じいちゃんで遊ぼう（肉食獣のいる生活もしも編）

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…（中略）…勢いあまってアップしておきます。
じいちゃんのおヒゲの魔力編。

「ふさふさー？大丈夫？いもーといっぱい！」
「ああ。先ほど我慢させてしまったから」
「父さん待って！俺がやるよ！」
「大丈夫だ。撮影機材と着替えた服を片付けるだけだ」
「イルカとは一緒にいるけど！…でも前見えてないでしょ？せめてお義母さんとかに…！」
「奥方はおそらくそろそろ昼寝だろう。三つ子たちは…食事が済んでいるからしばらくは寝ないかもしれないが」
「そういえばさっき眠いっていってたか…。片付けは俺がやるから父さんは…」
「にゃ！わかった！いもーとはじいちゃんで遊ぶ！いもーと！おいでー！」
「うぅ？」「あー！」「やぅ！」
「…そうか」
「ほんっと父さん好きだよね…」
「サクモさん、なんでわかるんですか！？カカシ君まで…！今ので何が分かったんですか…！？」
「いもーとが遊ばないならじいちゃんわけてあげない！」
「イルカも分かるのか…！？」
「分ける…？三代目は分割…そうか、分身か」
「ちょっと待ちなさい！こら！イルカ！サクモさんも止めてくださいよ！？」
「だが、三代目は」
「おお、イルカや、おいで！」
「三代目って爺馬鹿ですよね…」
「…そうだね…。って！だからって失礼な真似は…！」
「うぁあう」「あーうぅ」「うぅ？」
「そうか」
「だからそれ、なんていってるんですか…！？…片付けは俺がやりますから、サクモさんはちょっと座って待っててくだ…うわぁ！？」
「ねぇねぇ！眠い！お昼寝！」
「そうだな。昼寝には丁度いい天候だ」
「わー！？こら！離しなさい！まだチビたちがー！」
「うふふ！縁側にしようかな！」
「ねぇ、父さん」
「ああ。一応少しの間なら大丈夫なようだ」
「…なんか…色々心配なんだけどね…」
「大丈夫だ。三代目は赤ん坊をあやすのも上手い」
「…あーうん。そっちじゃないけど、そうだよね。…なんかイルカも楽しそうだし…！」
「そうか」
「にゃ！じいちゃんはやい！おひげ！」
「ほれ！どうじゃ！」
「あー！」「うあう」「な！」
「あ」
「流石三代目のヒゲ…！チビたちまで…！くっ！ちょっとくやしいけど、今のうちに片付けちゃおう」
「…そうだな」
「あー…父さんは…えーっと。チビたちの側にいてあげて？」
「いや、影分身がいる。大丈夫だ」
「ずっとチャクラ使ってたでしょ？いいから休んでて？」
「だが…」
「チビたちがなにかしちゃっても父さんなら止められるから…。お願い」
「…そうか。わかった」
「にゃ！取った！」
「にゃ！」
「まだまだじゃぞ？」
「うな！」
「なっ！」
「おっとほれ！こっちじゃ！」
「齧られてるけど…」
「三代目は子ども好きでいらっしゃるから大丈夫だろう。だが流石にあれでは…」
「父さんはいっつもあの状態なんだよ？それにイルカは今ちょっと手伝ってもらうから大丈夫！」
「いもーと！こうやってえい！」
「「「にゃ！」」」
「ほうほう！イルカは良い子じゃなぁ…！」
「えへへ！誉められた！」
「イルカ！…あのね？ちょっと手伝って欲しいんだ」
「にゃ！お片し！がんばる！」
「くっ！…カカシ、もうちょっと位良いじゃろうに…！」
「…父さん。ちょっとチビたち見ててね？力加減忘れそうだったら止めてあげて？」
「ああ。わかった」
「いもーとがいっぱい練習だから、イルカはお手伝い！…ちょっと寂しい…」
「後で一杯遊んでもらおう！俺と一緒に！」
「にゃ！カカシと一緒に遊ぶ！えへへ！」
「行こう！…父さん、チビたちお願い！」
「お片しー！がんばったらじいちゃんで遊ぶー！」
「必死でじゃれて…かわいらしいですね」
「そうじゃな。…お主にべったりじゃが。わしと遊んでおってもお主の方を常に確認しておる。流石といえば流石なんじゃが…」
「この小さな手が、いつかカカシやイルカ君や…彼女のように大きく育つんですね」
「…カカシが生まれたときもそんなコトを言っておったのう？」
「今でも、不思議です。こんなに小さいのに、今はもう伴侶も見つけた。…恐らくあっという間俺を追い越してくれるでしょう」
「そう、じゃな…アヤツはお主と…アヤツの子じゃからの」
「その時にはきっと三つ子ももっと強くなっているでしょう。楽しみです」
「心配でもあるがのう…」
「先ほどからカカシにも言われましたが…やはり修行を増やすべきでしょうか」
「これ以上修行なんぞするでないぞ！…ソレでなくても病み上がりで無茶をしたというに…！」
「ああ、それは薬を分けてもらったので」
「…アヤツも色々あるからのう…」
「「「うぅー！」」」
「ああ、もっと遊んで欲しいんじゃな？ほれ！」
「「「うにゃ！」」」
「やはり、かわいらしいですね」
「そうじゃな！」
＊＊＊＊＊
「おわったよー！…父さん？」
「…三代目ととても楽しそうにじゃれているな」
「…心配しなくても父さんの頭にじゃれるのも大好きでしょ？ためしにもういいよって言ってみたら？」
「そうか。…もう大丈夫だ。おいで」
「「「にゃー！！！」」」
「ほらね？」
「いもーと早い！」
「…そうだな」
「…くっ！…サクモ、もそっと遊ばせてやるというのはどうじゃ…！」
「じいちゃん！次イルカと遊んで！イルカ頑張った！」
「おお！イルカ！おいで！」
「カカシも一緒！」
「ってことなんで。…イルカにあんまり余計なちょっかいかけないでくださいね？俺のなんだから」
「くっ！わかっておるわい！…なんと言うかお主らは親に似すぎというかなんと言うかじゃな…」
「お髭！えいえい！」
「…ヒゲくらいでいい気にならいないでくださいね…！」
「そんなことでべそをかくでないわ！…はぁ…似んでよい所ばかり…！」
「カカシ！カカシもいっしょ！遊んで？」
「うん！」
「三代目、ありがとうございます」
「…お主はなんというか…。相変らず危なっかしいのう…。何かあったら必ずうみのに相談するんじゃぞ？」
「はい。うみのは子育てにも熱心で、色々なことを知っているので」
「そうじゃな…おぉっ！？」
「逃げたー！」
「イルカ！ほらこっちこっち！」
「にゃ！ふかふかうごくやつ！もっとちょうだい！」
「もちろん！」
「…カカシはベタぼれじゃな」
「ええ。イルカ君もカカシについて歩いています」
「…被害を出させんようにアカデミーでも配慮をせんとなぁ…」
「ありがとうございます」

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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを（中略）出来心でアップしてみる。
チビたちは今日も唯我独尊。
ではではー！ちょっとでも楽しんで頂けますように…！