「これ、どうしたの?」 「摘んできたんだ!美味そうだろ!」 「えーっと?ナズナにせりによもぎかな?それとこれノビル?」 「春は冬と違って食費が浮くよな!」 「どうするの?これ?」 「勿論食うんだ!茹でてもいいけどやっぱりてんぷらにして…!」 「てんぷらはだめー。おひたしとお味噌汁にするね。」 「なんだとう!春野菜のてんぷらは美味いんだぞ!」 「ナズナはおひたしで、セリはお味噌汁ね。ノビルは酢味噌和えで…よもぎ餅もつくろうか?あんこ入れて。美味しいよ?」 「よもぎ餅かぁ…!アンコたっぷりだとうまいんだよなぁ…!あの香りがまた…!」 「じゃ、決まりね。あとは魚でも焼くかな?」 「よもぎ餅―!楽しみだ!…魚も!」 「それにしても、どうしてこんなに食べさせてるのに食べ物とってきちゃうの?」 「でもてんぷらも食いたい…!」 「ま、いいか。あらつくしはないのね?」 「あれは目立つから結構皆とってくんだ!…その点意外とチェックされてないから、ノビルとかはねらい目だ!」 「へぇ?そうなの。」 「春はやっぱりいいなぁ!温かくなるし食費は浮くし…何か楽しくなるよな!」 「そうねぇ?ま、後で気持ちよくはしてあげるけど。春って丁度発情期だよねぇ?」 「え!?」 「手、洗ってきてね?ご飯作るからー。」 「な、何か今…。」 「もうそんな顔してたら食べちゃうよ?…今。」 「手!洗ってくる!」 「さて、作るかなー?」 ***** 「ごちそうさま!美味かった!」 「そう?じゃ、しようか?」 「な、なにを…!?」 「え?だって春だから。セッ…」 「わー!わー!?や、やっぱり!?」 「春は確かになんとなくウキウキするよねー?何か、思わず襲いたくなる感じ?」 「そんなのお前だけだ!俺は…美味しく春の味覚で節約を…!」 「獣っぽくいくのもいいよねぇ…?」 「あっやだっ!近よんな!」 「まあまあ諦めなさいって。」 「あ…あ…っ!」 「春っていい季節だねぇ…?」 ********************************************************************************* 春なので野草もイルカてんてーもうまいということで…。 何故かご投票頂けて嬉しかったのでそっと増やしておきます…! |