「イルカ先生ただいま!」 「お帰りなさい!」 「遅くなってごめんなさい!今すぐ晩ご飯作り…」 「へへ!実は今日は俺が飯作りました!…今日の任務大変そうだから、遅くなると思って…。」 「俺のために…!ありがとうございます!」 「でも…天ぷらですけど!…なーんちゃ…」 「……俺、何かしちゃったんですね…。俺が遅く帰ってきたから…?」 「わー!?泣かないで!今日は四月…」 「それとも…どうしても天ぷらがよかったんですね。俺のせいで…!」 「違うから!あの、今日はエイプリルフールで…!だからホントはちゃんとご飯作りました!…美味しいかどうかわからないけど、秋刀魚は無理だったけど、焼き魚と煮物と…あとかまぼこもあるし、後なすの味噌汁とか!」 「ほんとに…怒ってませんか…?」 「怒ってないし、ウソだから!」 「なら、よかった…!びっくりしました…!」 「ごめんなさい…今日は俺の生徒たちが山ほどウソついてきたからついやってみたくなって…。」 「俺も今日は色々ウソというか、任務内容がちょっと話と違ってて…。はは…これもエイプリルフールだからかな…?」 「そ、それは大変だ!風呂も沸いてるから!ほら入って!」 「でもご飯食べたいです!折角イルカ先生が作ってくれたから…!」 「こんなのでよければ俺、いつでも作れるし!」 「疲れた時に、こうやっていたわってもらえるのが嬉しかったんです…!」 「よめさんのためなら当たり前です!…ホラご飯食べて、ゆっくりしましょう!」 「はい…!」 ***** 「とっても美味しかったです!イルカ先生のご飯!このお茶も!」 「へへっ!よかった!でも…びっくりさせちゃったから…。」 「いいんです!ソレより、お風呂入りましょう?」 「今日は俺が背中流すから!」 「ホントですか!嬉しいです…!」 「疲れて帰って来たよめさんいたわるのも夫の仕事です!」 「イルカ先生…!!!」 「さ、行きますよ!」 「はい!」 ***** 「あ、あぁっ!なんで…!?」 「嬉しいです!すっごく!あぁ…イルカ先生…!!!」 「んあっ!…俺も、嬉し…っけど!」 「ずーっと一緒にいてくださいね…!」 「もちろん!」 「今日はずっと離れないで…!」 「もちろん!…あ、あれ?まずった…!んっ…っ!」 「…ちょっときつかったけど、任務頑張ってよかったです…!今日は…がんばりますね…!!!」 「っ!…あぁん!…しょ、がない、か…?」 ********************************************************************************* 騙されたフリした黒いよめは、あれはウソじゃなくてハッタリだと後にクマに語ったとか語らないとか…。 夫的には、他にも色々驚かそうかと思ってましたが、よめの反応ですぐに断念したという話。 結果的にいっつもラブラブ!…な気がします! |