「風、強いなぁ…。」 「そうね。」 「桜、ちっちゃうなぁ…。桜吹雪も綺麗なんだけどさ。」 「あー…そうかもね。」 「もうちょっと、見たかったなぁ…。」 「幻術ならできるけど?」 「そういうんじゃなくてさ。…ま、いいか。来年も見られるから!」 「来年は、福引当たるかねぇ?」 「来年は!俺琉!安い花見だ!」 「へぇ?どんなの?」 「まず缶ビール買うだろ?」 「缶ビール?まだ寒いんじゃないの?」 「いいから黙って聞け!」 「ま、いいけど。」 「後、日本酒!コレは…木ノ桜みたいなのは無理だけど、ちょっといいのを買う!」 「ふぅん?」 「で、あとは…スナック菓子と、つまみミックスと、海苔巻きと稲荷寿司買うんだ!」 「へー?」 「でもって…最後は塩!コレもちゃんといいのを買う!ちょっとだけつまみ!」 「塩、ねぇ…?」 「最初はとりあえずビール!それからちょっと寿司とかご飯物を食って、腹がふさがってきたらつまみとビール!そんでそこそこいい感じになってきたら、日本酒と塩の最強コンビで…!」 「何か身体に悪そうね?」 「うるさい!楽しいんだぞ!それに毎日やるわけじゃないし…!」 「来年も俺が用意するねー。」 「何でだ!たまには付き合え!…お前に合わせて揚げ物は省いたんだぞ!ホントは…揚げたてのから揚げとコロッケも買ってくのに…!!!」 「ダメー。忍なんだから自己管理大切でしょ?ま、酒と塩くらいならいいけどね。」 「うっ!そ、それはそうんなんだけど…」 「それに二人じゃそんなに食べられないでしょ?持って帰るの面倒。」 「なっ!なんてもったいないこと言うんだ!」 「だってねぇ…?いちゃいちゃしたら、どうせイルカ歩けなくなるじゃない。今日みたいに。」 「お前のせいだろ!」 「んー?でもイルカも断らなかったよねぇ?」 「それは…だって!あそこであんなに何度もヤルと思わないだろ!」 「ちょっとやりすぎた?ま、いいんじゃない?イルカがかわいかったし。」 「ソレ止めろ!俺は可愛くない!大体理由になってないだろ!」 「かわいいよ?」 「まっ真顔で言うなぁ!」 「かわいいから、断られてもヤっちゃおうと思ってたから…。ま、断っても結果は一緒かな?」 「決定事項なのか!?」 「来年も宜しくねー?」 「そ、そっち方面はよろしくされたくない!」 「まあまあ!お弁当また美味しいのにしようねぇ?」 「…弁当…!美味かったんだよなぁ…!」 「やっぱりかわいいねぇ…。」 ********************************************************************************* 桜の木の下でいちゃぱらしすぎてぐったりな中忍と、来年はどんなプレイにしようか迷う天然黒暗部。 まあ、その…割とラブラブってことで!!! |