「ねぇねぇ?まだー?」 「だーかーら!さっきからまだだって言ってるだろ?ちょっと待ってろ猫!この書類片付けないと決済が…!」 「ヤダ」 「あ、こら!腕かじるな!くすぐったいだろ!」 「だってご主人様がかまってくれないんだもん」 「それは…だからちょっと待ってろって。あとこれ一枚だから!明日コレを火影様に提出したらやっと片付くんだ!」 「とかいってまた洗濯とかし始めるでしょ?」 「うっ!それはその…!洗濯物が最近やたら多いから…そもそも帰るなり猫が飛び掛ってきて色々するせいのような…うぅ…!」 「今日は構ってくれるって約束したのに…」 「その!だから!うぅ…飯も作んなきゃだしな…。でもこれだけは片付けとかないと…!」 「ご飯はいらないよー?どうせなら別のもの食べたいし?」 「そんなのダメに決まってるだろ猫!お前も一応上忍なんだから体は資本…でもまあ猫だけど…いや猫じゃないんだけど猫で…!?」 「せーっかく引っ越してきたのに日向ぼっこもあんまりしてない…」 「お前も任務続きだったもんな…。とにかく!ちょっと待ってろ!大急ぎで片付けるから!」 「ん。早くねー?」 「おうとも!腹も減ったしな…」 「待ってるんだからちゃんと撫でてよね?」 「大人しくしてるならな!」 「あとでいっぱい構ってくれるならいいよー?」 「いっぱい…はどうかわからないけどな。この所ばたばたしすぎてるよなぁ…」 「そうねぇ?引っ越してからこっち、全然構ってくれないよね」 「引越しまではよかったんだけどな…新学期だし。色々手間取るんだよな…」 「そうね。せっかく新居だから色々やりたいことがあったのに」 「だーかーらー!かじるな!くすぐったい!」 「ご主人様が構ってくれないのが悪いでしょ?」 「そ、そんな顔するなって!拗ねるな拗ねるな!えーっとほら、そうだ!今週末はたっぷり遊んでやるから!」 「ホント?」 「おうとも!アカデミーの施設整備でごたごたしたのも、多分コレで片付くし、今度こそ休みが取れるはずだ!」 「そ?じゃ、楽しみにしてるね?」 「日向ぼっこしような?昼寝…そうだ…!昼寝なんて贅沢ができるかもしれない…!」 「じゃ、がんばって?」 「おう!」 「終わったらいちゃいちゃして、それから…週末は色々仕掛けが使えそうかなー?やっと」 ********************************************************************************* 猫の日。 危険な新生活満喫中の猫とすきだらけのご主人様。 ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |