「おーいイルカ!これ…」 「ん?ああ、明日な!」 「なんだよーもう帰るのかよー!」 「当たり前だ!今日は絶対早く帰るって言っただろ?」 「なんでだよー…さみしいじゃないかー裏切りイルカー…!みんなで残業祭しようぜー?」 「だーめーだ!今日は絶対無理なんだよ!」 「イルカが無理とか…!お前本当にイルカか…!?」 「わー!?馬鹿待てお前!任務ないだろ!今日!アレに!」 「え!そうだっけ!?ヤ、ヤバイ…!そういや帰還予定が回覧に…!?」 「襲撃覚悟しとけよ…?」 「そ、そんなぁ…!こないだだって俺…!」 「…うーん?コレ、明日やるけど資料室のいの棚にあるぞ。それからそっちは主任に聞いた方が早いと思う」 「マジか!流石イルカ!ありがとなー!…俺はもうちょっとやって帰るから、よめさんとなかよくな!」 「おう!がんばれよー!」 「じゃ、とっとと帰れイルカ。ここんとこずーっと遅かったんだから、今日ぐらい早く帰ったって罰は当たんないだろ?」 「うっ!…でもさ、それはその、よめさんが家にいないと寂しくて帰りたくないだけなんだけどな…」 「…まあ、いいんじゃないか?愛妻家だよなぁ?お前。…相手がアレじゃなきゃ…」 「かわいいんだよなぁ…!今日だって早く帰ってきてくださいね…!なんていって寂しそうに…!」 「…アレが、か…。まあいいんだけどな。仕事も山積みだし俺も戻る」 「すまん!今日はさ、その…よめさんが…!」 「あーあー!わかってっからもう帰れって!ちゃんとあっちの調整もしといてやるから!」 「おう!ありがとな!」 「…はぁ…。いいヤツなのになぁ…どうしてあんなのと…。どうせ明日も休みだろうから資料も片付けといてやらないと…」 ***** 「うん!やっぱりうまいなぁ!うちのよめさんの飯は!」 「も、もう!褒めても何も出ませんよー?…まあある意味出すし出してもらいますけどね…!」 「布団もふわっふわだし…!玉の休みなんだからゆっくりしたらいいのに…」 「だってイルカ先生はお仕事だったから…。一人でぼーっとしてても寂しいだけだし、それならイルカ先生が喜ぶ顔想像しながらお掃除してる方が楽しいです」 「…!なんて…なんてよくできたよめなんだ…!…その、で、あの」 「はい。なんですか?」 「あー…その、休みを取ろうと思って」 「そうですね!最近疲れてるみたいだし…大歓迎です!おうちでゆっくりしてくださいね!」 「それは別にいいんです!そんなのよりよめさんのがここの所任務が立て込んでるんだからちゃんと休みなさい!」 「うふふ!俺、明日もお休みだから大丈夫ですよ?」 「で、その。またちょっと旅行にでもって。休みは取れそうなんです。また俺の誕生日休暇つかうから、来月なんですけど」 「旅行!素敵ですね!」 「よかった!じゃあどこ行くか相談で!…よめさんと二人っきり…!」 「どこでなにしちゃいましょうか!楽しみです!」 「海も行ったし、温泉も山だったしなぁ?どこがいいだろ?まあ旅行じゃなくてもいいし!」 「そうですね…!色々考えておきます!…でも、今日はちゃんとご飯食べて…それから、ね?」 「うっ!あー…その。…なんでこんなかわいいのに色っぽいんだうちのよめさんは…!」 「緊縛もいいけど、どうせなら…ふふふ…!」 「よめさんとの休みのためにも…がんばるぞ…!」 「道具も色々そろえとかないとね…!」 ********************************************************************************* よめにしてみた。 春なのではつじょ…げふんごふん。 ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |