「食べて食べて食べまくるぞー!!!」 「落ち着けイルカ!箸持ったまま歩くんじゃない!…お前のその食い物に対する執着はどっからきてるんだろうな…。」 「カカシも食え!食べ放題なんだぞ!?食わないでどうする!!!」 「目が怖いぞ…。そもそもどこで貰ってきたんだこの食事券?」 「商店街でつい美味そうな肉を凝視してたら、知らないおっちゃんが泣きそうな顔でくれた。コレくらいしかできないけど、 せめて一杯ご飯食べなさいって!」 「…食わせてないみたいだろ!それじゃ!その前にまず知らない相手からそんなもん素直に受け取るんじゃない! 何かあったら…!」 「まあ食え!話はソレからだ!」 「…そうだな。食わないことにはお前の脳が会話に向かないもんな…。」 「焼っきにっく焼っきにっく食べほぅーだーい!!!」 「まあ、確かに俺が食わせてるって言うより食費だけ出してるだけだけどな…。何でこんなに欠食児童みたいな真似を…。」 「何がいいかな!?カルビ!ハラミ!上たん塩!デザートだって食っちゃうぜ!!!」 「…食うか…。ロース。あとは飯があればいいや…。」 「控えめだな!そんなんじゃ…!あ、そっか。役作りか?」 「違う!お前見てるだけで腹いっぱいになっただけだ!そもそも俺は俳優じゃ…」 「そうか…!!!流石カカシだな!!!でも肉は重要だぞ?」 「人の話聞いてないだろ…。こんな時にクマめ…!」 「え?アスマ兄ちゃんも連れてきたかった?だって券2枚しかないからさ!」 「ナチュラルにアイツを冷遇するよな。お前…。」 「カカシー!これ持ってっといてー!!!」 「おいこんなに山盛りの肉!どうする気だ!」 「肉の次は野菜だぜ!!!」 「…諦めるか…。」 ***** 「へー?美味いな。結構。値段の割りに。ま、今日はタダ券だけど。」 「おっちゃんいい人だなぁ!今度あったらお礼に俺の美しい女装姿でも…!」 「止めなさい!何かあったらどうするんだ!…俺がお礼するから連絡先聞くくらいにしとくこと!」 「そうか!…スポンサー候補だな?流石カカシ!あったまいいぜ!!!」 「もういいから食え。まだ半分以上あるぞ?」 「おうとも!さ!カカシも!」 「もがっ!?…だからさっきから俺は自分で食えると…ふごっ!」 「レモンが生ってのがまたニクイぜ…!!!」 「もう…いい…。 「どうしたそんなにがっついて?」 「おまへもくへ!!!」 「あむ!ありがほ!あちっ!美味い!」 「早く食い終わってこいつを…!」 「…うんうん!肉は大事だよな!」 ********************************************************************************* 食べ放題…最近行ってないなぁ…と思ったので。 子イルカは男らしくガッツリ行きます!!!肉も野菜もたっぷりと!!! その後、おっさんを暗部(自分の部下)を使って探させて、裏がないか確認してから親戚を名乗って お礼を…などと涙ぐましい努力をしたかもしれないカカチがいたとかいないとか…。 空腹時のお子様ほど人の話を聞かない生き物はいないという話…。 |