まるで天使のような

始めてあった時その人は俺に微笑んでくれた。まるで春の日差しのように優しいその微笑みはまるで天使のようで。

思わず見ほれた俺に…その人はこう言った。

「こんにちは。イルカ先生」

どこか舌っ足らずにも感じるのに、視線がソレを裏切って。
鋭く、まるで刺すようなその視線。…ただ、どうしてもその視線から目を逸らせなかった。

そこにあったのは穏やかにしみこむ遅効性の毒のような…甘い痺れ。

離れなければと思う前に、一瞬でその視線は柔らかい物に変わった。

だから、俺は。
ただ当たり前の挨拶を返し、気のせいだったのだと思うコトにしたのだ。

俺に向けられた、あの天使のような微笑に騙されて。

*****

あの視線の鋭さは無視してはいけないものだったのに。

あまりにも穏やかな物腰にだまされて、それを忘れた。
…その己のおろかさを今更思い知っている。

会うたびに物慣れない少年のようにはにかむあの人を愛おしく思いはじめて…。少しずつ距離を縮めてくれるのが嬉しかった。
…がんじがらめになっているなんて、気付きもせずに。

あまりにも自然に近づいてくるのを受け入れて、懐に入れてしまってから…その正体を知った。

もう後戻りが出来ないのだと思い知った時にはもう遅かった。
身も心も囚われて…どこにも逃げられなくなっていたから。

そう、逃げようと思いもしないくらいに。

途中で気付いてももう遅い。忍ならば下忍でも知っていることだ。

一人で生きてきて、これからもずっと一人で生きていこうと思っていたのに。

捕らえられて、馴らさせて、駄目になって…。

もう、あの人とはなれては生きていけなくなってしまった。

暖かい腕は俺を守るためにじゃなく、俺を捕らえるためのもの。優しい言葉は俺を労わるためじゃなく、俺を縛り付けるための巧妙な罠だったのに。

囚われてしまったら、後はもう、その腕がずっと捕らえてくれることを祈ることしか出来ないというのに。

息をするのも笑うのも、全部あの人のためになって、それを当然だとしか思えなくなった。人として、ソレは駄目だと叫ぶ自分は確かにいるというのに。

…そうして彼は笑うのだ。

「愛なんて言葉は知らない。でも。…離さないよ?」

そう…あの天使の微笑で。


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酒の勢いでへんちくりんなのをあげてみる。
じわじわストーカー系をまた増やしてみるってばよ!
人が少ないときこそちゃれんじゃー!←迷惑。
次…ヤンかかとかだろうか…?その前に原稿ですよねー…!
えー…ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー!

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