ケーキができた!(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。
おたおめ編!つづきのつづきがまだつづいてどんどん…!


「えいえい!」
「満遍なく降りかけて…そうだな。それくらいで」
「にゃ!できた!」
「初めてでも上手にできている。本番までにはもっと綺麗にできるようになるだろう」
「へへ!褒められた!もっと撫でて…?」
「イルカ君は器用だな。物覚えもいいし。これからが楽しみだ」
「うにゃ!」「にゃう!」「なぁああ!」
「う?いもーと怒った?でもイルカがんばったもん!」
「お、ちゃんとできてるじゃないか!すごいぞ!よくがんばったなイルカ!」
「えへへ!父ちゃんありがとう!カカシ喜ぶかなぁ!」
「そうだな。きっと大丈夫だと思うぞ!…いつの間にか成長してるんだなぁ…!」
「うにゃ?なでなで?えへへ!」
「もうお兄ちゃんになったし、これからどんどん俺の手を離れて…よめ、に、なんて…!?」
「さて、メインの方も完成した。後は試食だな」
「そうですね!…って、そういえば…!」
「どうだろう。うみの」
「料理ほとんど並べ終わりましたけど!サクモさん…今日は本番じゃないんですよね…!?」
「そうだな。カカシの誕生日は15日だから、あと三日ほど先だ」
「あ、ちゃんと日付覚えられたんですね!…じゃなくて!こんなに大量の料理どうするんですか!?」
「ああ、それなら」
「おっじゃましまーす!サクモさん!流石に凄いですねぇ!あはは!」
「あははじゃないってばね!ご挨拶くらいちゃんとし…っと!あの、おおおお、お邪魔します!」
「いたっ!いたいよクシナー!」
「うるさいってばね!大体急に人を引っ張ってきて…!」
「だって、サクモさんが連れて来ていいって言ったんだよ?クシナが嫌じゃないなら是非って」
「え!ホントかってばね!」
「ああ、本当だ。もし迷惑でないのなら…」
「め、迷惑だなんて!そんな…!」
「クシナ…!なんでそんなにほっぺた赤くしてるの…!?」
「だからうるさいってばね!いっつも迷惑ばっかりかけて…!」
「健啖家ぞろいではあるんだが、流石に多すぎる。手伝ってもらえるとありがたい」
「ありがとうございますってばね…!」
「サクモさん!負けませんからね!」
「なっ!?なんでそうなるんだってばね!?まさか…普段もナニ言ってるんだってばねー!」
「わー!?まてまてまて!そこ!止めなさい!…なんで呼んじゃったんですか!?サクモさん!?」
「ああ。やはり呼ぶなら二人一緒の方がいいだろうと思ったんだ。当日は、カカシがくれぐれも近づけるなと。彼女だけなら構わないとは思うだが。イルカ君も懐いているし…」
「カカシ君が…!?あの子はどこまで…!」
「忌憚のない意見が欲しい。折角の誕生日だからな」
「任せてください!あ、でもクシナが美味しいって言ったやつはレシピ教えてくださいね!」
「調子に乗りすぎだってばね!」
「いたっ!いたいよクシナ!怒ってる君もかわいいけどね!」
「ふさふさ!ぽかぽかしてるけど止めなくていーい?」
「ああ、放っておいて構わない。相変わらず仲がいいな」
「どうしてそう思うのか教えて欲しいんですけど…!?まあとにかく。きちゃったもんは仕方ないか…」
「にゃ!お支度する!ケーキはれいぞうこ!」
「わー!?待ちなさい!父ちゃんも手伝うから!あんなおっきなもの…!」
「では料理の説明を…」
「張り切ってますね!」
「そうか。…そういえば昔彼女にも同じことを言われたな」
「昔からですもんね!カカシ君のことになると見境なくなるの!」
「なっ!失礼なこというんじゃないってばね!」
「えー?でも…」
「どうだろう。カカシはどちらが好きかわからないから異国風の料理まで色々作ってみたんだ」
「おいしそうですね!どっちでも喜ぶんじゃないですか?お父さん大好きですもんね!」
「どれも美味しそう!こんなお父さんがいるなんて、幸せだってばね!」
「そうか…そうだといいんだが」
「はい!どーぞ!んっとお茶!ねぇねぇふさふさ!イルカも食べていーい?」
「もちろんだ。うみのも」
「え!でもあの」
「奥方の分は別にとって置いたから、どんどん食べてくれ」
「お客さんまたせるのもよくないしな…じゃあ、先に始めてましょう」
「いっただっきまぁす!」
「「いただきます!」ってばね!」
「美味い!」
「美味しい!」
「…クシナが楽しそうなのはいいんだけど…ちょっとでもいいから俺のことも構って欲しいなー?」
「概ね好評か…。明日はまた別の献立を考えてみて、そこから選ぶか」
「サクモさんやりす…でも、誕生日だしな…。普段すれ違いがちなんだからこういうときくらい…?」
「ケーキもあるの!赤いのも食べてね?そんでカカシが嬉しいかどうか考える!」
「凄いってばね!こんなにちっちゃいのに…!」
「えへへ!なでなでされた!」
「あー!イルカ君ずるい!」
「黙って食べなさいってばね!」
「うぅ…!負けないよ!イルカ君!」
「にゃ?イルカも負けないもん!カカシいじめたらだめ!」
「あああああ!?どうしてそうなるんだ!」
「プレゼントも喜んでもらえればいいんだが…」
「く…!でも誕生日の平和だけは死守しないとだよな…!」


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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
母ちゃんもうすぐ帰ってきそうな…?
ではではー!ちょっとでも楽しんで頂けますように…!

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