危険な誘い(毒暗部)


「あー…くそっ!そろそろヤバイか?」
「あらそ?」
「うわっ!なんでここに!?」
「なんでって、帰り遅いんだもん」
「遅いも何も!任務中だ!」
「んー?そうみたいね?」
「えーっと。お前は?なんでこんなとこに…!?」
「迎えに来ただけー」
「はぁ…。じゃ、そこで待ってろ。俺は…」
「今突っ込んでっても駄目でしょ?」
「でも!仲間が!」
「んー?そうね。でももうちょっと待ってて」
「お前には関係ないだろ!あれじゃそんなにもたな…」
「せっかちだねぇ?…ほら」
「あ!暗部…!?」
「言ったでしょ?迎えにきただけって」
「応援部隊か…!でも式もつぶされて…」
「うちの帰りが遅いから迎えに行きたいんですけどって行ったら許可くれたし、仲間も手伝ってくれるって言ってくれたのよね」
「そうか…!すまん!正直助かった!ありがとな!」
「でもねぇ…」
「しぇんぱい!終わりました!」
「ん。ありがと」
「ここここ!?この人…!」
「さあ、帰りましょう!この中に…いえ、この人もまだ任務中ですしね!」
「あ、テンゾウは帰っていいよー?俺はイルカと帰るから」
「え!で、でも…それじゃ飲みに…!」
「なにがどうなってこうなったんだよ!?」
「任務終わった後最近付き合い悪いから、酒飲もうって仲間に誘われて、そしたらいつの間にかテンゾウもそこにいたのよねぇ?」
「…で、着いて来ちゃったと」
「ま、そんな感じかな」
「どうすんだよ!?こ、この人って…!」
「しぇんぱいと絶対に今日こそ…!ふ、ふふふふふふ…!」
「大体なんでその流れで俺を迎えになんて…!?いや、助かったけどさ!この人どうしたらいいんだ…!?」
「あ、それはイルカも一緒じゃなきゃヤダって言ったから」
「はぁ!?なんだそりゃ!?」
「顔みたことないのもいたからねぇ?ちょっかいかけないならいいよーって」
「勝手になんてことしてんだー!?大体俺が困るだろうが!」
「うみの!無事か!」
「あ!はい!隊長!そちらも間に合ってよかった…!」
「任務は無事完了しました。…ありがとうございます!」
「んー?ま、ついでだし?…ねぇ。もういーい?」
「え、ああはい。彼に次の任務でも…?」
「イルカは俺のだから早く帰っていちゃいちゃしたいなぁって」
「わー!?わー!?何てこと言うんだ!?」
「…あ、暗部が恋人なのか…あーその、…がんばれよ!」
「じゃ、いいよね。帰るよー」
「へ?うわぁっ!降ろせえぇええ…!」
「…まあ、後は撤収と報告だけだしな」
「しぇんぱい…うふふ…!」
「…あの?貴方はまだ他に…?」
「え?あー!いない!待ってくださいしぇんぱぁああい!」
「なんだったんだ…!?」
「とりあえず早く帰りましょうか…俺たちも」


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毒暗部。
テンゾウたんストーカー悪化中。
ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ!

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