湯治8(変態さん)

「入っても良いとは言ったが近寄って良いとは言ってないからな?」
「温泉…!イ、イルカ先生の匂いが…!」
「きいちゃいねぇな…」
「その、ワシもおる。いざとなれば時間稼ぎくらいなら任せろ」
「ありがとな!…お前も大変だなぁ」
「肉球マッサージとブラッシングならいつでも受け付けておるぞ」
「はは!後でな!」
「…憎い…!でもパックンだしパックンだけどパックンで…!」
「カカシ。何度も言うが、ワシはプリチーなわんこで愛されキャラだが、女が好きじゃ」
「俺の方がかわいいもん!素敵なイルカ先生だけの犬だもん!そうですよね!イルカ先生!」
「かわいいかどうかは別として、立派というか見事な駄犬であることは確かだな」
「ほぅら!俺はイルカせんせだけの犬なんだから!節操なしに尻尾振ったりしないしぃ?」
「ふん!ワシとて主人はお前一人じゃ。…頼りない主人が今この若造と温泉に入っていられるのは誰のおかげかのう?」
「で、でもでも!イルカ先生が良いって言ったんだもん!イルカ先生からのお誘い!じらしプレイ!湯煙イルカを美味しく美味しく…!」
「うるせぇ喧嘩すんな!」
「うっ!そのじゃな!」
「喧嘩なんてしてませんから…!安心してくださいね!…ただそこの間男を…!」
「お前の忍犬だろうが!殺気だつんじゃねぇ!温泉はじっくりゆっくりつかるもんなんだよ!」
「そ、そうですね…!イルカ先生の成分がたぁっぷり溶け込んだお湯に一緒に…!」
「にごり湯でよかった…!あとそっから先にはくるんじゃねぇぞ?」
「に、にごってると色々出ちゃっても目立ちませんよね…!」
「汚いだろうが!?まさか…!?」
「大丈夫でぇす!ほらぁ…出すならイルカ先生の中じゃないとっていうか!たっぷり出して二人でとろとろになるまで…!」
「約束を忘れたか?」
「はぁい!やめる時も健やかなる時もジジイになってもいつか死んでも永遠に愛し続けることを…!」
「黙れ。…ここから出たら絶ッ対に存在を感じ取らせるなよ?あくまで今回はパックンのおかげだってことを忘れるんじゃねぇ!」
「パックン…?」
「いい加減にせい!ワシはじゃな…!」
「あ、でも湯煙イルカ視姦…!」
「ったく!どうしようもないヤツじゃ…」
「パックン。悪いが」
「あー…そうじゃな。寝床に贅沢は言わんが、マッサージは約束じゃぞ?」
「ああ!…すまん」
「気にするな。カカシ。イルカの護衛にはワシがつくぞ」
「えぇえぇええ!?」
「俺の指名だ。文句言うな。…もし寝てる間に何かあったら危ないだろ?」
「そ、そうですね…!パックン…」
「そういうわけじゃ。ちゃんと布団は分けるから安心しろ。それと若造の飯の用意はいいのか?」
「あ、そうだった!ちゃぁああんと色々!」
「…とりあえず上がるか」
「そうじゃな…」

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変態さん。
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