「うぅぅ…なんでそんなにしつこいんだ…」 「んー?だって折角だし?」 「折角って…お前里にいてもやりたい放題じゃないか…!」 「そ?」 「自覚無かったのか…!?」 「ま、いっか。かわいかったし」 「よくねぇ!護衛中だってのに…!」 「あ、それなら大丈夫。大本も処分済みだってさ」 「…そっか。それなら」 「そこまではいいんだけどねぇ…?」 「なんだ?何かあったのか…?」 「お嬢様っていうの連れて戻ったら、また任務押し付けられそう」 「へ?」 「めんどくさいのと取引してたみたいでねぇ…。あーやだやだ」 「やだやだって…任務だろ!まあ確かに厄介そうなのは心配だけど…俺は何をすればいい?」 「んー?帰還してもらおうかなー?」 「なっ!?厄介な相手なんだろ?だったらせめてサポートくらい…!」 「だっていたら襲っちゃうもん」 「はぁ!?」 「テンゾウも来るとかもういるとか言ってるし、これ以上イルカにちょっかいかけられるのヤだしね」 「ま、まあ確かにあの人はちょっとあれだけどな?多分一生懸命って言うか…でもむしろあの人返した方がいいんじゃないか…?お前と一緒だとアレじゃ…?」 「そうね。でもなんでかしらないけど既に合流してるとかなんとか」 「俺も行く。足手まといになるなら別だけど、あの子が狙われてるんだろ?あんなにいい子なのに!」 「そーね?いい子っていうか・・・イルカにくっつきすぎだよね?」 「人見知りしない子だよなぁ?あんな父ちゃんだと結婚とか大変かもしれないけど、まっすぐ育ってくれるといいな!」 「うーん?どうしよ?」 「確かに俺は中忍だけど、お前から見てもそこそこやれる方なんだろ?だったら…!」 「ここでしっかりヤリ貯めしといて、任務終わるまで我慢かなー?」 「何の話だ!?」 「今日はいっぱいしようっと。まだ時間あるもんね?」 「こ、こら待て!なっぁ…!」 「浜辺でいちゃいちゃできなかったのは残念だけど…全部片付いたら今度こそゆっくりいちゃいちゃしようね?」 「んっ!も、さんざん…!確かに海沿いだけど、まさかそれでこの任務引き受けたのか…!?」 「ま、今度休みとるからそのときにねー?」 「なんでだー!?」 ***** 「うぅぅ…あ、お嬢様。お迎えにあがりました」 「あ!こんにちは!…もしかしてもう帰らなきゃいけないの…?」 「は、はい!すみません。遅くなってしまって…」 「いいの。本当はもっと遊びたかったから。でも、お父様にお土産もこんなにたくさん!」 「随分たくさん取れたんですね!きれいだなぁ!」 「わんちゃんが手伝ってくれたの!」 「へぇ!凄いなぁ!お疲れ様!」 「じゃ、もどっていいよー?」 「あ!なんだよ!挨拶くらい…!」 「だって、イルカの取り分減っちゃうし?」 「お前は…!」 「ふふ!仲がいいのね!…お父様も待ってるから、私もご挨拶してきます!」 「…いい子だよなぁ…ほんとに」 「そうね。物分りがよくて助かるよね。とっとと戻って、すぐ片付けちゃお?」 「そうだな。ともかく、あの子がちゃんと安全に暮らせるようにしたいもんな!」 「あー早く帰りたい」 「はぁ…お前ががんばったらいいだろ。俺もがんばるけど。そしたら…」 「そしたら?」 「…ちょ、ちょっとだけならサービスしてやる!」 「ホント!…あ、なんかやる気でたかも」 「その代わり任務中は駄目だからな!ほ、ほら行くぞ!」 「りょーかい。楽しみにしてるねー?」 ********************************************************************************* 毒暗部。 なぜかまだまだ続くのでしたよ…暑いからってことで! ではではー!なにかご意見ご感想等ございますれば御気軽にお知らせくださいませ! |