父、悩む(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。
こそこそひっそり!


「じゃ、俺たち先に寝るね!おやすみなさい!お義父さん、お義母さん、父さん!」
「おやすみなさぁい!父ちゃん!ふさふさ!あと寝てるけど母ちゃんもー!」
「おやすみ」
「んにゃ…?うー…」
「イルカ!お布団ちゃんと肩まで掛けて寝るんだぞー!」
「はぁい!」
「ちゃんと俺が見てますから大丈夫です!」
「そ、そうだよなー…カカシ君がいるから…だからソレが問題っていうか!うぅ…!」
「じゃ行こっか!」
「にゃ!もうお休みなさいする!カカシと一緒!」
「そうだねイルカと一緒!」
「仲がいいな」
「そうなんですよねー…それがまた問題というかなんと言うか…」
「うみの。そういえば何か俺に話があるらしいとカカシが言っていたが」
「えーっとですね。あの、ちょっとご相談が…」
「そうか」
「うちの、イルカなんですけど。そろそろカカシ君と部屋を別にした方がいいんじゃないかなーなんて!」
「婚約者同士なのだから、一緒の部屋でも構わないと思うんだが。確かにこれから育つだろうから、部屋が手狭なようなら他のもう少し広い部屋に移らせてもいい。何なら壁をぶち抜いて部屋を広く改装しても…」
「いや!そうじゃなくて!…あの、ほら、カカシ君は早熟だし、うちのイルカもなんていうか…行動力がありすぎるので、心配なんですよ…」
「そうだな。俺のときは確か…」
「ちゅ、ちゅーとか言っちゃってるし!知らぬ間に何か起こってたら…!」
「だが、流石にまだだろう」
「でもですね!?イルカとカカシ君がまかり間違ってままままま、毎日…ちゅ、ちゅーなんてしてたらどうしたらいいんだ!?」
「彼女はキスは親愛の意味もあるのだと言っていた。だから付き合ってからも、婚約するまでにも何度もしたことがあるが」
「親愛…!で、でも!親愛だけじゃないですよね…きっと…!?」
「そうだな。あれだけ仲がいいのだから、愛し合っていると言ってもいいと思う」
「あああああいぃ!?イルカー!どうしてなんだー!?」
「忍の身では愛し合っているもの同士で最初の経験をするというのは非常にまれだが、カカシは幸運だな」
「…サ、サクモさん…?何か話が食い違ってるって言うか…!?凄いこと言ってませんか!?だからうちの子は可愛いけど男の子ですって!」
「いっそもう結婚することができたらいいんだが。年齢的にもそうは行かないからな。だが三代目に相談…」
「わー!?そうじゃないんですって!そ、そのですね!まだまだあの子達は子どもなので、そこまですごいことを想像してるわけじゃなくて…!」
「そうだな。いきなりはいけない。彼女にも…」
「えーっと…!?も、もしかして…!?いきなりやっちゃったんですか…!?」
「いや。怒られたので途中で」
「あー…そうですね。あの人ならアナタを止められそうだし!そりゃそうですよね!」
「許しを貰ってから続けた」
「って!?結局やっちゃったんですね!?」
「本気で怒らせてしまったから、我慢するつもりだったんだが。彼女の方から…」
「あの!その話は中止です!えーっとですね!?まずは同じ部屋じゃない方がいいかどうかってことを…!」
「同室の方がいいだろう。もし分けても恐らく二人で示し合わせてどちらかの部屋に入り浸ると思うが」
「そ、そうだった!?イルカもカカシ君も無駄にそういうの行動的だから…!」
「いっそ俺と同室にしてもいいが」
「えーっと…でもですね。それは大分無理があるといいますか…。任務が入ったら意味がないし、そうそう休みも被らないですし!そもそも疲れが取れないでしょう?」
「そうだな。…なら、よくカカシに言い聞かせておこう。おそらく彼女から何度も聞いているから問題ないとは思うが」
「…何度も、いうようなことしちゃったんですね…。そしてカカシ君はそういうトコしっかり遺伝してそうだし…!」
「三代目にもお願いしておくか。正式に婚約したのだから、結婚するまで触れないよう術印でも…」
「わー!?そんなことまでしなくていいですから!」
「そうか」
「…そうですね。もうちょっと様子を見ましょう…。俺ももうちょっと考えて見ます」
「そうか」
「…にしても、うちのはホントに良く寝るなぁ!」
「う?なでぇゅ?んー…うふふ!」
「ああこら、指を齧らない!」
「綱手姫が診てくださったのなら大丈夫だと思うんだが…やはり今後も定期的に診察してもらえるよう掛け合っておかないと」
「そうですね…。任務が多いって訳じゃないからなぁ?」
「無理をさせないよう、気をつけよう」
「ありがとうございます!俺も気をつけないとな!」
「そうだな」
「まあもうすぐ春も終わりますし!」
「…そうか…」
「えーっと。あの、そんなにしょぼんとされると困るんですが…」
「すまない」
「まあ、あれです!俺たちも寝ましょう?」
「ああ、そうだな」
「ちょっと持ち上げるぞー?」
「うにゃ?んぅー…!」
「ほらほらちゃんと抱っこされてなさい!サクモさんも行きますよー?」
「ああ。先に行ってくれて構わない」
「…ちゃんと休まないと駄目ですからね!」
「ああ」
「も、ねぅー…」
「ああうん!寝ようなー?」
「おやすみ」
「おやすみなさい!サクモさん!」
「…さて、俺も休むか」
*****
「父さんおはよう!」
「ふさふさおはよう!」
「ん?ああ。おはよう。だがここは?」
「父さんが俺たちの部屋通ったときにまだおきてたんだけどさ。父さんがぼーっと俺たちの部屋の前に立ってたから、そのままじゃ冷えちゃうし」
「ふさふさ一緒に寝よう?って言ったら着いてきた!」
「そうか」
「とうちゃん怒る?」
「たまにだからいいよね?」
「ああ」
「そっか!よかったぁ!ほら、なんだか寝るところがって話してたから!」
「カカシはイルカのだけど、ふさふさもたまに一緒に寝るとイイと思う!」
「うみのが心配していたのは別の件だから、大丈夫だろう」
「そうなんだ?ならいいよね!父さんちゃんとお布団に入らなかったりするし!」
「そうか…気をつけよう」
「ご飯!食べたい!作る!」
「うん!ご飯仕度しようね!」
「では、俺が」
「父さんは寝てて?疲れてるでしょ!」
「いや。それほどでも…」
「廊下で寝ちゃうくらいなんだからもうちょっと寝てないと駄目!」
「ふさふさは寝るの!」
「わかった」
「今日はベーコンとホットケーキにしようかな?」
「アレ好き!ひっくり返すのぽーんってなって楽しい!カカシすごい!」
「えへへ!じゃ、がんばろうかな!…可愛いなー…もう!じゃ、行ってくるね!」
「イルカもふさふさお布団で埋めたらいくー!」
「いや、自分で…」
「だめー!ちゃんと寝るの!いっぱい寝て元気になるといいと思う!」
「そうだな…」
「ご飯作るから!ふさふさじゃあねぇ!」
「ありがとう」

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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
父ちゃんの悩みは尽きないのでしたとさ?(嫁さんと愛息子とその友達と思いたい婚約者と色々と危険な生き物ふさふさ)
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