変態の使い道

「…うぅ…コタツにずっと入ってると喉が渇くな…。」
「お水ですか？お茶ですか？俺の…」
「しまえ。…冬はやっぱり乾燥してるな。」
「冬はやっぱりイチャイチャですよね！」
「茶でも入れるか…。でもコタツから出たくないな…。」
「はぁい！今すぐ！」
「…余計なモノは入れてないな？」
「愛情たっぷりだけです！」
「そうか…まあ、いい。…うん。美味い。」
「イルカせんせ…美味しかったですかぁ？」
「…チッ！期待に満ちた目しやがって…。まあ、いい。来い。なでてやる。」
「えへへ…！も、もっと…！！！」
「なでるのに飽きたからもうやめる。…台所のみかんをとってくるなら考えてやってもいいが。」
「はい！！！白い筋もぜぇーんぶ剥いてありますよ！…イルカ先生も…！」
「そのネタは聞き飽きた。…うん。やっぱりコタツで冷たいみかんは最高だな。」
「ご、ご褒美…！！！」
「鞭と、踏むのとなでるのと…後はスペシャルがあるがどれがいい？」
「鞭…！踏んで欲しいし撫でて欲しいし…でも、スペシャルって魅力的な響きですね！」
「そうか…じゃ、スペシャルでいいな？」
「な、何されちゃうのかなぁ…！？」
「見た目だけはキラキラしてんのにな。お前。…スペシャルコースだ。…今晩お前は放置プレイ。」
「えぇぇぇぇぇ！！！」
「みかん美味いなぁ…。」
「い、今すぐ持ってきます！だから今日はイチャイチャ…！」
「ラーメンも食いたいかもなぁ…？あと、バニラアイス。お前がこの間買ってきた高そうなヤツがいい。」
「勿論！今すぐ！行ってきまーす！！！」
「…ふぅ…茶も美味い。な。」

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寒いと絶対にコタツから出たくない病になりがちという話。
但し、変態さんはタダではおきないので、強制的にスペシャルな夜を体験することになっちゃうかもしれません。
アイスとか…。