ふさふさの暴走(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。
出来心で何か増えるということで!


「やはり肉は多目がいいと思う」
「そうだね!お義母さんお肉大好きだし!…でもちょっと多すぎない?牛肉に豚肉に鶏肉まで…?」
「だが野菜も積極的に摂取してもらわなければ」
「えーっと、そうだね。バランスって大事だよね!え、だからどうしてそんなにカゴに入れちゃうの…!?」
「牛乳とヨーグルトでは、確かヨーグルトの方が良いのだと聞いたことがあった気がするが、うろ覚えだ」
「ま、待って待って!かごから溢れてるから!…あのさ、父さん…何かあったの?」
「魚も必要だな」
「あ!また!…だからこんなに沢山買い込んでも冷蔵庫に入らないし、冷凍できる量も超えちゃうよ?」
「あ」
「…父さん…やっぱり一人で買い物には行かないでね?しばらくは俺か…あとお義父さんとかと一緒に行って?」
「そうだな…」
「溢れた分は戻してくるから。…父さん、後で色々教えてね?責めてお義父さんにでもいいからさ、相談してみてよ」
「そうか。うみのに先に相談すべきだったか。彼女と違って奥方は種族が…。だが猫も良く食べるというし」
「…なんだか良くわかんないけど、あんまり遅いとイルカが心配するし、お義父さんが帰ってきてたらもっと心配してると思うから、そろそろお会計しようね?」
「ああ」
「あ、そういえばさ。父さんはお小遣い帖って使ってる?」
「…そういえば…うみのに貰ってからしばらくは記録していたが、うみのがソレを見てくれて卒倒して以降は使っていないな」
「…そうだよねー…使うときは凄い使い方しちゃうのに、普段使わないからものすごい金額溜まってるもんね…あの出入りはお義父さんには辛いかも。…やっぱり俺が管理しよう」
「そうか」
「とりあえず、今日はお肉かな?もうすぐひな祭りだから食材は使おうと思えば何とかできるよね」
「そうか。女の子かもしれないな」
「…父さん。もう帰ろう?それからちょっとでイイからお昼寝してね?」
「だが、これだけの量の仕込みは…」
「大丈夫!ほら、イルカが最近すっごく手伝ってくれてすっごくすっごく可愛いから!」
「そうか」
「よいしょっと!…結構金額いったかなー?」
「毎度ありがとうございます!…あの、ご配達のご利用ですか?」
「持って帰るから大丈夫です!あ、でも、済みません!保冷剤ちょっと多めで!」
「かしこまりました!」
「術で…」
「ここは里だし、父さんは絶対疲れてるから無理しちゃ駄目だよ?」
「そうでもないと思うんだが…」
「俺が心配なの!あ、そっちの先に袋につめちゃっててね?」
「わかった」
「えっと、お支払いは…お父さんじゃなくていいの?僕?」
「あ、俺が払うので!」
「え!?」
「…あ、やっぱり結構行っちゃった?もー買いすぎだよね…。ま、イルカがよく食べるしお義母さんがすっごく良く食べるから大丈夫かな!はいこれ!おつりないと思います!」
「…あ、ありがとうございましたー…?」
「父さん!帰ろ!」
「ああ。そうだな」
「…なんだったのかしら…!?」
*****
「おかえりカカシ!ふさふさも!遅い遅い!」
「ただいま」
「ただいま!ゴメンね!イルカ!これからご飯仕度するから!」
「えへへ!もっと撫でてー…?そんで、イルカもお手伝いする!」
「うん!ありがと!」
「では、これを仕舞ってこよう」
「…父さんは布団持ってきて。それから縁側に敷いてお昼寝!」
「だが…」
「昨日だって帰り遅かったじゃない!買い物が気分転換になるならいいかなって思ったけど、ちゃんと休まないと駄目でしょ!」
「すまない」
「ふさふさはちゃんと休まないと駄目!父ちゃんも心配する!」
「そうか…では、少しだけ休ませて貰おう」
「ふさふさはちゃんと寝るとイイと思う!」
「お布団は忘れないでねー!」
「ああ。ありがとう。イルカ君。カカシ」
「ふさふさ寝てるからイルカが頑張る!」
「ありがと!お義父さんはまだ帰ってないから大丈夫かな…?捕まらないといいんだけど…」
「母ちゃんはお出かけ!父ちゃんもまだ任務!でもね?すぐ帰ってくるって言ってた!ふさふさが遅いから二人っきりで駄目だって!」
「…そ、そういえば…これってチャンス…!」
「よくわかんないけど頑張る!」
「うん!そうだね!ご飯仕度一緒に頑張ろうね!…台所ってある意味密室だし…!」
「こねこね?まぜまぜ?」
「んー?とりあえずこっちの袋の中身は冷蔵庫に仕舞って、後は…豚肉は…味噌ダレにつけちゃおうかな?鶏肉はから揚げもいいけど、チキンカツとかどうかな?シソもあるし!」
「カカシの肉美味い!楽しみ楽しみー!」
「じゃ、タレ作ったら袋にお肉と一緒にいれて…イルカにもみもみしてもらおうかな?」
「がんばる!もみもみ!」
「可愛い…!今なら二人っきり…!」
「カカシと一緒楽しい!」
「そ、そうだね…!今なら…ちゅ、ちゅーとか…!」
「サクモさんまた…うぎゃあ!」
「あ、父ちゃんふさふさに捕まった!」
「ちっ!…ま、予想通りだけどね…。お義父さーん無事ですかー!」
「私もー!」
「ぐふっ!」
「母ちゃんも帰ってきた!」
「あー…うん。手遅れっぽいけど一応様子見てくるかな…」
「あのね?父ちゃん寝ちゃってると思う。母ちゃんも寝ちゃってるし、ふさふさもだと思う!」
「えーっと。…とりあえずお義父さんたちと父さんでお昼寝してもらおうね?」
「にゃ!わかった!もみもみしてから後で混ざる!」
「そうだね!後で…お昼寝とかお風呂とか…!」
「一杯お手伝い!頑張る!」
「うん!…頑張るよ…!色々ね!」
*****
「うーん…」
「お義父さーん?…やっぱりまだ無理かなぁ?」
「母ちゃん!肉!出来た!」
「肉!食べる!お腹すいた!」
「おはようございます!お義母さん!えーっと。後は父さんなんだけど…」
「ふさふさー!ご飯―!起きて?」
「う…?ああ、イルカ君。…うみの?何かあったのか?」
「何かあったっていうか…うん。多分もうちょっと寝かせて置いてあげれば大丈夫…かなぁ?」
「そうか。ああ、奥方。奥方には沢山食べて沢山休息を取って、それから適度な運動と…」
「父さん…?やっぱり起きてください!お義父さん!」
「え?あ!サクモさん!駄目ですよ!お昼寝はいいんですけど、布団敷くだけじゃ!かけて寝ないと!」
「そうか」
「…そっか。それでお義父さんが捕まったのか」
「父ちゃんおはよう!ご飯できた!イルカがお肉もみもみしたの!あとね?きゅうりもバンバンした!まぜまぜも!」
「えーっと?何だか分からないけど、ありがとな!がんばったんだなぁ!…こんなにかわいいけど…でもだな…!?」
「えへへ!」
「…うぅー…イルカばっかりずるい!母ちゃんもがんばったもん!注射嫌いなのに!」
「え!?注射!?大丈夫なのか!?風邪か!?それとも何か…!?」
「んー?いちおうけつえきけんさ?するっていってた!よくわかんないけどお腹減った!」
「わー!?け、検査なんて!?何があったんだ!?式、式飛ばさないと…!」
「ああそうか。定期健診だったか。では疲れただろう。奥方。沢山食べてもらわないと」
「定期健診って…!?なんの!?」
「カカシ。イルカ君。ありがとう。明日からは俺が献立を考えよう。以前講習会にも出たことがあるし、変わっていることがあるかもしれないから、予約もしてきた」
「…あ、もしかして?そっか、だから…!なーんだ!心配しちゃったじゃない!」
「母ちゃんはいっぱいご飯食べるとイイと思う!」
「一杯食べる!肉―!まだ?」
「はい!今すぐ!行きましょう?」
「行くー!」
「イルカもー!」
「あ、あの?」
「うみの。今度何を担当するか相談させて欲しい」
「で、ですから!何の!?」
「子育ては協力が必要だ。彼女は…カカシを産んでからしばらく体調を崩してしまったし、奥方も気をつけなければ」
「え?え!えぇええええ!?」
「うみのもしっかり食べてくれ。体力が必要だからな」
「も、もしかして…!やったー!そっか!そうだよなぁ!そういやそろそろ出来てもおかしくないよな!最近くっついてくるけどおねだりがぱったりなくなったのは…!そういうことか…!」
「父さん!お義父さん!まだですかー?」
「あ、うん!ごめんな!」
「ああ、今行く」
「…そっかぁ…!今度は…女の子かなぁ!男の子でもいいよなぁ!」
「きっとどちらに似ても可愛らしいだろう。じゃれてくれるかもしれないし」
「え?」
「ああ、奥方が寂しがっているようだ。食事にしよう」
「あ、そうだった!行きましょう!」
「とても、楽しみだ」

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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
こそっとふさふさ的たまひよな日々開始?←危険。
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