もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。 ごそごそごそごそ…もそりっ。 「サクモさん…!これ!この依頼書…っ!?」 「ああ、うみの。寝ていてくれて構わない。奥方も心配するだろう」 「これ、こんなの!俺も同行…っ!」 「いや。それはできない」 「なんでですか!こんな任務…!サクモさんだけじゃ…!」 「現地で先行部隊と合流できるはずだ。捕虜になっている仲間とも」 「…駄目です。俺も行く!行きます!」 「…奥方が悲しむのは見たくない。いざという時に側にいてあげて欲しい。それでなくても三つ子だ。一人にしてはおけない」 「でもですね!アナタはいつだってこういう任務だと無茶するでしょう!?」 「…そうか」 「そうなんです!不思議そうな顔しても駄目です!その依頼書貰いますよ!書き換えてもらってきます!せめて俺以外でもいいから誰か…!」 「もう、出発しなければならないんだ」 「カカシ君だって今留守にしてるのに…!」 「そうだな。イルカ君が、カカシお出かけ遅いからと先ほど迎えに」 「えええ!?そ、そういや気配が…!?勝手にお出かけしちゃ駄目だっていってあったのに!」 「ああ、だから俺と三代目には言っていった」 「うぅぅぅぅぅ…!なんで父ちゃんはスルーなんだ…!」 「一応伝えには行っていたが、うみのは寝ていたようだ。奥方はじゃあねぇと返事をしていたが」 「…そう、ですか…。まあうちのは自分がそうだからイルカがふらふらしてても気にしないけど…!止めてくださいよ…!」 「仲がいいのはいいことだな。それに…恐らくもうすぐ帰還するだろう。多少寄り道しているようだが」 「え!?分かるんですか!?」 「ああ。もう火の国に入っていると先ほど式が」 「あ、なるほど!それで!」 「それに気配が大分里に近い。あと数刻もすればつくだろう」 「…そうでしたね…サクモさんは凄く広い範囲の気配が読めますもんね…」 「挨拶はできそうにないが、カカシには奥方についての相談してある。それにうみのの丸薬も…」 「そんなのはいいんです!ちょっとで帰るなら待ってた方がいいでしょうが!」 「…だが、時間がない」 「焦って準備してましたけど…!でも…!」 「すまない。うみの」 「…はぁ…どうしたって俺のいうコトなんか聞きやしないのは知ってますけどね…」 「では、行ってくる。ちゃんと食事と睡眠と…」 「サクモさんも!気をつけてくださいね!食事もですが…全体的に!」 「…気をつけよう。カカシにも怒られたばかりだ」 「絶対ですよ!…にしてもカカシ君は本当に…。育ったら凄い子になるんだろうなぁ…」 「奥方は良く眠っているようだからしばらくはゆっくり休むといい」 「気をつけて…!」 「ああ」 ***** 「ただいまー!父ちゃん!」 「ただいま帰りました!お義父さん!お義母さんは…寝てるかな?」 「あ、ああ。お帰り」 「お義父さん顔色が…!あの!綱手姫から丸薬預かってるんです!これを…!」 「サクモさん…本当にカカシ君に頼んでったんですね…!?」 「父ちゃん大丈夫?おなか減った?イルカはおなか減った!」 「今すぐ作るねー!お義父さんは…そうだな。食べてからそれ飲んで休んで下さいね!」 「いや俺が作るから!…その、サクモさんは…」 「…ええ。さっき式が。任務、なんですよね。それも…父さんには…」 「…俺が一緒に行けたら…!」 「お義父さんは休んでて下さい!こんな大切な時期にお義母さんから離れちゃ駄目です!」 「ふさふさにも父ちゃんちゃんと寝かせるの頼まれた!がんばる!」 「サ、サクモさん…!?なんでイルカにまで!?」 「父さんの事は心配ですけど、いつもより余裕はありそうだったので。なんてったって、俺用の式は普通の鳥なのに、イルカ用のだけじゃれやすいように工夫したひらひらしたのだったし…!」 「サクモさん、そういうところは芸が細かいんだよな…。自分のことにもうちょっと気を遣ってくれればいいのに!」 「そうなんですよね…」 「ふさふさ…大丈夫?」 「…大丈夫だと思いたいかな…?三代目に交渉して休みもぎ取ったから、ちょっと休んだら追いかけられるし。大分札とか使っちゃったから装備だけ確認しないと流石に厳しいけど…」 「イルカも行く!」 「だーめーだ!イルカ!父ちゃんに言わずにお出かけしただろ!」 「にゃー!?降ろしてー!首つかんじゃやだぁ!」 「お義父さん!ちょっと待ってください!」 「カカシ君、ちょっと待っててくれな?イルカ!これからお兄ちゃんになるんだから…」 「ちゃんと父ちゃんにも言ったもん!おいかけてくるー!ってお返事よくわかんなかったけど!母ちゃんにもふさふさにもじいちゃんにも言ってからおでかけしたもん!」 「…俺、もしかして寝ぼけてたのか…!?」 「そうなんです。どうやらお義父さんには一応言ってから出かけたみたいで…。俺にもちゃんと父ちゃんに言ってきたって教えてくれたんです!だから…!」 「…俺は…俺は…!」 「うにゃ!?」 「イルカ!大丈夫!?」 「大丈夫!でも父ちゃんが大丈夫じゃない!」 「…お義父さん…?イルカおっことしちゃったし、何か呻いてる…?」 「…うぅぅぅぅぅ…!俺が、俺がもっとしっかりしてないと…!」 「ご飯、作ろうか?」 「お手伝い!」 「そうだね!手洗ったらささっと作っちゃおう!お義父さんは食べたらしっかり休んでもらおうね?」 「にゃ!分かった!」 「…父さん…」 「んっとね?ご飯食べてカカシもイルカと一緒に寝るの!そしたらお出かけ!ふさふさ追っかけよう!」 「うん!そうだね!…イルカは、待ってて貰っちゃうと思うけど…」 「父ちゃん起きてるからちゃんと言ってからお出かけする!」 「そっか。そうだね!相談だけしておけば…!」 「こねこね?まぜまぜ?」 「今日は肉野菜炒めかな?父さんスープは仕込んどいたって。イルカは…お肉に下味つけてもらおうかな?こねこねって!」 「分かったー!がんばる!」 「ああああ!?俺も!俺もやるから!」 「お義父さんは、そのう、お義母さんが多分そろそろ…」 「え!?あー!?」 「寝てたのに置いてった!酷い酷い!」 「ああ、ゴメンな?ご飯すぐ用意するから…!」 「どこにも行っちゃ駄目!」 「でもな?これから台所に行くだけだから…!」 「…お義父さん、お義母さんの側にいてあげてくださいね?父さんがあらかた作ってってくれてるのですぐ出来ますから!」 「父ちゃんは母ちゃんいっぱいなでなでするといいとおもう!イルカはこねこねするの!」 「イルカすごいー!がんばってねぇー!」 「…そうだよな…こればっかりは子どもたちには…俺にできることをやらないとな…!ごめん!カカシ君!イルカ!」 「いいえ!じゃ行こう!イルカ!」 「にゃ!がんばる!」 「うふふー!美味そうな匂いー!」 「…とりあえず…あとはイルカのお出かけ阻止だよな…!?」 ********************************************************************************* 子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。 まあちょいと例の任務ネタ。長生きしちゃうふさふさのが好きなので捏造上等。 …あのぅ…すっごくすっごく今更ですが、パラレルというか捏造ですって注意はいりましたか…!? こんぽんからしてねつぞうなのであれですがー…がー…orz。 本では結構書いちゃおうかなぁと思いますが、ド粗品ではこの辺で適当に切っとく予定ですのでー! このネタお嫌いな方がいらっしゃったら生ぬるくスルーしてやってください…! ではではー!ご意見ご感想などございましたらお気軽にどうぞー! |