水面下での侵攻(あくまで子イルカ)

「ぎゃあああああ!」
「な、なんだなんだ!?あの声…パックン!」
「おお!ブサ可愛い犬友!悲鳴もブサ可愛いぜ!」
「は、離せー!!!」
「まあまあ!そう怯えなくてもすぐ終わるって!」
「こらイルカー!!!」
「おう!お帰りカカシ!」
「ただいま…じゃなくて!こら!離しなさい!」
「あ!ブサ可愛い犬友が…!」
「遅いんじゃ!早く助けにこんか!」
「仮装されたり、毛を刈られたりはしてないな…!よかった…!」
「この子どもに捕まったせいで散々な目に…!」
「イルカ…パックンに何するつもりだったんだ!」
「えー?ただちょっと…ヒゲの根元がさ、もにもにぷにぷにしてるからどんなかんしょくなのかなーって!」
「そんな理由か!」
「こ、この子どもの教育はどうなっとんのじゃ!カカシ!」
「何度も言ってるだろうが!俺の犬たちと遊ぶのは構わないけど、嫌がることは絶対にするなって!」
「え?いやだったの?」
「ふ、不思議そうな顔しおってからに…!」
「…パックン。イルカにはその辺のことを言っても無駄だ。俺だってやたら女装を…!」
「そうじゃな…まあ、その、そんなに落ち込むな?」
「うん…ごめん。パックン」
「相変らず仲がイイなぁ!カカシと犬友は!」
「そうじゃないだろう!!大体ブルとか他に触らせてくれる子がいるだろうが?なんでわざわざ嫌がるパックンに…!」
「みんなのは順番に揉んだぜ!そのブサかわいい犬友だけは出現率が低いレアな犬友だからさ!」
「目玉商品みたいな扱いするんじゃない!大体ここにあんまりこないのはお前のせいだって言うのに…!」
「安心しろ!今年はちゃーんとふぁっしょんにこだわりがありそうなブサ可愛い犬友に着て貰うために、いろんなのを用意してあるからな!当初の目的はそれだった気もするし!」
「何をだ!?」
「へへー!他の子と違う特別製だ!去年は仮装できなかったもんな!」
「こ、これ!?こんなに!?」
「まずカカシとおそろいのヴァンパイアだろ?それからこれ!他の犬友とおそろいのプリティゴースト!ごーじゃすなリボンがアクセントだぜ!それから、ミイラ男用の包帯に…あ!そうだ!これが一押しなんだよな!ほら!」
「うぎゃあ!」
「わー!?パックン!…うわー…似合って…」
「ひい!?なんでワシにぴったりのサイズなんじゃ!?」
「すごいだろ!デビルつなぎ!尻尾の先のデザインまでこだわった特別製だ!」
「…どうしてこんなことにばかり労力を熱心に…!」
「なんだ?カカシ?腹減ったの?もうちょっとまってろよー!今日はとろっとろのビーフシチューだぜ!!!」
「こらまて!パックン置いてけ!」
「ああ!?犬友―…!」
「パックン!大丈夫か!?」
「うぅ…だからワシはここにはきたくなかったんじゃ…!お前が他のを任務に呼び出すから留守居を見てきてくれと…!」
「ありがとうパックン!…とりあえずゆっくり休んでくれ…!」
「うぅぅぅ…!」
「仲いいな!ブサ可愛い犬友にも何か用意するからー!!!」
「…当日が恐ろしい…!」
「…カカシのドレ…まあ後でいいかな!」
「何企んでるんだー!!!」


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犠牲者の拡大…!
逃れられるわけがなかったりするのかもしれませぬ…。
ではではー!ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー!

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