お宿の朝(かぼちゃのてんぷら)


「また雨か…」
「んー?そうね」
「腹減った…。なんか体中ぎしぎしする…動けない…」
「晩御飯いっぱい食べたけどその分運動しちゃったからかなー?」
「なんか凄く高そうな飯は美味かったけど…ここはどこなんだー…」
「たまにはいいかなーって。おいしかったでしょ?」
「美味かった!ちょっとずついろんな料理出てくるし、全部美味いし、酒も美味いし…!でもなんで隣の部屋に布団が敷いてあったんだ…!?」
「そ?ならよかった。お布団は必要でしょ?畳で何度もすると怪我しちゃうじゃない」
「あ…っ!やだ!さわるな…!」
「朝ごはんまでもうちょっと時間かかるのよね」
「へ?そうなのか…。ってことはここで朝飯も食えるのか…!」
「かわいー顔。ちゃんと量多めにって言ってあるから、その分お腹空かせておかないと」
「うぅぅ…もう腹が減りすぎて…いや!でも水飲めばなんとか3日位は…!」
「どうせ飲むなら別のモノにしてほしいなー?」
「あれ?なんかどっかから美味そうなにおいが…!腹減った…」
「あらら?ホント」
「はたけ様。こちらにご用意させて頂きます。お連れ様が健啖家だと伺っておりますので早めにご用意させて頂きました。お目覚めになりましたらお次をお持ちいたしますので」
「ん、ありがと。…ま、いっか」
「ぎゃー!布団はぐな!と、隣の部屋にさっきの人がまだ…!」
「はいはい。一回服着ようねー?」
「あ、そうだな!飯食うのにこの格好じゃ…。って、そういえば俺の服!それに汚れて…」
「お風呂入ってもいいけど、ご飯遅くなるよー?一応体拭いてあるし。それに我慢できないかもしれないけどいーい?」
「我慢でき…!?飯!先に食う!」
「じゃ、どーぞ」
「わー!?自分で歩け…!」
「無理でしょ?そんなによろよろしちゃってたら」
「誰のせいだー!」
「イルカがかわいいからかなー?ほら、食べるでしょ?」
「おおおおおおお!なんかまた美味そうなものが山盛り…!」
「はいはい落ち着いて。あーん」
「あーん!うおおお!美味い…!なんだこれ!」
「どんどん食べてねー?」
「お前もちゃんと食え!そんで食べ終わったら風呂入って…そうだ!今日って!」
「んー?どうしたの?」
「ナルトがどっか出かけるから一緒にって誘われてたんだ!?急がないと!」
「あ、それ?断っといたよー」
「な!?何で勝手に!」
「だってアレ、下忍たちだけで出かけるはずだったんでしょ?それに…」
「それに…?」
「要するにデートってやつだから、ソレ」
「へ?」
「ヒナタが誘えただけでも奇跡なんだから、何とかしてくれって言われてたの。サクラに」
「そういえばヒナタはいつもナルトのことばっかり見てたなぁ!そうかそうか!へへ!上手くいくといいなぁ…!あれ?でもサクラのことが好きだって言ってたっけか…?」
「ちゃんとそれなりにサポートはするんじゃないの?下忍ルーキー全員でくっついてくみたいだから」
「それにしてもそんな理由なら先に言え!ちゃんと俺から断ったのに!」
「んー?利害が一致したっていうか。はいあーん」
「りがい?むぐ!うお!これも美味い…!」
「折角の休みだし、邪魔者なしでいちゃいちゃしたいしねぇ?はい、これもどーぞ」
「んぐ!おおおおお!こ、これすごいぞ!お前も食え!」
「はいはい。…ま、食べ終わってからにしようかなー?どうせ連泊するんだし」


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適当。
拉致られた中忍の運命やいかに?
ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ!

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