「ごちそう!カカシと作った!食べて食べて?」 「ケーキもあるんです。あ、お義父さ…いえ、最初のサンタさんもどうぞ」 「あ、ありがとう」 「いただこう」 「うむ。ありがとう」 「あのね!あのね!チビっちゃいいもーとがいるの!見る?見る?かわいい!すっごくすっごくかわいい!でもふさふさだから上げない!カカシはもっとかわいくてかっこいいけどイルカのだから上げない!そんで母ちゃんにも赤いの獲ったって見せたい!」 「イルカ…!」 「えへへ!」 「うちの子が…かわいい着ぐるみ着たうちの子が…っていうか趣味がお父さんとそっくり同じすぎて…」 「良く似合っている」 「そうじゃのう!」 「えへへー!あのね?ふぉーめーしょんなの!いっぱいある!」 「一杯考えたんだよねー!…ま、あんなにサンタさんが増えるっていうのは想定外だったんだけど。影分身くらいかなーって。ちょっと甘かったかも…」 「そそそそそそういえば、あの、さっきのは、カカシ君が?」 「はい!ほら、イルカがかわいすぎるから他の連中に見せたくないっていうのもあったんですけど、派手にチャクラ使えば霍乱できるし、当然攻撃を警戒するでしょ?だからそこに囮になってもらったんです!」 「なるほど。ではあの土遁の気配を感じなかったのも」 「アレはトラップと気殺札の応用っていうか。ま、パターンはいくつあってもいいからねー。臨機応変に。父さ…いえ、サンタさんこそ、キラキラしたのとかすごかったし!」 「アレは…そうだな今度教えよう。目くらましには便利だ」 「ホント!」 「にゃ!イルカもイルカもー!あのキラキラたのしい!」 「はい。デザートもどうぞ」 「ふむ。おいしい」 「中々じゃな」 「そしてなー…料理も上手いんだよなぁ…うちの子がどんどん大きくなっていくなぁ…。大きくって言うかなんかこう…!」 「家に入ってからのトラップの方が多かったんです。ホントは」 「あのね?いっぱい色々考えた!使わなかった!」 「うむ。腕を上げたのう!えらいぞ!来年もまたな。そのときまでに更に色々かんがえておけばよかろうよ」 「はぁい!サンタさんありがとございましたー!」 「うん。今度は色々対策が違うよね!」 「うぅぅぅ…!なんかまた間違った年中行事が出来ちゃったんじゃ…!?」 「ああ、そうだ。肝心のことを忘れていた。プレゼント、受け取って欲しい」 「にゃ!すごいすごい!ありがとう!あけていーい?」 「サク…いえその!そんなに一杯!?」 「こちらはカカシに」 「ありがとう!…あ、色々揃えてくれたんだね!これもこれもイルカが喜んでくれそう…!あ、刀!これって…」 「おそろいー!」 「ホント!やったぁ!すっごく嬉しいよ!ありがと!」 「そうか」 「え、えーっとその。こっちもな?」 「う?ありがとう!」 「ありがとうございます」 「あとはの、これも」 「でっかい!いっぱい!ありがとうございました!」 「よかったね!イルカ!」 「…カカシにもな。これを」 「!…あ、これ」 「許可証じゃ。欲しがっておったじゃろ?これで三つ子も連れて…」 「休暇取れたよ!イルカ!一緒に温泉!」 「おんせん!おんせん!」 「え!?え!?」 「ありがとうございます」 「気にするな。…たまには、の」 「「「ううううううなぁああああ!」」」 「ッ!ああ、三つ子が」 「父さん!が二人…っていうか、そっか。通りで大人しくしてると思った」 「いもーと!夜は寝るの!」 「おお!大きくなって…!」 「三つ子たちにはこれを」 「渡したら寝かしつけてくる」 「ふさふさ?なんかふさふさ変…?」 「あああのな?サンタさんはちょっと忙しいんだ!そろそろ他のおうちに行かないとな!ごちそうさま!」 「にゃ!いっぱいいっぱいありがとうございました!」 「もーどうしよ…かわいすぎて…!」 「…すぐに」 「「「うぅぅ…」」」 「じい…いや、ワシのお膝にもおいで!」 「ほ、ほら!こっちのお膝でも!」 「「「ヤ!」」」 「あと少しだけ、我慢してもらえないだろうか」 「「「…なぁ」」」 「く…!影分身でもアヤツを選ぶか…!」 「なんでなんだろなー…」 「えっと!じゃ、お見送りしてこようね!」 「にゃ!イルカもー!」 「そうか」 「ありがとう」 「「「んな!」」」 「ではな!」 「ちゃんと早く寝るんだぞー!」 「来年は、もう少し勉強してくる」 「うん!ありがとうございました!」 「またきてねぇー!」 「また来年!待ってるから!」 「そうじゃな!」 「来年こそは…」 「来年も、なのか…!?」 ******************************************************************************** 肉食こぬこ。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |