「おいしい?」 「…まあまあ」 「おかわりいる?」 「…食う」 「おい小僧。それが終わったら拙者のマッサージとブラッシング…」 「あ!はなぺちゃ!なぁでっかいやつは?」 「拙者ははなぺちゃではないと何度言ったら…!ああ、しかしブルか。ブルなら…」 「お!いたいた!今日も一緒に寝てくれるよな?」 「…ご主人。そんなに殺気だつな。こやつはガキなだけで…」 「俺も一緒に寝る。っていうか。皆はここじゃなくてもいいでしょ?」 「なんでだよ!あったかいのに!」 「ヤダ。駄目。さ、帰った帰った!」 「…ご主人。無体な真似はしてやるなよ?」 「そうだそうだ。コイツまだチビだぞ?発情期も来てないような」 「えー?でも」 「でっかいの!またな!」 「…布団をちゃんとかけて寝ろよ?チビガキ」 「うん!」 「…なんでブルには素直なの?」 「なぁ。なんで閉じ込めるんだよ?俺は自慢じゃないが成り立て中忍だし、金もないし家だって賃貸で、両親もいないから身代金とかも無理だぞ?」 「おなか一杯になるとちょっと落ち着くよね?」 「う、うるせぇ!飯は体を作るから、忍の資本なんだぞ!」 「ま、いーけど。好き嫌い殆どないもんね?」 「そ、そんなの当たり前だろ!あ、あたまとかなでてくんな!」 「混ぜご飯なんて出さないから安心してね?」 「べ、べつに!食えないってわけじゃないからな!美味いと思わないだけで!」 「そ?じゃ、お布団行こっか?」 「あー!そうだった!俺の布団が!」 「俺のって…?」 「でっかいのとちっさいのと昼寝っていうか不貞寝してたときのまんまだ!」 「えーっと?で?」 「窓が開かないから干せないし!シーツはどっかからもってきてくれるけど、俺は干したての布団で寝たいんだよ!あと毛まみれだから洗う前にガムテープつかわねぇと…!」 「そ?」 「あと風呂だ!お前先入って来い!食器はあらっといてやる!」 「ま、いーけど」 「あと、あとは…」 「デザートでしょ?よく食べるよねぇ?」 「うっ!うるせぇ!」 「かぼちゃのアイスとプリンどっちがいーい?」 「…アイス…いやプリンも捨てがたい…!」 「両方ね?しっかり食べてねー?」 「アイスとプリンか…!へへ…!」 「餌付けできそうなのに変なとこ頑なだよねー?ま、しっかり食わせてからやればいっか」 ******************************************************************************** 適当。 中忍の天然無双の気配。 |