「雨だなぁ…」 「梅雨だねぇ?」 「そうだな。任務前に色々片付けてかないと」 「んー?どっか行くの?」 「どっかじゃない!任務だ!」 「ふぅん?」 「…お前ほどじゃないけど俺だって忍だ。5日位戻らないから、その間ちゃんと色々…」 「あ、それ同じ任務かも」 「へ?」 「後方支援でしょ?」 「…守秘義務だ!あたりだけど!」 「ん。よかった」 「なにがだ!」 「え?だって任務先でもいちゃぱらできるじゃない」 「なっ!?するわけないだろう!任務中だぞ!」 「えー?だって俺任務続きで最近ヤれてないし?」 「そういうこというな!…いいから冷蔵庫の整理手伝え!」 「あ、もしかして料理しようとしてたの?」 「あたりまえだ!捨てたりしたらもったいないだろ!」 「じゃ、こっちとこっちはゆでて冷凍。ひき肉は使っちゃおうね。足速いし。あとのは持つでしょ」 「そ、うか…」 「ま、これ全部食べてもらってもいいけど。体使うしねぇ?」 「…移動が長そうだけどそうでもないだろ?戦闘になったら別だけど」 「音が心配ならちゃんと準備しとくし」 「…ちょっとまて、何の話だ!」 「ナニの話?」 「どうしてそっちばっかりに行くんだ!大体任務なんだから準備とか…!」 「すぐけりつくよー。護衛する対象が対象ってだけだし」 「…任務内容さらっと言うんじゃない!」 「だってイルカも行くんでしょ?」 「そ、そうだけど!そういう問題じゃ…!」 「俺、隊長だからよろしくね?」 「は!?」 「あんまり人数多いと面倒だし。指名したら通っちゃった」 「そんな適当な理由で選ぶな!…ちょっと嬉しかったのに…!」 「んー?そんなに大変じゃないよ?人当たりが良くて、子どもの扱い上手いでしょ?」 「へ?」 「適任だよねぇ?そこそこ強いし、もしなにかあってもトラップでしばらく凌げるでしょ?他にちょうどいいのっていないし」 「そ、そっか!へへ!そこそこは余計だけどな!」 「ちょっと部下に変わったのが志願してきたけど、ま、なんとかなるでしょ?」 「そ、そうか…ちょっと心配だけど、足ひっぱらないようにするからな!」 「ふふ…楽しみにしてるね?」 「おうとも!」 「職権乱用も悪くないよね?テンゾウはいざとなったら里に帰そうっと」 ********************************************************************************* 毒暗部。 ちょっとだけとはいえ舞い上がった中忍に明日はあるのか…! ではではー!なにかご意見ご感想等ございますれば御気軽にお知らせくださいませ! |