春の病30(適当)


これの続き。

「なぁ。どうしたんだよ?」
「どうしたって?」
「…なんか、カカシ、変だ」
「変って…どこもおかしくないでしょ?」
「うそつくな!何隠してるんだよ!」
「暴れたら危ないでしょ?隠すって…酷いなぁ?別に何も」
「…ならなんでそんなに焦ってるんだよ!」
「早く帰ってイルカといちゃいちゃしたいだけだもん」
「降ろせ」
「ヤダ」
「おーろーせー!」
「いたっ!いたたっ!…もう、どうしたのよ?」
「先生にもちゃんと挨拶できなかった」
「…怒ってる?」
「当たり前だ馬鹿!ホントにどうしたんだよ?」
「だって。置いてかないで」
「…なんでそんな顔…!置いてくって、任務だから仕方ないだろ!」
「違う。そうじゃなくて。…嫌なの。イルカと引き離されるのが」
「え?だから任務なんだから…大丈夫だって」
「だって他にも任務はいっぱいあるでしょ?それなのに最近時間がかかる任務ばっかりじゃない!」
「低ランクばっかりじゃ能力が伸びないだろ!先生は俺たちのこと考えて…」
「ヤダ。…イルカが帰ってこないんじゃないかって思うの怖い」
「…そんなの…!じゃあ任務行くなって、もう高ランク任務受けるなって言ったら、カカシなら従うのか!?」
「イルカが言うなら…」
「…っうそつき!馬鹿!もう知らねぇ!」
「駄目!…ねぇ。お願い。どこにもいかないで」
「離せ…!」
「ヤダ。…だって、イルカと離れたくない」
「カカシ…?」
「皆うそつきだもん。大丈夫だって、側にいるって…言ったくせに…!」
「カカシ…」
「イルカは強いけど無鉄砲だし、あの上忍師弱っちいし…こんなにずっと帰ってくるの遅いなんて…!」
「馬鹿」
「馬鹿でいい。…イルカが側にいてくれるなら」
「わがままばっか言いやがって!俺だってずっとお前の心配ばっかりしてるんだぞ!」
「え!ホント!」
「嬉しそうにするな馬鹿!」
「…だってイルカが思ってくれてるなんて…!」
「はぁ…。いいか?任務なら行くし、邪魔したら怒る」
「…うん」
「でも、絶対帰ってくるから。もしすっごく危ないことになったら、真っ先にお前に式飛ばすし」
「うん」
「だから…泣くな」
「…うん…!」
「ああもう!…苦しいだろ?そんなにぎゅーぎゅーしがみつくな!」
「うん…」
「帰る。そんで飯も作るし風呂も入るし寝る。…今日は一緒に風呂入ってやる」
「ホント!」
「だから、俺がそんなに信用できないかどうか考えろ。どうしてもって言うなら…」
「いうなら…?」
「忍、辞めろ。俺が養ってやる!」
「え?」
「だってそしたら俺の気持ちもわかるし、俺は心配しなくてもいいし」
「なにそれ!イルカばっかりずるい!」
「最初にずるいこと言い出したのカカシの方だろ!…自分ばっか心配だと思うな!」
「…ごめん」
「明日フレンチトースト作ってくれるなら許す」
「うん!」
「昼はラーメンな!」
「…ふふ…うん!」
「夜はまた一緒に寝てやる」
「…!イルカ、大好き!」
「わー!?だから力強すぎなんだよ!馬鹿!」
「早く帰ろ?」
「…はぁ…。まあいいか」
「なぁに?」
「なんでもない!」
「そ?…なんでもいいや。今日はずっと一緒だもんね!」
「うん」
「ならいい」
「ばーか」
「ばかでいいもーん」
「…大馬鹿。…でも、それでも俺はお前が」
「え…?」
「なんでもない。腹減った。早く帰るぞ!」
「うん!」


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適当な子カカイル続きまくり。
イルカちゃん悩む。
ではではー!なにかご意見ご感想等ございますれば御気軽にお知らせくださいませ!

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