「あっついよなぁ」 「そうだな。しかも蒸し暑いんだよ…」 「雨ばっかだし蚊も出るし、雨でびしょぬれでも子どもは元気だからなぁ…」 「そのくせ風引くしな。幼年クラスでも結構流行ってるみたいだからイルカも気をつけろよ?」 「おう!…なーんでびしょぬれになったまんまで遊ぶかなぁ?全く!」 「あ、でもバカは風邪引かないって言うから大丈夫か!」 「夏風邪は馬鹿が引くんだろ?」 「はは!そうだな!どっちにしろ言い訳はあるってことか!」 「にしても…ほんっと蒸し暑いな」 「そういやお前汗凄いぞ?何やったんだよ?」 「演習はつつがなく終了したんだけどなー…。勝ったの負けたので取っ組み合い始めて…両成敗しといたけどな」 「あー…まあシャワーだけでも浴びてきたらどうだ?」 「そうだな。さっぱりしてきた方がいいか」 「あ、でも気をつけろよ?」 「へ?何に?右奥のシャワーの出がわるいのは知ってるぞ?」 「そうじゃないんだって!お前回覧読んだか?」 「ああ!例の…覗きだっけ?でも男の裸なんて態々覗きに来ないだろ?」 「だー!やっぱりちゃんと読んでねぇな?」 「な、なんだよ?」 「覗かれたのお前だぞ?」 「へ!?」 「この間お前がシャワー使ってるときに窓の修繕やってたんだけどさ、いたんだよ」 「何が…?」 「シャワールームの窓にくっ付いてるのが」 「こええ!?全然そんな気配は…!あ、そっか!女子用と勘違いしたのか!」 「いや。あれは多分なんか別の…だってそうじゃなきゃあんなに真剣には…」 「そういや、捕まえられなかったんだよな?」 「凄まじい殺気向けられた。それで怯んでるすきに…」 「お前がってことは、中忍以上は確定だよな…?」 「…あのさ。格好だけは…暗部だった」 「え!?」 「でもわかんないだろ?変化かもしれないし」 「そうだな…上の学年なら変化で悪戯ってことも…!」 「それはない。あれは…絶対に生徒なんかじゃなかった」 「うぅぅ…!怖いこと言うなよ!」 「…とにかく、気をつけろよ?」 「あ、ああ。わかった」 ***** 「ででででででで…!」 「無事か!?イルカ!?」 「で、出たんだ…!」 「そ、それなんだ!?」 「プレゼントって…なんだよこれ…」 「この赤いの!血だよなこれ…!?中身は高級菓子っぽいけど…」 「暗部もシャワー浴びたくて待ってたのか…!?土産が汚れちゃったからくれたとか…!?」 「そ、そうだな!そういうことにしとこう!な?」 「ああ。こ、怖かった…」 「まあまあ。あれだ。ちゃんと本来の場所使ってくれって苦情出せば、もう出ないだろうし…」 「触んないでくれる?俺のに」 「へ?」 「お土産、ちょっと汚れちゃってたの思い出して…だめじゃない。湯上りに無防備な」 「な、なにが!?何がですか!?」 「ほら、こっち。まだ濡れてるよ…?」 「うわぁあぁあぁあ!」 「…えーっと。やっぱりホンモノ…?って!?イルカー!?」 ********************************************************************************* さらに適当! 連れ去られた中忍が発見されるまで3日ほど経過しましたが、無駄に色気たっぷりになっていたとかいないとか? えー…ではでは!ご意見ご感想など御気軽にどうぞ! |