「いいですよね」 「正気か、お主」 「はぁ。俺がおかしくなってたら火影様の命が危ないと思いますけど」 「そうじゃな…元々じゃな…」 「早くイルカ先生を安心させたいんですよね。努力家なとこも好きだけど、やつれるくらいがんばられちゃうとねー。ほら、一杯出来ないですし」 「…イルカはのう。真面目で常日頃から努力を怠らず、情にも篤い。わが子のように育ててきたんじゃ…」 「へー?じゃ、写真とかあります?服でもいいんですけど」 「どうしてお前のような輩に…!」 「さあ?運命ですかね」 「たわけたことを…!」 「毎日毎日大事にしてもらってるんです。カカシさんは俺のですからーって」 「…して、その首輪とやらにかけられとるタチの悪い術は…」 「あ。はい。イルカ先生のですよ?」 「服にも妙な気配がするが…通信用の術か?」 「えーっと。こっちはいざというときにって」 「いざというときもなにも、任務中になにをする気じゃ!」 「愛の囁き?あとはいざってときには首輪にイルカ先生呼び出す術と、俺がイルカ先生に呼ばれるのもついてるんで」 「なんじゃと!?」 「貞操の危機に陥ったらすぐに使えって。ま、ありえませんけどねー。ちゃんと半殺しにしますって言ってあるんですけど、俺がかわいいから心配だって」 「そこで胸を張るな!?イルカ…イルカを、い、いっそ病院か…!?」 「あ。イルカ先生が呼んでる」 「なっ!?そ、そうじゃな。ちょうど良い。イルカもここへ呼べ」 「えー?俺のごはんが減っちゃうじゃないですか」 「何の話なんじゃ…」 「イルカ先生のお手製弁当。おいしいです」 「…そりゃそうじゃな。アヤツの料理の腕は父親譲りで、豪快じゃが出汁の繊細な旨味と調味料のセンスが卓越しておったからの…」 「ふぅん?」 「殺気立つでないわ!基本を仕込んだのはうちでじゃぞ?」 「へー?ラーメン大好きっこなのに料理上手かったから驚いたんですよねーへー。他所の女に教えてもらってるようなら消さなきゃって思ってたからよかったー」 「物騒な…。して、イルカはどこじゃ」 「裏山でピクニックしませんかって」 「ぴくにっく…」 「ジジイが一匹増えてもいい買って聞いてあげましょうか?」 「もう、よい…追って沙汰する。覚悟しておけ…!」 「はーい。晩御飯に招待したいっていってるんで、今夜でいいですか?」 「なんでもよいわ!首を洗って待っておれ…!」 「じゃ、いってきまーす」 「はぁ…どうして手塩にかけて育てた子らに限って…!」 ******************************************************************************** 適当。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |