「ね、眠い…!」 「寝るなー…寝たら終わりだぞ…!?」 「うぅ…これ終るのか…!?」 「聞くな…!」 「おーい!皆!すまん!遅くなった!生きてるか!」 「いや。無理」 「っていうかおまえのせいだろうが!」 「うっ!で、でも任務だからしょうがないだろ!」 「なんで…なんでこんな受付もアカデミーも忙しい時期にわざわざ…!」 「だからってー…お前何日いなかったと思ってるんだ!」 「…えーっと…1週間…?」 「ひでぇ!だれだよ!」 「なんでーなんでなんだー…ヒマなヤツ他にいるだろうがー…」 「いや、それがさ。指名じゃなかったら断るつもりだったんだよ!」 「え!?おまえ指名だったの!?」 「誰だよ!お前が気に入られてるのって、三代目のお使いでよく行く大名かそれ以外だと…和菓子屋の隠居とか、佃煮屋の隠居とか…!」 「…そっちじゃなかった…」 「そっちじゃないって…?」 「上忍からとかなのか!?一体いつ…?」 「…行ったら…暗部がー…」 「ひぃ!?なんだそれ!?なにがあったんだ!?いや聞きたくないから口は開くな!仕事だけしてくれればいい!」 「泣くな!男の子だろ!」 「もう子じゃねぇ!…でさ、任務自体は言えないけどさ…なんで俺なのかよく分からんし、な、なんかさ…セ、セクハラ…」 「…わかった。もういい。だがお前は男の子だ!耐えろ!これが終わったら飲みに連れてってやる!」 「そ、そうだぞ?仕事してれば忘れられるって!そんな気がする!」 「…そうする…で、でも…これどうしよう…」 「報告書なら…って!?そ、そのファンシーな包みは!?」 「匂い的には…チョコ、だよな…?」 「…受け取ったよねって面の中でくすくすって笑って、そんでいなくなったんだ…!どうしよう!?」 「どうしよう!?」 「どうしたら!?」 「お前らまでそんなパニックになられたら俺はどうしたらいいんだ!?怖くて家に帰れないからここに来たのに!」 「そうか…な、なら仕事だ!」 「そうだ!仕事だ!」 「そうだな!仕事だ!」 「楽しそうね?」 「いえ、そのちょっと取り込み…ぎゃあ!出た!」 「わー!?いる!」 「ななななな!?なんで!」 「お返しはホワイトデーでいいけど、受け取ってくれたんだからいいよね?」 「なにが!なにがですか!?なんでナチュラルに腕を掴むんですか!」 「わー!?待ってください!せめて仕事終わってから…!」 「ぎゃー!連れて行かないでくれー!イルカ待ちのがまだ…!」 「そ、そうです!仕事がー!」 「んー?じゃ、終わったら来るね?」 「消えた…!」 「仕事は…いいにしても、お前どうするんだ!?さ、三代目とか!」 「これ片付けて…あとで行ってくる…」 「が、がんばれ?幸いこれはすぐには終わらないから!」 「そ、そうだよなー…」 「うぅぅぅぅ…!」 ***** 「お、わった…!」 「かえれるー…!」 「いってくるー…」 「迎えに来たから大丈夫よ?」 「ぎゃあ!たすけ…っ」 「あー…?イルカいねぇ?」 「イルカの足って速いよなぁー…」 「「とりあえず、おやすみー…」」 ********************************************************************************* 適当! その後の哀れな中忍の行方は遥として知れない…!? とまあ、こんな感じでバレンタイン後もバレンタイン祭的な感じでいっちゃうかもしれませぬ! …変態さんだけなのはちと流石に…! 次は何にしよう? ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー! |