「…っ!最後の消され…ぅあっ…んだこれ…っ!?くそ…っ!あの馬鹿…!」 「みーつけた」 「な、んで…!?」 「言ったでしょ?負ける気はないって」 「俺だって…!」 「アンタのチャクラも匂いも気配も…全部覚えてる。側にいればすぐ分かる。…ここが、疼くから」 「…アンタの毛の生えた心臓がか?ウソつけ!こんなことしでかして…!」 「毛がはえてんのはそっちでしょ?俺相手に逃げ回るなんてね?中忍なのに。ま、…焦らされた分、覚悟できてるよね?」 「覚悟なら、とうにしてる!…絶対に…負けないってな!」 「っと!…まだやるの?諦めなさいよ」 「アンタこそいい加減その大人気ない態度何とかしろ!どれだけ周りに迷惑かけてると思ってるんだ!」 「ならアンタが逃げなきゃいいだけの話じゃない?おとなしく俺に祝われてればよかっただけでしょ?」 「祝うって…あんなの祝うって言わないだろ!?」 「ふぅん?気持ちイイの好きなくせに、今更誤魔化しても無駄なのに」 「なっ…!?」 「アンタ自分がどんな顔して、どんな声で鳴くか覚えてないんだもんねぇ?凄いよ?」 「だ、黙れ!俺は回りに迷惑かけてまでこんな下らない賭けなんて止めろって話を…!」 「下らなくないよ。アンタが他の連中に祝われるなんて我慢できないだけ」 「そ…!?だから何ども言ってるだろうが!一日中子どもたちといるわけじゃないって!帰って来てからまた酒でも…」 「そんなの他の奴らと変わらない。絶対にヤダね」 「う…っ!だ、だったら!週末に祝ってくれればいいだろ!それなら…多少無理しても翌日休みなら…」 「まだわかんないの?アンタが生まれて来てくれたことを祝うのは俺だけでいい」 「っ!いい加減にしろ!」 「いい加減にするのはそっちでしょ?これ以上抵抗するなら攫うよ?」 「なんてこと言うんだ!そんなことさせるか!」 「実力差わかってないよねぇ?必死な顔してるのが可愛くて楽しめたけど、もういいや」 「…つっ!ぁ…!は、なせ…!」 「捕まえた」 「くっそ…っ!俺の誕生日だってのに…!人の話を聞け!」 「聞いたでしょ?もう十分。いいから帰るよ?」 「断る!まだ話は終わって…え…!?あ…!?」 「…これで、アンタの負けでしょ?好きにさせてもらう」 「なに、した…!?」 「そっちも相当色々しかけてきたでしょ?安心しなよ。俺のはただの薬。ただし、よく効く、ね?」 「ただのって…これ…!あ…ぁ…!」 「仕事だなんだって理由つけて、何度言っても諦めないんだもん。ガンコなアンタが気兼ねなく休めるように抱き潰してあげる」 「ふぁ…い…やだ…!」 「抵抗したって無駄なの分かってるでしょ?」 「…ぅ」 「イルカ…?ちょっと!もしかしてチャクラ切れ…!?」 「ふ、う…!」 「帰るよ。なんでこんなになるまで意地張るんだか…!」 「そっち、だろ…!俺は…他の誰かに祝って欲しいから言ってるんじゃない…!」 「知ってる。アンタはさ、一生懸命なガキどもが好きなだけでしょ?…でも俺は、欠片だってアンタを渡したくない」 「なん、で、そんな…不安になる…?…俺の、せいか…?」 「アンタはキレイで、馬鹿みたいに優しくするから誰だって欲しくなる。アンタは俺だけのモノなのにね?」 「ちがう」 「なんて言っても駄目。誤魔化されないよ。…いいから、おとなしくしてな。すぐに気持ちよくしてあげるから」 「俺の。俺の欲しいものなんだか、分かるか?」 「さぁね?アンタのことだから、平和だの笑顔だのでしょ?どうせ」 「…無理、言ったんだ。アンタの休み」 「は?」 「休ませろって。俺のなんだから誕生日くらい返してくれって」 「アンタ、が…!?だから俺が言う前に…!」 「こんなことじゃなくて、もっと普通に、里で、俺と…!だから、今日も明日も…あ、…!」 「…もういい。いいから黙って。…そんなこと言っちゃってさ。知らないから!」 「や、なに…!?ここ、で…!?」 「どこでだっていいでしょ?誰にも見せやしない。俺以外の誰にも」 「い、た…っ!や、そん…っあぁ…っ!?」 「…イルカ…!」 「うぅ…!も、いいから、全部よこせ…!」 「当然!…覚悟しとけって言ったでしょ?ああほら、丁度…今からアンタの誕生日だ」 「んっあ…!誕生日なんだから、全部俺の…」 「ん。最高の誕生日にしてあげる」 ********************************************************************************* 愛が溢れて大暴走!本人たちはそこそこしやわせ? …とかとかどうでしょう? えー…ではではー!また御気軽に遊びにいらして下さいませ!!! |