「うわっ!とっとっ!あぶねっ!」 「良かったな!落とさなくて!…あ、でもそれ、またか?今日帰還だったんだな」 「またかって言うな!…はぁ…」 「下駄箱にこだわるのが不思議だよなー?また今日も結構な厚みの封筒だし…」 「滑り落ちてくるのに毎回驚くんだよな…。どうしてわざわざ手紙なんだろう…」 「で、中身はどうなんだよ?」 「わっ!見るなって!危ないだろ!」 「なんだよー?照れるなって!お前が上手くいってるの知ってるんだからさ!」 「ち、ちがう!…俺以外が見るとナニが起こるかわからないって…!」 「え…!?」 「あー…そんなに距離とらなくても大丈夫だ。術じゃないから」 「ってことは…!?」 「恥ずかしいから見た人の記憶消しちゃうかもって」 「き、記憶操作…!?」 「しかも手が滑って余計なモノまで消しちゃったらごめんなさいとも言ってたからなー…危ないと思う。正直」 「こ、こえええええ!なんだよそれ!?記憶だけならまだいいけど…存在そのものとか…!?」 「…中身は、普通だ。…普通っていうか…うん。ただの手紙だよ」 「あ、うん。なんかわかったからいいわ」 「悪い」 「だから真っ赤になるなって!はたけ上忍が見てたらどうすんだ!…お前らってほんっとラブラブだよな?」 「ら、らぶらぶっていうか…!まあでも、うん。あの人の事は好きだけど!その!」 「かーっ!やってらんねー!男らしいっていうかお前らしいっていうか…!」 「うぅぅ…!」 「わかった。お前もう帰れ」 「え?でもこれから受付…」 「その手紙、どうせ待ってるだの愛してるのだの書いてあるんだろ?」 「うわー!?いうなー!」 「わあ!?叫ぶなよ!」 「な、なんで分かったんだ…!」 「お前の顔見りゃばればれだろうが!…シフト代わってやる」 「いや、大丈夫だって!」 「待ってんだろ?こんなに分厚い恋文よこす恋人が」 「うっ!だ、だからって仕事は…!」 「だーかーら!代わってやるだけだって!はたけ上忍が任務の時に今度代わってもらうから!第一お前、あの人がいないとシフトはいってなくても勝手に手伝いに来てるじゃないか!」 「いや、それはその!」 「…寂しがり屋の恋人持つと大変だな?はたけ上忍もさ」 「寂しく、なんか…」 「いいから行けって。あの人のことだから、またきっとじーっと待ってるぞ?お前が来るまで」 「うっ!それは…そうだろうな…」 「しょげてる暇あったらさっさと行って来い!」 「…すまん!ありがとな!」 「…やれやれだなー…?さて、明日のシフトもなんとかしとかないと」 ********************************************************************************* 適当ー! 恋文で恋人アピールがっつりな上忍は、照れて美味しそうな中忍教師を美味しく…げふんごふん! ではではー!なにかしらつっこみだのご感想だの御気軽にどうぞー! |