「あ、あの!いっ!いらっしゃいませ!三代目!」 「おお。イルカ。して、その、どうなんじゃ?」 「…お、落ち着け俺…!あの、け、結婚の許しをいただきたく!」 「…正気か」 「確かにつりあわないのは分かってるんです!綺麗だし優しいしちょっと変わったところもあるけど凄くいい人だしうさ耳似合うし!」 「う、うさみみじゃと…!?」 「しかも料理も上手いんです!でも俺の作ったのも美味しいって一杯食べてくれるんですよ!俺はカカシさんの作ったごはんのほうがずっと美味しいと思うんですけど…!」 「落ち着かんか!アヤツがどんなヤツかしらん訳じゃあるまい!?」 「指輪も貰ったんです!だから俺のです!誰にも渡したくないんです…!」 「泣きたいのはこっちじゃ…。アレはじゃな」 「上忍で凄く強いしモテモテだし美人だし!誰かに取られたらどうしたらいいのか…!分不相応だって分かってても、いつか俺のこといらなくなっちゃうかもしれなくても…!」 「ならないよ?」 「カカシさん!」 「ただいまー」 「おかえりなさい!でもあのですね。今火影様の…」 「イルカ先生がいるところが俺の帰るところでしょ?」 「…カカシさん…!なんてかわいいんだ…!」 「で、駄目ですか?火影様。ちゃんと俺の飼い主に伝えときましたよ?」 「おぬしは、しょうきか」 「えー。そっちこそ顔色おかしいけど大丈夫ですか?舌も回ってないし。医療班呼びましょうか」 「さ、三代目?具合でも悪いんですか?」 「イルカ…!こんなに良い子だというのにどうしてこんなのにひっかかったんじゃ…!」 「三代目のおかげです!これまでいろいろあったけど…一生一緒にいたい人ができました!」 「そうか…」 「許可くださいますよね?ま、俺はそんなものどうでもいいんですけど、イルカ先生が気にするんで」 「…そうか…」 「三代目…!い、いんですね…!よかった…!」 「…せめて式は盛大にするから覚悟しておけ…!」 「捨て身の嫌がらせって大変ですよー。俺はイルカせんせが喜んでくれたらなんでもいいですし」 「式…!どんなのがいいですか…?カカシさんならどんな格好でも…!でもガーターとかはど、どうなんでしょう?」 「あー。また俺の本読んだの?無理しなくていいのに。ま、それは追々で、その前に御飯食べちゃいましょ?」 「そうですね!三代目もどうぞ!」 「そうじゃな…」 「えーっと。どうやら幸せになれそーですよ。俺も」 「…そう、か。仕方があるまいのう…うぅぅ…!」 ******************************************************************************** 適当。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |