「お父様はね!いつもお仕事がたくさんあるけど、お休みの日は私と遊んでくれるの!」 「先ほども随分心配していらっしゃいました。お嬢様をとても大切に思っているんですね」 「…でも…今回のお出かけはどうしても一緒にいけない御用があるって…」 「そうですね…。うちの里の者たちもお父様のお仕事を手伝うようにご依頼を受けました。それが終わったらきっとまた一緒に遊べますよ」 「…寂しいけど、お父様のお仕事はとても大変だから、ちゃんと我慢する!お母様と約束したもん!」 「お父様の代わりにはなれませんが、任務中は俺…私もそばにいます。何かあったらすぐに教えてくださいね?」 「はぁい!お父様もあなたの言うことをちゃんと良く聞きなさいって言ってたから、ちゃんとできます!」 「いいお返事ですね!では、私も悪い人がいないかどうかちゃんと見張って…」 「ふぅん?分かってたけど楽しそうね?」 「きゃあ!」 「こら!なにすんだ!子供をびっくりさせるんじゃない!」 「こんなにちっこくてもコレ、女だしねぇ…?二人っきりって妬けるかも」 「わー!?わー!?こんなちっこい子相手に何てこと言うんだ!?」 「ちっこい…」 「へ?」 「あらら?どーしたの?」 「…お母様にちゃんとお父様の面倒を見てねって言われてるのに…」 「だ、大丈夫!ちゃんと大きくなれるから!」 「本当?お母様みたいになれる?」 「もちろん!」 「そうそう。子供なんて育つのあっという間よー?だからあんまりくっつかないでね?」 「お前はちょっと黙ってろ!…急ぎすぎて無理するより、ゆっくり大きくなればいいんすよ。お父様もお母様も、きっといろんなことを見て、知って、そうして育って欲しいと思ってるはずです」 「…うん。お母様も生きてるときにそう言ってた」 「なら、今はまだ小さくてもそのうちちゃーんと大きく育って美人になれるます!好き嫌いせずに食べて、夜ふかししないければね?」 「…お野菜嫌いだけど、がんばって食べます!」 「よし!じゃあ早速お昼のお弁当を残さず食べる所から始めましょうね!」 「はい!」 「あーあ。向いてると思ってたけどやっぱりね。…あんまり子供ばっかり構ってるといたずらしちゃおうかなー?」 「大人気ないことばっかり言うんじゃない!子供の前で!」 「ふふふ!大きくなってもお面の人は子供みたいね!」 「子供じゃないよー?宿でゴミ掃除したらいちゃいちゃするから、イルカ返してね」 「わー!?わー!?何てこと言うんだ!?」 「ちゃんと一人で眠れるから大丈夫。お面の人は一人じゃ眠れないんでしょ?だったら譲ってあげる」 「お嬢様…!それに引き換え…お前、恥ずかしいと思わないのか…?」 「ま、一人で眠れないんじゃなくて寝る気がないだけだけど、いんじゃない?」 「はぁ…。こんなんで護衛なんてできるのか…!?」 ********************************************************************************* 毒暗部。 つづきのつづきのつづきそのつづきー!なんか長いですが許してくだされ。゜。゜(ノД`)゜。゜。 そしてもうちょいと変態さんアンケート放置予定!ご意見ぷりーず! ではではー!なにかご意見ご感想等ございますれば御気軽にお知らせくださいませ! |