「ひっなまっつりー!ひっなまっつりー!脱がせてかけてまっしろにー!そしてそのままホワイトデー…!」 「なぁイルカ…逃げていいか」 「ダメに決まってんだろ。仕事中だぞ?」 「で、でもあれ…!」 「…大丈夫だ、多分。…俺以外はな…」 「あー…その、わるかった。泣くなよイルカ…」 「間男みーっけ!」 「ひっ!?」 「黙れ駄犬!」 「イルカせんせ…!やっと俺を見てくれた…!てれやさんのイルカせんせにぴったりのイベント…!そう!もうすぐひな祭り…!うふふふふ…!!!」 「…俺が帰りたい」 「気持ちは分かるが頑張れ。俺をあんなのと一人にしないでくれ…!」 「悪い虫は処分…」 「こ、こっちみてるぞ!?」 「駄犬。ひな祭りは…」 「白酒、がんばっちゃいました…!」 「…そういえばなんかちょっとやつれたか…?またどうせ下らない設備を…!」 「うふふ!いっぱいいっぱいいっぱいいいいーっぱい用意しましたから…!」 「…予想がつきすぎてイヤだ…!」 「泣くな!それと想像させるな!頼むからもうアレ連れて帰ってくれよ…!」 「帰りたくない…」 「わー!?そんな顔でこっちみながら言うな!…ひっ!?」 「あーあ。よけられちゃった!もうダメでしょ?苦しめて苦しめて消すつもりなんだから!」 「駄犬!?なんてことしやがる!」 「安心してくださいイルカせんせ…!!!俺達の白くねっとりと輝く明日は…俺が全力で守ります!」 「…明日…明日…!?そういやもうそんなに時間が…!?」 「うふふ!びっくりさせちゃいますね!」 「いらん!しらん!俺は…俺はもう帰らない!」 「…そんなこというのはコレのせいかなぁ…?」 「ひっひいい!?」 「…うっぅうっ…!どうせ帰っても帰らなくても…!」 「…イルカ先生の泣き顔…イイ…!」 「せめて俺をなんとかしてからにしてくれよ…!」 「そ、そうだ!おい駄犬!」 「はぁい!なんですか?」 「…踏まれない生活は楽しいか?」 「イルカせんせぇが足らなくて…俺!俺…っ!で、でも…っイルカせんせが望むなら俺はいくらだってがまんでき…ません…!イルカせんせぇええええ!!!」 「おい!?最近コレがあからさまに様子がおかしかったのってお前のせいなのかよ!?」 「お預けを覚えさせようとしてるだけだ!あんなこと…!それにお預けのできない犬なんておかしいだろ!?」 「…イルカせんせ…ずっと待ってます…!とりあえずちょっとコイツはどっかできれいにきちんとあとかたもなく…」 「うわぁあ!?」 「駄犬!…俺の中からお前の存在を抹消されたくなかったら離せ!」 「最初の出会いから体験したかったんですね…!分かりました!」 「ぎゃー!?待て待て待て!?なんの術だそれ!?…とにかく!?えーっと!?そのだな!?」 「美味しいご飯作ってあります…!帰りましょう…?」 「うっ!な、情けない顔するんじゃねぇ!…行くぞ!」 「はぁい!うふふふふふふふ…!!!」 「助かった、のか…!?」 ***** 「…で、だ。駄犬、反省したのか?」 「寂しかったですイルカせんせ…!ぎゅーってしてもなんとも言ってくれないし舐めたらかわいい声上げてくれたし、つっこんだら泣きながらあんあん…!」 「黙れ!…俺は…俺は…!」 「チョコの味が美味しくなかったからですか…?それとも生クリームの量が…!?あ!もしかしていっぱいいっぱいしたいけど我慢しちゃったんですか…!?」 「意識もない人間にとんでもないマネしやがったくせに…!」 「足りない分は今すぐ…!」 「…飯だ。それ以外はいらん」 「はぁい!愛情とかいろんな物がたっぷりのごはんでぇす!!!」 「食ってる間に風呂場の白い液体は捨てておけ」 「…白酒ですよ?美味しいですよ?し、しぼりたて…!」 「捨てろ」 「じゃ、じゃあせめて…!お衣装…!」 「それ、全部諦めたら…踏んでやらんでもないぞ」 「ホントですか!イ、イルカせんせが…俺を…!」 「たった半月だろうが…!…いいか?貴様がまたくだらんことで俺の逆鱗に触れたら、二度とチャンスはないぞ!」 「はい…!イルカせんせぇに踏んでもらえる…!」 「…なんとか、なるはず!…ないか…。せめて普通…普通の基準がもう俺には…!」 ********************************************************************************* 愛がこじれた変態さん。お仕置きに気合入れすぎて故障中な中忍がいたとかいないとか…! とりあえず春先にいらだつてんてーを置いておいてしまうのでしたよ。 ではではー!なにかご意見ご感想等ございましたら、お知らせくださいませ! |