もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。 ふさふさが努力中。…イルカ父は疲労中? 「そろそろ飯にしますよー!サクモさん!おきてますか?…って、何やってるんですか?」 「ああ。うみの。」 「…えーっと?レース?透ける布?随分ひらひらしてるなぁ。これ、何の任務ですか?」 「デザインはまだ決めていないが。」 「へ?何のですか?」 「妻は似合っていた。きっとイルカ君も似合うだろう。…一度試しに作っておこうかと。」 「…ちょっと待った!そそそそそそっそれ!?ベール!?」 「カカシに教えるにも自分もうろ覚えだ。妻が丁寧に作っていたのをずっと眺めていたから、その記憶ではこれであっていると思うんだが。」 「だから!いりません!イルカは男の子!ドレスは着ません!それにそもそも結婚自体…!」 「着物のほうがいいのか?妻は…どちらもとても似合っていて、俺はどちらがいいか選べなかったから、両方着てもらったが。」 「そういや、凄く似合ってましたね…。でもですね?イルカは…!」 「…そうだな。最初にイルカ君に聞くべきだったか。」 「だからそういう問題じゃなくてですね!?」 「ドレスの縫い方は今度習ってくる。カカシにも教えておくから、大丈夫だ。着物は一応仕立てられると思うが…イルカ君にはどんな生地がいいか選んでもらおう。」 「…サクモさん。まだ色々早いです。落ち着いてください!」 「そうか。そうだな。まだこれからどんどん背も伸びるだろうし。」 「ああああああ!そういう問題じゃないんですけど!…でも、もういいです。それ、しまっておきましょうね?」 「そうだな。やっているうちに思い出したから、十分カカシにも教えられるだろうし。」 「カカシ君なら熱心に覚えてその上自分でアレンジとか加えちゃいそうだ…!」 「そうだな。カカシは器用だ。きっとイルカ君に良く似合うものを…」 「サ、サクモさん!その話題は中止です!さ!飯、食いましょう!」 「ああ。」 ***** 「カカシ君!お父さん連れてきたよ!」 「ありがとうございます!お義父さん!あともうちょっとですから!」 「イルカもお手伝いする!」 「ありがと!」 「…やはり、丈の長い物の方が似合うだろうか。」 「父さん?」 「わー!?わー!?…なんでもないよ!カカシ君!…あの!俺も手伝おうか!」 「いえ!大丈夫です!イルカが手伝ってくれているので!」 「すまない。ついつい時間を忘れてしまった。」 「サクモさん…そういや午前中からずっと…!?」 「大丈夫!でもお休みなんだからちゃんとゆっくり休んでね?」 「ああ。」 「じゃ!俺ちょっと今、手を放せないから!」 「わかった。」 「…あのですね?ほら、まだイルカもカカシ君も小さいですから!もっと勉強とか、健全な!成長とかの方に気を配った方がイイと思うんです!」 「そうか。…しっかり食事してもらおう。」 「そうですね。ソレも重要ですけどね?」 「うみの。そういえば、奥方はどんな式を挙げた?ドレスも着物も似合いそうだが」 「うちのは…ほら、春だったので。それが終わってから式を挙げたんです。白無垢と、お色直しも何回も。…三代目が用意してくださったっていうか、なんかノリノリだったからなぁ…。似合ってましたが…。」 「そうだな。妻にも三代目は熱心に色々用意してくださった。そもそも結婚に際して式を挙げるというコトも知らなかったが、三代目から説明があって、それから、何もしないうちに手はずも整えられていた。」 「三代目に気に入られてるからなぁ…うちのも、サクモさんの奥さんも。それに男はあんまりそういうの詳しくないですよね。」 「そうだな。…結局俺がしたのは仮縫いというのに付き合って、それから妻をずっと見つめていただけだ。」 「サクモさんらしいなぁ。…っていっても、俺も式なんて良く分からない上に、三代目がそりゃもう色々用意してくれるから、訳が分からなくなりましたが。」 「そうか。…やはり早めに準備した方が良さそうだな。」 「そ、それはその!」 「お待たせしました!ご飯出来ましたよー!お義父さん!父さんも!」 「お運びー!イルカがするの!」 「うん!あ、コレもってってくれる?」 「わかったー!んしょ!…はい!ふさふさの!」 「ああ、ありがとう。残りは俺が。」 「にゃ!ふさふさはダメ!座ってるの!イルカがお手伝い!カカシと一緒!」 「そうか。…ありがとう。」 「えへへー!褒められた!もっとがんばる!」 「最近一杯お手伝いしてくれるもんな!イルカ!」 「えへへー!頑張る!カカシと一緒がイイ!」 「…こんなに真っ直ぐに育って確かに可愛いけど…どうして男の嫁に…!」 「イルカ君となら家事も分担してこなせそうだな。息もぴったりだ。」 「そ、それはそうなんですけどね!?でも…!」 「そろそろお義母さんも帰っていらっしゃいますよね?すぐお出しできるように用意しときます!」 「そうだな。そういえば奥方の姿が見えないが。」 「あ、はい。何か最近やたらと元気だし、良く食べるし、興奮してると寝ないのに、落ち着くと良く寝るので、一応三代目の所で見てもらおうかと。…まあ、ただやたらめったか元気なだけなんですけどね…。」 「そうか。そうだな。体調が悪いのに無理をしてはいけない…。」 「あ、その!そんなに深刻じゃないですから!ね?そんな顔しないでも大丈夫です!」 「…すまない。」 「ふさふさー!顔色悪い!ちゃんと食べてねぇ!」 「父さん。ご飯食べて寝よう?大丈夫だから。ね?」 「ああ。」 「…すみません。」 「いや、うみのが謝る必要は…あ。」 「ただいまぁ!ご飯!肉!撫でて!遊んで!いっぱい色々聞かれて疲れた!」 「お帰りなさい!お義母さん!」 「奥方。体調は?病などでは…?」 「んー?なんでもない!元気!お腹減った!」 「そうか。ならよかった。」 「まあそうだろうと思ったけど。食事は今すぐ…」 「はい!お待たせしましたお義母さん!」 「肉!えへへー!」 「カ、カカシ君…?卒がなさ過ぎるよね…!?」 「ふさふさとご飯―!母ちゃんと父ちゃんとご飯―!カカシとご飯―!食べさせて?」 「うん!はい!あーん!今日のチキンカツは割と良く出来てると思うんだ!」 「美味い!えへへー!」 「ずるいー!母ちゃんも!」 「ああほら!サクモさんを狙わない!あーん!」 「あーん!美味い!もっと!」 「しっかり食べてくれ。」 「うん!ふさふさもねぇ!」 「ああ。」 「さて、美味そうだし俺も…」 「あ、お義父さんにはこれも!」 「え?なんだいこれ?」 「色々入ってるんです!健康にいいんですよ!食べてみてください!」 「…美味い。けど。…なんで俺だけ…!?」 「あ、父さんはこっちね!お義母さんはこれです!」 「ありがとう。」 「にゃ!こんがり肉!美味そう!」 「イルカには…コレ、俺と一緒に食べようねー!」 「カカシと一緒!美味い!」 「…気にしすぎ、だよな。そうであってくれ…!」 ********************************************************************************* 子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。 ふさふさは結婚式の準備を着々と進行中!? ではではー!ご意見ご感想などお気軽にどうぞ!!! |