「で、そりゃなんだ?」 「プレゼントなんだけど」 「…本気か?」 「本気だけど?」 「じゃ、正気か?」 「どうだろうねぇ?忍なんて大なり小なり正気じゃないでしょ」 「そういう意味じゃねぇ。あーその、な。幻術はおめぇにゃきかねぇだろうが、どうなんだよ。毒とかって可能性は?おめーそういや昔から熱出したりしねぇけど、まさかってことは?」 「ないよー。だってお祝いしなきゃけいなんだから寝込んでなんかいられないでしょ?」 「…まあ、そうだな。だからってSランク任務で無傷っつーのもな。イルカは腰さすってたが」 「かーわいいよねぇ。やり倒したあとなんだから休めばいいのに」 「内勤じゃそうはいかねぇんだよ。だいたいアイツの性格からしてそんなことできるわけねぇだろうが…。おめえは加減ってものをだな」 「そ?」 「そ?じゃねぇよ…。イルカも可愛そうに」 「ま、とにかくさ。これちゃんと渡したいんだよね」 「ま、まあ好きにしろ。それが原因で振られてもしらねぇぞ?」 「それはない。嫌いにならないで?ってお願いしたから大丈夫」 「そうか…まあ、なんだ。嫌がってたら諦めてやれよ?」 「うん。いやよいやよもすきのうちーっていうけど、本気でおびえられたりしたら歯止めきかなそうだし」 「そっちなのかよ!あのなぁ?」 「あ。アスマ先生!こちらの書類の…あ」 「ん」 「な!」 「…だめ?」 「いいいいいやそのですねアンタなんて物を往来で!」 「往来っつーか待機所だけどな」 「…応相談です…!約束は約束ですがあんたこれなんてものを!」 「似合うかなーって」 「似合うも似合わないも!?」 「ほい。書けたぜ」 「あ、ありがとうございます!…はい!不備はありません!」 「おう。じゃあがんばれよ」 「え。あ。その。…は、い」 「…そこで真っ赤になられてもなぁ…」 「なーに遠い目しちゃってんのクマ。そろそろ帰れば?」 「あーあー。そう毛を逆立てんでも帰るわ。じゃあな。ほどほどにな」 「ええと!?」 「ん。じゃーねー」 「ったく…どっちの祝いだかわかりゃしねぇ」 ******************************************************************************** 適当。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |