力で楽しみたいよねぇ?」 「や、止めないと怒りますよ!」 「怒ったイルカさんもかわいいからねぇ?いいよ。」 「だから!んむっ!?…んんっ!…ん…っ!」 「ほーら。もう、その気だ。…ね、もっと気持ちよくなりたいでしょ…?」 「ふ…っあ…っ!」 「あー…やっぱりかわいい。最初にひっさらっといてよかったよ!」 「え…?あぁ!」 「一杯、一杯…気持ちよくなろうね…?」 ***** 「…という訳で、今回の騒動の原因は…その、俺の…!」 「そうか…やはりか…。」 「三代目…。」 「まあよい。好きにさせてやれ。」 「ですが…!」 「里を守るたてとなる噂ならいくら広まってもよいからのう。気にするでない。」 「あ、そうか…!」 「じゃが…」 「はい?なんですか?」 「…アヤツには程ほどにしろと伝えておく。」 「え?」 「そんなところまで野人のように振舞うこともあるまいて…全く!」 「あ、え?」 「せめて跡はつけぬよう良く言いつけておく。」 「え!?ああ!?」 「…苦労をかけるが、頼むぞ…。」 「う…は、はい…。」 ***** 「アンタのせいでー!!!」 「おかえりー。」 「さ、三代目に…!」 「ああ、それ?何かさっき式来たなぁ。ま、いいじゃない?虫除けに。」 「そんなもんいらないにきまってるでしょうが!」 「そんなにかわいいんだから、必要に決まってるでしょ?」 「か、かわ!?なんだそれ!」 「さてと…じゃ、今日も一緒にいちゃいちゃしようか!」 「わー!?」 「今日も朝まで付き合ってねー?」 ********************************************************************************* 何故かご投票いただけていたので、こそっとその後の二人でも置いておいて見ます らぶらぶというよりも、木の葉でも野人だったりして!という話。 ご意見ご感想などお気軽にどうぞ!!! |