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「先輩！僕、僕がんばります！」 「あら、やっぱりいるのね」 「すみません隊長！それから…隊長の恋人さんも」 「なっ！？」 「お二人にはご迷惑を…。こいつが勝手に三代目に交渉したらしいんです」 「いえ、そんな！…お前普段何話してるんだ！？」 「ま、いいんじゃない？俺はイルカと一緒にいるから、そっちお願いね？」 「よくな…うわっ！？」 「そんな！僕も行きます！大体中忍じゃ今回のターゲットは危険なんじゃ…！」 「イルカは強いよー？階級で実力を見誤ったりしないようにしなさいね。あとあんま触んないで。減っちゃう」 「は、はい…」 「お前なにを馬鹿なことを…！」 「それに俺が守るしねー？」 「…！必要ない！自分の身は自分で守る！…だからちゃんと命令して下さい」 「ん。イルカにお願いしたいこともあるし、後で打ち合わせしよ？」 「はい！」 「隊長の恋人って…なんか分かるな。お似合いっていうかさ」 「だよなぁ。確かに男らしいけど、隊長がかわいいっていう気持ちも分かるかも」 「じゃ、とっとと終わらせて帰るよー！ね？」 「な、なにが、ね？だ！ほ、ほら！いいからさっさと打ち合わせ…」 「うぅぅ…！あんなになれなれしく先輩に…！もがっ！」 「ん？なぁに？テンゾウ？」 「ああ、ほら！こいつの持病です！隊長は打ち合わせを！」 「ん、じゃ、よろしくねー」 「お前ホントいい加減にしろよ！？」 「だ、だって！先輩があんな…あんなに嬉しそうにしてるの始めてで…僕じゃ、駄目なんですか…」 「そうだな。駄目だろうな」 「確実に駄目だろうな」 「そ、そんなぁ…！僕なら全力で先輩をサポートできるのに…！」 「だーかーら。プライベートで付き合う気がないんだろ？」 「お前の実力は隊長だって評価してるさ。そういうとこ公平な人だろ？」 「そうです！先輩は公平で優しくてかっこよくて…！」 「で、その上でお前と普段の生活で関わるつもりがないんだよ」 「恋人さんとお似合いだっただろ？いい加減邪魔しすぎると今度は隊長に制裁加えられる…いや、存在を無視されかねないぞ？」 「え…！？」 「わかったら任務まともにこなして、邪魔しないで見守ってろ。…ってなんか帰ってくるの遅いよな？」 「そもそも打ち合わせとか言ってたけど…あの中忍つやっぽいからなー？先輩が相当…」 「うぅっ！」 「わあ！？どうしたテンゾウ！？頭からなんかこう色々生えて…！？」 「顔真っ赤だぞ！？…だから帰れっていっただろ！」 「先輩とあの中忍が…中忍が色っぽ…うぅ…！」 「…とりあえず任務さっさと片付けような…」 「帰還したら直訴しよう。こいつと隊長の接近禁止は必須だな」 ********************************************************************************* 毒暗部。 やっぱりいた後輩。そして軽く邪魔者扱い。←酷。 ではではー！なにかご意見ご感想等ございますれば御気軽にお知らせくださいませ！ |