「平和だ…」 「ホントだな…」 「な、なあ。クリスマスがなくなったわけじゃないよな?」 「そんなわけねぇだろ。なにいってんだ?ツリーだってソコに…」 「お前が言うな!なぁイルカ…!アレは!アレはどうなったんだよ!」 「そうだそうだ!アレは!なんで出ないんだ!ツリーの中にかくれてたりすんのか!?」 「おかしいだろ!毎日毎日いろんな意味でこんにちはしてただろ!一回お前のロッカー開けたら出てきたこともあるんだぞ!?」 「チッ!駄犬が!あ、でもそうか。言ってなかったな。ほら、この間アカデミーで駄犬がわいて出ただろ?」 「アレならどこでもいつでもお前の側に出るからいつだかわからん!」 「あ!わかったかも!アレだろ!アレが来たけどアレ煽ってアレが大丈夫かって!」 「アレアレいいすぎでわけわかんねぇよ!なんだよ!アレに効くなんかがみっかったのか!?」 「いや、どっちかっていうと、イルカがその身を犠牲に差し出したって言うか…!」 「イ、イルカ…!?まさかついにあきらめ…!?」 「落ち着け!だから何度も言うけど俺は絶対に負けん!何があってもな!」 「なんだよ。なにいっちゃったんだよ…。心の準備くらいさせてくれ…!」 「コイツさ、クリスマスは当日にがつっといくとかなんとかいっちゃったんだよ…」 「えぇえ!?」 「ああだから。安心しろ!とりあえず被害は他にはいかんし、徹底的に交戦する!」 「た、戦っちゃうのか!?」 「お前本気出すとすげぇ術使うじゃないか!禁術すれすれのとか禁術なんじゃないか?ってのとか、コレは明らかに禁術だろと思うようなのとか!アレ相手だろ!?里は大丈夫なのか…!?」 「マジか!?ちょっちょっとまて!俺にはかわいい未来の嫁さんができるかもしれないんだぞ!」 「あ、それってアレか?この間の飲み会のか?」 「へーほーふぅん?クリスマス彼氏ってやつじゃないのかー?それ。かわいかったけどな。確かにー?」 「う、うるせー!俺はコレに賭けてんだよ!クリスマスディナーだって押さえたんだからな!あの子が行きたいって言ってたホテルで…」 「ホテルか…いいよなお前らは…。俺なんか多分アレと二人っきりだぞ…」 「イ、イルカ!泣くな!男の子だろ!」 「そうだぞ!負けるなイルカ!応援だけはしてる!でもあれだ。被害は最小限で頼む!」 「火影様とかに頼んじゃ駄目なのか…!?任務とかさぁ…!」 「お前ら…!大丈夫だ。…今回こそ指一本触れさせん!」 「アレ相手にか!?」 「無理だろ!?局部だけタッチとかそういうのなのか!?」 「変態臭いこというんじゃねぇ!お前は駄犬か!」 「こ、これだけイルカと話してても確かにわいてでない…!」 「奇跡だ!奇跡が起こったんだ!」 「クリスマスありがとう!っていうか当日どうすんだよ!?」 「安心しろ。悪いが今年は休みを取った」 「あ、そういやシフトはずれてたっけ?」 「シフト担当が被害拡大を防ぐためっていってたよな…」 「主任も遠い目してたな…でもなんか渡してなかったか?」 「くくく…!」 「怖っ!イルカが!悪人にしかみえない!」 「なんだよー…どうなるんだよー…怖すぎるだろ!?」 「アレはアレで使うんだよ。ちょっとツテ貸してもらったんだ。縛り上げるのにな」 「なんか喜びそうだな…」 「そうか…縛ってあげるのか。アレを」 「お前もほだされて…」 「そんな訳あるか!ただ縛っただけじゃすぐに興奮して襲い掛かってくるからな!その次の手も勿論考えてある!」 「あ、いい。聞きたくねぇ」 「あ、俺も」 「お、俺も…!聞いちゃったらアレに狙われそうだし…!」 「いわねーよ!つうか言えるか!」 「いえないことしちゃうのかイルカ…!」 「強く生きろよイルカ…!」 「諦めちゃ駄目だぞイルカ!」 「…何か励まされてる気がしないけどありがとな!まあみてろって!今年こそ…今年こそ俺は…!」 「休み明けはさ、やさしくしてやろうな?」 「うん。そうだな。そっとさりげなくな」 「俺、今月おやつ当番だから、アイツの好きなやつ買っといてやる」 「「「絶対無理だろ。だってアレだもんな…」」」 ********************************************************************************* 変態さん。 めりくりいぶー! ではではー!ご意見、ご感想などお気軽にどうぞー! |