「主任!受付のシフトはなんとかなりそうです!つっても書類たまっちまいそうで…ってあれ?いない?」 「作戦会議っぽいこといってたぞ!それにしても授業、アイツ結構いろんなの受け持ってたからな…主任一人じゃってうお!?イルカ!無事だったのか!よかった!そ、そのあっちは無事じゃないかもだけどええと!」 「ふぅん…?また呼び捨て…?」 「ひい!?え?あ、ええ!?もしかして、はははははたけじょうに…!?」 「イル…アイツそっくりっつーか…凄いですね…!変化、です、よね?仕草もチャクラもけ、けはいまで…!?」 「ま、日々全身余すことなく味わってるし?他にもぉ…うふふふふふ!あ、あんまりみると殺すよ?」 「は、い」 「こえぇ…!」 「結果です。それからこちらも」 「ありがとうございます。主任」 「…イルカそっくりだ…」 「き、きもちわりぃ…!」 「じゃ、いってくるな!」 「お、おう!」 「オキヲツケテー」 「授業はなんとかなるでしょう。それからこのリストどおりに揃えてください」 「へ?あ、これイルカと作ってる資料だ。次の合同演習のヤツだよな?」 「へー?あ、ホントだ!これも俺と作ってる書類。演習場の使用予定申請」 「そろえて、必要ならメモも添えてあげてください」 「え!?ってことはもしかして連絡ついたんですか!」 「無事なのかイルカ…!よかった!」 「書類仕事ならやれると申し出てくれたそうです。それから謝罪の手紙まで…」 「イルカー…」 「アイツなんにも悪いことしちゃいないのに…」 「早く戻ってもらえるように、色々仕込みもしました。侵入者がいると言う時点でアカデミーとしても由々しき事態です。職員会議でも伝えたとおりですが…」 「早期発見!捕捉のち捕縛!」 「アレ呼び寄せてきっちり処分してもらう!」 「その通りです。アカデミーに一匹たりとも害虫はいりませんから」 「そうですね!うちの生徒に指一本だってふれさせねぇぞー!」 「そうだそうだー!」 「その意気でがんばりましょう。…後は、漏洩元も探り出さなくてはなりません」 「そうですよね!イル…アイツのためにも!」 「それにうちの生徒たちになにかしようなんて許せん!」 「ええ。ですから、我らがアカデミーに手を出したことを死ぬほど後悔させてやりましょう」 「…しゅに、ん?」 「笑顔がさわやか…」 「では、しばらくは変化した姿でいらっしゃると思いますので、気をつけて。敵がアノ姿になった場合は九割方一瞬で始末されるはずなので、疑う必要はほぼないと思います」 「そ、そそ、そうですね。アレが徹底的に滅ぼしそうだし」 「さっさと戻って来られるようにしないと…!」 「…それに関しては…」 「…そうですよね…」 「…イルカー…がんばれー…」 「呼んだか?」 「ひっ!」 「は…いやその!ばれます!それにほら、生徒が不審がるので…!」 「そーお?」 「クナイしまってください…!」 「一応ここには結界が張られていますが、できる限り普段通りに過ごしてください」 「は、はい!」 「わかりました!」 「ん、てきとーにね」 ******************************************************************************** なつなので。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |