もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどんがんがんばりばり勢いあまってアップしておきます。 「とうちゃん!」 「ああ、イルカ!どうした?」 「あのね!お泊りしてくる!」 「え?」 「いいなー?イルカいいなー?ねぇねぇ!一緒に行きたぁい!」 「ちょっとまちなさい!…一一体どこへ行くって!?誰と!?」 「カカシとねぇ…えっと。どっか!」 「…カカシ君と話があるから、ちょっと出かけてくる!」 「御用はなんでしょう?お義父さん。」 「わー!?いつのまに!?」 「こんばんは!イルカ。許可は取れた?」 「うん!かあちゃんも行きたいって!父ちゃんは今帰ってきたから、行ってきますした!」 「そっか。…ああ、だからですね。お義父さん!」 「カカシ君…前から思ってたんだけど俺は君のお父さんじゃ…!」 「突然申し訳ありません。イルカが大きなお魚獲ってみたいっていうので、一緒に海に行こうと思うんです。今日はその許可を頂きに…。」 「イルカでっかい魚獲って来るね!」 「いいなー!母ちゃんも行きたい!ねぇねぇ!行こう!」 「そ、そうだなぁ…でもイルカはまだ小さいし、カカシ君もまだ子どもだ。二人だけで行くのは…。」 「あ、それなら!家の父も一緒です!」 「に、任務はどうしたんだい?…あと、お前はもうちょっと我慢しててくれな?」 「うにゃ?ねぇねぇ!もっと撫でて!」 「俺は任務が休みなんです!父とは途中で合流する予定です。」 「で、行くのは…?」 「明日ー!」 「えぇ!?」 「あの、急で申し訳ないんですが…俺と父の休日が重なることなんてめったに無いので…。」 「そうか…。そうだよなぁ…!こんなに小さいのに…!」 「私も行くー!」 「任務…一応明日から3日休みだし…イルカ!一緒に海に行こうな!」 「海ー!魚―!」 「母ちゃんもいっぱいとるー!」 「じゃ、じゃあ!」 「うん。カカシ君とサクモさんの旅行の邪魔にならないんだったら、うちの家族も一緒に参加させてくれるかな?」 「はい!勿論!ありがとうございます!お義父さん!」 「カカシ!一緒に魚一杯とろうね!」 「うん!」 「やったぁ!魚と、あとふさふさで遊ぼうっと!」 「こら!…今度サクモさんに乗ったら、しばらく一緒に寝ないし撫でないからな!」 「えー…!イヤー!そんなのヤダぁ!」 「なら、イルカと一緒に泳ぐだけにしておきなさい!」 「うぅー…!」 「あ、母ちゃんは父ちゃんと一緒のお部屋にしてくれるって!でね、俺とカカシも一緒の部屋で、ふさふさはね、別の部屋だからって聞こえないよって!」 「サ、サクモさん…!だからどうしてやたらそっちの気遣いを…!」 「では!明日うかがいます!父はちょっと遅れるかもしれませんが…!」 「うん。まあ、その。大丈夫だから…。」 「ふさふさちっさい方でも駄目…?」 「駄目!カカシはイルカの!」 「ほら、いいから!…明日の準備しような?」 「うん!」 「はぁい!」 「色々…覚悟しとかないとなぁ…。」 ***** 「海ー!!!水がいっぱい!しょっぱい!」 「魚はね、結構深いところにいるから一緒にもぐろう。でも準備体操が先だからね?」 「う?」 「こうやって体を伸ばして…これをやると魚が獲り易くなるよ!」 「ホント!じゃあ頑張る!」 「…子どもたちは大丈夫そうですね。」 「ああ。…すまないうみの。任務明けなのに。」 「いいえ!それよりサクモさんこそ、その格好…!任務はいつ終わったんですか…?」 「ついさっき終わらせてきた。汚れてはいるが着替えは用意してあるから安心してくれ。」 「お疲れ様です。」 「いや、これくらいならたいしたコトは…それより、奥方は?」 「…さっきから海に潜って魚とってます。」 「では、今日宿で調理してもらおう。ココで焼いてもいいが。」 「いえ、そんな!俺がやりますから!」 「ただいまぁ!おっきいの獲れたー!お魚焼いてー!」 「ああ、大物だな。」 「これ!?どこでこんなデカイ魚!」 「海!イルカも狙ってた!」 「ちょっと待て!イルカー!!!」 「カカシもいる。大丈夫だと思うが。」 「カカシ君だって危ないでしょうが!あんなに小さい子ども!この魚だったら一飲みですよ!?」 「父ちゃん!ただいまぁ!ねぇねぇ!コレ獲った!」 「イルカ!良く無事で…!って!さっきのよりデカイ!?」 「後で焼いて食べようね!イルカ!」 「うん!」 「うー…母ちゃんもう一回行ってくる!負けないもん!」 「えー!じゃあイルカも!…うにゃ!?」 「待ちなさい!」 「ああ、お義父さん、大丈夫ですよ!俺が一緒にいますから!」 「カカシ、これ以上獲ったら食べきれないから止めているんだろう。それよりこれを焼いて昼食にしよう。」 「そっか!ありがとう!父さん!すみません!お義父さん!」 「違うから!危ないでしょうが!」 「父ちゃん危ないの?じゃあイルカとカカシが守ってあげるね!」 「そうじゃなくて…!」 「さっきね!イルカが魚にパクンってされそうになって、そしたら、カカシがばちばちー!ってやって魚がぷかってなったからお土産!」 「えーっと?何だか分からないけど、カカシ君に助けてもらったんだな?それと、やっぱり食われかけたんじゃないか!」 「いえ!違います!イルカが誘い出すからって先に行っちゃって…すぐに追いかけたら魚がイルカを追いかけてたからつい雷遁を。」 「そうか。水中でちゃんと忍術を使えるようになったんだな…!すごいぞ、カカシ。」 「えへへ!」 「褒めてないで止めてくださいよ!何やってるんですかー!」 「ねぇねぇ!魚ー!食べよう?」 「ああごめん!すぐ焼くから!」 「あとね?ふさふさはイルカも撫でればイイと思う!」 「そうだな。おいで。」 「えへへー!カカシ触った分取返した!」 「もう何が何だか…!」 「ただいまぁ!」 「あ!母ちゃん!おかえりー!」 「みてみて!イルカに勝ったー!」 「すごいすごい!おっきい!」 「そのままでは焼くのが大変そうだな。まずは捌くか。」 「俺はこっちの小さい方を丸焼きにするね!大きいのはとりあえず切ってから考えようか。刺身もいいよね?」 「ああ。」 「ねぇ。褒めてー?」 「ああ、すごい。すごいけどな…?」 「えへへ!じゃ、ご褒美頂戴!」 「あ、こら!まちなさい!服を脱がさない!」 「奥方。宿はそこの坂を上がった所を貸しきりにしてあるから、好きに使ってくれ。入り口に式がいるはずだ。案内はそれがする。うみの、後で食事を持って行く。…ゆっくりしてくれ。」 「じゃあ後でねー!」 「いってらっしゃい!お義父さん、お義母さん!」 「行ってらっしゃい母ちゃん!」 「待ってくれー!イルカー!」 「ご褒美ー!うふふー!」 「ねぇねぇ!カカシ!魚食べる!まだかなまだかな!」 「すぐ焼くからねー!」 「さて、では魚でも捌くか。刺身と…後は適当に汁物にでも…。」 ********************************************************************************* 子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きをがんがんどんどんばりばりじゃんじゃん出来心でアップしてみる。 フサフサ(大)はイルカ母の懐柔中。そしてやっぱり天然。…イルカ父はどんどん苦労するという…! ご意見ご感想などお気軽にどうぞ!!! |