ぴっちぴち（天然馬鹿夫夫列伝）

「今日はエイプリルフールです！」
「そうですね！」
「と、いうわけで…今日はずっとウソを付こうと思います！」
「はい！でも…えーっとえーっと？」
「例えばこのイチゴ…！とっても青いですね！」
「ああなるほど！うーんと…確かに青いですね！」
「そして…こっちのご飯は…！」
「黒い？かな！」
「で、こっちの…」
「いい加減にせい！飯がまずくなるじゃろうが！それにカカシ！お主はさっさと任務へ行くぞ！わざわざ任務だからと呼び出しといて何をやっとるんじゃ！？」
「あ、パックン！今日も…えーっと…うーん？」
「むずかしいですね。これは…。」
「な、なんじゃ！なんでそんなにこっち見るんじゃ！？」
「大きい？」
「ぴっちぴち？」
「…大きいはまだしもピッチピチとは何じゃピッチピチとは！？」
「やっぱり違和感が…。渋いとか、ダンディの反対語って…何でしょう？」
「うーん？若々しい？なんかしっくりきませんね…？」
「褒め取るのか褒め取らんのか…。」
「やっぱりぴっちぴちかなぁ？」
「ぴっちぴちってかわいいからいいかもしれませんね！」
「ってことで…ピッチピチのパックン！」
「なんじゃそりゃ！？…やっと任務か…？」
「あ、ソレウソだから。」
「なにぃ！？」
「だってパックンだけイベントから外すなんて…！」
「そうそう！いつもお世話になってるのにそんなこと…！」
「ありがた迷惑じゃわい！帰るぞ！」
「ありがとー！ぴっちぴち！」
「ありがとう！ぴっちぴちー！」
「…はぁ…そろいもそろって…！！！いい加減疲れるわい！」
「あはは！喜んでもらえたみたいですね！」
「見事なウソですね！」
「…帰るぞ。…今日はもう絶対に呼び出すなよ！」
「あはは！分かってるって！また後でねー！」
「エイプリルフールなんぞ…大っ嫌いじゃ！！！」
「パッ…ピッチピチ、今日も楽しかったですね！」
「また後で遊んでもらいましょうね！」

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アホ二人と被害者な犬。
ダンディの反対語は…なんなんだろう？