猫と子猫とじいちゃんと(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。
ぬこぬこぬこ…!


「じいちゃーん!いらっしゃいませー!」
「おお!イルカ!…と、今日は世話になるぞ。うみの」
「いいいいいいい!いらっしゃいませ!」
「毎度毎度そうそうしゃちほこばらんでもよいて。で、アヤツは?サクモたちはどうした?」
「あー…うちのなら台所で料理してるサクモさんとカカシ君につまみ食いさせてもらってます…」
「おおそうか!元気そうでなによりじゃ!では邪魔させてもらおうかの?」
「はい!もちろんどうぞ!…っていっても、ここサクモさんちなんですけどね…」
「にゃ!じいちゃんこっち!あのね?今日はふさふさがじいちゃんのためにおっぱいで煮物でお魚で羊羹なの!でね!イルカもがんばるの!お肉もあるの!」
「そうかそうか!ありがとうな…!」
「こら!イルカ!それじゃ訳が分からないだろう!すみません三代目…!一生懸命なのは確かなんですが、まだまだ子どもなもので…!」
「よいよい!よい子に育ったのう!次も必ずや…」
「さすが三代目だなぁ…この支離滅裂っぷりにも動揺してない…!でも、次って…?」
「じいちゃんご案内する!お茶もいれる!あと羊羹!」
「イルカ!ちゃーんと出来るな?大変だったら父ちゃんが…」
「できる!カカシと練習したもん!じいちゃんのお席はここ!…えっとえっと…あと、お茶!入れてくる!」
「ああああ…き、気をつけるんだぞ?零すなよー…?やっぱり俺が…!」
「相変らずじゃのう…。まあそんなお主だからこそサクモを任せておったんじゃが。子どもは日々育つものじゃ、落ち着いて見ておればよい」
「そ、そうですね…!」
「いらっしゃいませ三代目!」
「あ、カカシー!ふさふさ!じいちゃん来た!」
「三代目」
「おお、邪魔しておるぞ。で…」
「じいちゃーん!お土産頑張ったの!誉めてー!」
「わー!?こ、こらー!いきなり抱きついちゃ駄目だろう!」
「元気そうじゃのう!うむうむ!良いことじゃ!」
「大物ではあるんだよねぇ。さすが里長?」
「三代目は術や知略だけでなく、里を誰よりも大切に思っていらっしゃる。里を支えるにふさわしい方だ」
「そうだね。三代目って一応凄いんだよねー。しつこいし。色々気をつけないとなぁ…」
「う?なぁに?カカシもじいちゃんと遊ぶ?」
「えーっと。とりあえず、お茶の仕度一緒にしよう?」
「にゃ!がんばる!じいちゃん後でねぇー!」
「楽しみにして居るぞ!」
「だ、大丈夫かなぁ…見に行った方が…!?」
「では、俺も料理を」
「サクモの料理は美味いからのう!イルカも誉めておった」
「うー…ふさふさばっかり誉められてずるい!」
「こ、こら!」
「よいよい。お土産を後で見せてもらおうな?」
「んー…!もっとなでてー…?」
「すみません!三代目…!」
「いや気にするでない。お主にはこれからも色々と苦労をかけるかもしれぬが…」
「そんな!嫁さんのことなら大丈夫ですよ!あ、まあイルカとカカシ君のことではちょっとこう…相談とか色々!」
「そうじゃなぁ…カカシのことも考えんと…」
「じいちゃん!お茶!あとこれがふさふさの作った羊羹!」
「おお!では早速。…うむ美味い!ありがとうな!」
「えへへ!」
「三代目。こちらも」
「おおこれはまた美味そうじゃ!料理も器量も人一倍…いっそおぬしが女子なら…」
「女子?ああ、変化の必要な任務ですか?それならどのような容姿がいいのかを教えて頂ければ…」
「父さんは気にしないで?…で、三代目…?」
「あー…カカシ。そう睨むな。分かっておるわ!」
「ホントですか?…ま、さっきの失言はいいとして、また変なこと考えてるなら…!」
「わ、わかっとる!大丈夫じゃ!そのー…ただ色々とな!考えることが…!」
「じいちゃん!ふさふさ苛めちゃだめ!」
「ああイルカ!そのようなことはせぬよ!ま、まずは頂こうか!」
「三代目のお好きな生麩の炊き合わせです」
「ううむ!サクモは本当に腕が良いのう!」
「ん?ご飯―?」
「奥方にはこちらを」
「ふわふわ!とろとろ!うまい!」
「そうか。よかった。どんどん食べて欲しい」
「ほら父さんもはい!ご飯!お義父さんも!」
「ありがとう」
「イルカはこれもあるからねー!」
「う?これなぁに?」
「お義母さんのと一緒なんだけど、あっちは蒸してあって、こっちは焼いてあるんだ!和風ハンバーグって感じかなぁ?山芋とか豚肉とか混ぜてたでしょ?ソースは俺が作ったけど!」
「にゃ!イルカがこねこねしたやつ!」
「美味しいから食べてみて!はい、あーん!」
「あーん!…美味い!」
「イルカが頑張ってくれたから、美味しく出来たんだ!」
「カカシがいっぱい頑張ったから美味しいと思う!」
「…本当に、美味しいんですけどねー…イルカは男の子なのにー…!」
「そうだな。自分のものはよく分からないが、カカシの作った料理は美味い」
「そう嘆くなうみの。幸せそうでなによりじゃし、いずれ…いやさすぐに次があろうから」
「へ?次、ですか…?」
「…その様子では…そうか。まあよい。さ、食べような?」
「は、はい!…何か、あったのか…!?」
「そうか。それでか」
「サ、サクモさん…!?」
「ああ、汁物のおかわりなら椀を」
「違うんですけど…!で、でも美味しいしなー…ちょこっとだけ…!」
「にゃ!私ももっと頂戴?」
「ああ、奥方はご飯もだな。どうぞ」
「えへへー!美味い!」
「それにしても最近本当に良く食べるよなぁ?具合悪くなさそうだからいいんだけどなぁ?」
「んー?おなか減った!美味しい!」
「イルカもおかわりー!」
「はい!イルカ!」
「カカシのはイルカがよそうの!」
「ありがと!」
「三代目も、遠慮なさらず」
「ああ、すまんの。…うむうむ…!お主のことも心配しておったが、大丈夫そうじゃな。やはりまずは…!」
「三代目…?」
「…なんか怪しいし、やっぱり油断できない…!」
「じいちゃん!後で遊んでねぇ!」
「イルカもー!あとカカシも一緒に遊ぶとイイと思う!」
「うん!そうだね!…何か影で企んでそうだし…!」
「そうだな、片付けなら俺が」
「そんな!俺がやりますから!」
「では後で」
「父さん!俺もやるから、後でいいよ!」
「イルカもお手伝いするもん!」
「そうか。ありがとう」
「…成長してるよなぁ…!料理もちょこっとずつできるようになってるし…!でもなー…よ、よめに行くなんて…!?せめてよめに貰って…でもソレも違うし!」
「結婚式の段取りを決めるにはまだ早いそうだ。まずはどんな衣装にするか決めようと思っている」
「わー!?俺が悩んでるのはそうじゃなくてですね!?」
「…ううむ…サクモは家事なんぞお手の物じゃが、やはりうみのには負担が大きいかのう…?じゃがカカシもおるし…」
「じいちゃん?」
「ああ、なんでもないぞ!ささ。遊ぼうか!」
「遊ぶー!」
「遊んでぇ!」
「じゃ、俺も…監視を兼ねてちょっと行って来るね!」
「ああ」
「うぅ…!三代目にも何か裏がありそうなんだけど!?どうしたらいいんだ…!?」
「大丈夫だ。カカシもイルカ君も最近一層腕を上げているから、奥方と三代目相手でも十分戦えるだろう」
「え!?遊ぶって…そっちなんですか!?」
「最近カカシとイルカ君はよく一緒に修行しているようだが?」
「そ、そんな…!いつの間に!?」
「いずれ俺たちを超えてくれるだろう。楽しみだな」
「そ、そうですね。そんなんですけどね…!?」
「では、片付けをしてくるから、うみのはお茶でも飲んでいてくれ」
「いえ!じっとしてるよりは…!片付けしちゃいましょう!」
「そうか。ありがとう」
「何か起こってるのは確かなんだ…!確かめないと…!」

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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
じいちゃんが来たので大騒ぎという話。
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