秘密の小部屋雪山バージョン(あくまで子イルカ)

「寒いね…。」
「そうだな…。」
「どうしようか?」
「どうしようもこうしようも…何だってお前はこんなトコにこんなもんつくってるんだ!?」
「秘密の小部屋は秘密じゃないといけないだろ?それには人が来ない所…つまり雪山なんかうってつけって訳だ!!!」
「それならそれで、せめてちゃんと場所ぐらい覚えとけよ!!!ココ見つけるのに何時間掛かったと思ってるんだ!?」
「まあまあ!細かいことは気にするな!」
「細かくないだろ!大体お前は…」
「えーっと?確かここら辺に…お!あったあった!さ、食え!」
「もがっ!?な、何だコレ?」
「うみの家秘伝携帯食!」
「いつから置いてあるんだよ…?」
「えっと?いつだったっけ?カカシが来る前なのは確かだけど?」
「変なもん食わすな!悪くなってたらどうするんだ!」
「大丈夫だって!悪くならないから携帯食なんだぞ?時々だけどさ、金が無くてどうしても今日のご飯がピンチなときって あるじゃん?そういう時かあちゃんが作っといてくれたコレで食い繋いでたんだぜ!」
「お前は…!!!ちゃんと飯を食え!!!」
「とりあえず寒いから…確かこの辺に…えい!」
「うわっ!なんだ!?火がついた?こういうのは断ってからやれ!危ないだろうが!…よくできてるけどな。」
「チャクラ反応式だとさー他の誰かに使われちゃうだろ?だからこれ作った頃は試験的にスイッチ式に統一してみたんだよなー!」
「あのな…?はぁ…。もういい。場所はもう覚えたから、温まったらさっさと帰るぞ!」
「えー!まだ全然ここの秘密を語り明かせてないのに!もったいないぞ?」
「参考までに聞くが一体何仕込んであるんだ…?」
「ココを押すと…携帯食が!ココを押しても…携帯食が!さらに!ココを押しても…携帯食が出てくるんだぜ!!!」
「携帯食ばっかりこんなに溜め込んでどうするんだ!?隠れ家作るのに妙なテーマを設けるんじゃない!」
「まあまあ…勿論それだけじゃないぜ!」
「なんだよ?まだ何か…?」
「これだ!」
「…垂れ幕?ようこそって…イルカお前はどうしてこういうどうでもイイ物を…!? しかも秘密の部屋にこんなもんつけてどうするんだよ!?」
「カッコイイだろ!」
「ここで5か所目だけど…何でお前の作ったもんは訳のわからん仕掛けばっかりなんだ!!!」
「そうだ!他には…トラップコースもあるんだぜ!!!」
「…先は…長いんだな…。」
「楽しみだな!」
「お前はな!」
*****
「やっと帰って来れた…。」
「楽しかったな!」
「前から気になってたんだけど…お前、任務行ってるはずだよな?いつのまにああいうの作ってるんだ?」
「え?任務の無い日とか、カカシの帰りが遅いときとか、任務先で暇だったときとかだぜ!!!」
「その時間を修行にあてろ!これから一緒に鍛錬メニュー考えてやるから!」
「おお!つまり俺も一人前の…俳優か?でもなー…俺は将来的にはとおちゃんになりたいんだよなー…。」
「アホかー!!!忍の修行に決まってるだろ!!!」
「そうかそうか!腹減ってるんだな!おっかしいなー?アレ一応一日分なんだけどなぁ?」
「人の話をちゃんと聞け!…技術偏重じゃ駄目だな…どうするか…?」
「まあいいや!今すぐ作るからなー!」
「…火の寺にでも行ってくるか…?」

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教育方針で争う二人でも書こうかなー?と思ったものの長くなりそうなのでこっちに。
そろそろぐったりして冬眠しがちなクマでも書こうかなとーと企むだけ企んでおきます…。

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