「これつけて…完成だぜ!どうだ?」 「あー…犬か。今年はお前が犬だからなのか…そうか…」 「照れるなって!当然カカシもすっごくかわいいぞ!足袋も完璧だ!」 「…何が悲しくて猫耳なんかにつけなきゃならないんだ…!」 「やっぱり秀逸なのは…アスマにいちゃんだよな!」 「…意識は既にないけどな。見事なまでに虚ろな目ぇして…まあ当然か」 「似合うよなぁ!妖精さん!アスマ兄ちゃんの筋肉とか毛とかを激しく強調しちゃってるぜ!ピンクが目を引く斬新な…!」 「それ以上言ってやるな…!頼むからそっとしておいてやってくれ…!」 「キラキラ輝く透明な羽もチャームポイントだぞ?首元の毛皮でアスマ兄ちゃんの野性味溢れる魅力も見事に演出…」 「…ピクリとも動かない…哀れすぎるが…それもこれも…!」 「さ!出かけるぞー!じいちゃんちへ!」 「里長の癖に…!あとクマはもう無理だろ?自力歩行が出来そうな状態じゃない」 「あ、その辺は任せとけ!てぇい!」 「チャクラ糸!?…クグツの術か!」 「へへー!凄いだろ!こないだ本読んで頑張ってみたんだ!」 「腕を上げたな…!じゃなくて!?覚えたのは評価してやるが、こんなもん使わなきゃいけない状態にするんじゃない!」 「まあそう吼えるなって!今日は…ちゃーっとでっかい糖分確保バスケットも完備した!たーっぷり集めるぞ!」 「かぼちゃの顔か…なんかもうどうでもいいか…ぎこちなく動くクマが異常に気持ち悪いが」 「さてと!カカシが腹を空かせてることだし!皆も行くぞー!」 「「「「「おう!」」」」」」 「…パックンは逃げ切ったか。…なんでわざわざ犬に猫耳付けたがるのか意味が分からん!」 「へへー!今年は何かなー?」 「うう…任務中止にされた理由がこんな下らないことだなんて…!」 ***** 「じいちゃーん!おお!すげぇ!かっけー!!!きゅーけつきってやつだよな!!!」 「おお!イルカや!よう来たのう!…おお、カカシも!」 「イイ年して恥ずかしげもなく…。あとアンタの息子はスルーなのか!?」 「修行が足らんな。イルカにしてやられるとは」 「クマ…哀れなヤツ…」 「じいちゃん!とりっくおあとりーと!あとじいちゃんにもコレ上げる!かぼちゃけーき!」 「ありがとうな!…ではワシからも…ほれ」 「ちょっ!?三代目!?」 「なんじゃうるさいのう?ちゃんとおぬしの分もあるわい」 「そうじゃないでしょ!なにこの高級菓子!?」 「え?じいちゃんが毎年色々くれよ?うまいんだ!」 「…三代目…!?」 「菓子くらいかまわんじゃろうが!ほれ!後で一緒に食べなさい」 「…ノリノリだし、息子はアレだし…コイツの周りにまともな…いたらこうはならないよな…分かってたはずなのにこの衝撃はどうしたらいいんだ…!?」 「さーって!お次は商店街だな!いっくぞー!!!」 「こ、こら!離せ!落ち着け!」 「…うむうむ!楽しそうでなによりじゃな!…アスマにはどこぞで修行させねばならんかのう?」 ********************************************************************************* 子イルカー! …かわいいですよ?ゾンビな動きのクマフェアリー。いろんな意味で周囲を恐怖に陥れましたが。 ではではー!なにかしらつっこみだのご感想だの御気軽にどうぞー! |