「おい。なにぼーっとしてんだ?イルカ」 「え?あ!すみません!アスマ先生!」 「いや別にかまわねぇけどよ。道のど真ん中で突っ立ってるとガキ共に集られるぞ?」 「はは!アスマ先生のところにはチョウジがいましたもんね。ありがとうございます。その、ちょっと」 「あーうだうだしてるくらいなら話しちまえよ!めんどくせぇ」 「え!あ、その!…でも、ご迷惑なんじゃ…」 「迷惑かどうか聞いてみなきゃわかんねぇだろ?」 「そ、う、ですね。あの、今、悩んでいることがあって」 「おう。なんだ?なにがあった?カカシんとこのクソガキか?それとも…うちのは結構元気にやってるぜ?シカマルはかったるそうだし、チョウジはずっと食ってるし、イノはカカシんとこのガキに夢中だ」 「あ、はい。カカシさんのことなんです」 「なんだ?もしかしてアイツになんかされたのか?」 「さ、されたっていうかその!まあそれはいいんですけど!」 「おいおい…冗談じゃねぇぞ?無理無体を強いられたんなら黙ってねぇで…」 「その!カカシさんには猫耳とうさ耳どっちが似合うと思いますか!」 「…あ?」 「その、色白だから黒い耳もいいなぁとか、白銀にするなら犬の方が…。あとはうさぎでもかわいいし、迷ってて」 「…迷ってんのはお前の脳みその中身だろうよ…」 「うっ!その、わかってるんです。相応しくないってことは」 「あ?」 「俺は中忍で、かわいくもなければ巨乳でもないんです!」 「そりゃ、みりゃわかるけどよ」 「でも好きなんです!」 「あー…犬も食わねぇってやつか。退散するわ」 「名前書いてるだけじゃなにかあったときにどうなるかわからないなって。カカシさんは色白だから黒猫似合いそうだけど、銀髪だからあわせてうさ耳もきっと似合うだろうし」 「…腕掴むなって。わかった。わかったよ!聞いてやるから!」 「特別だって思いたいんです…!それにこの間買ってた本の表紙にも耳が!」 「あー?例のエロ本だろ?真に受けてどうすんだ」 「喜んで欲しいし、好きになって欲しいし、他になにすればいいでしょう?」 「…おめーが猫耳つけて、カカシの野郎にはウサギでもつけとけ。犬でもなんでもかまいやしないだろうよ」 「そうか!お揃いという手があった!ありがとうございます!」 「まあ好きにしとけ。だがな、そんな格好してるとおめぇの体がもた…チッ!」 「…その人、俺の飼い主なんだけど」 「カカシさん!おそろいでわんこはどうですか!」 「えーっと?何の話?」 「首なんかかしげちゃって…!か、かわいい!」 「…あー。お前らとっとと帰れ。そんで好きなだけいちゃついて来い。俺はもう知らん」 「ん。了解」 「ありがとうございました!」 「あーあ。なんなんだったく。めんどくせぇ」 ******************************************************************************** 適当。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |