ふさふさ幸せ計画?(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。
ふさふさ。心配される。


「ん…?」
「あ、父さん起きた?」
「「ふさふさー!おはよう!」」
「サクモさん!良く眠れましたか?」
「ああ。おはよう。…ここは?随分暗い…」
「ここは家の縁側、で、父さんはずっと寝てたの。」
「!すまない。…今、何時だ?夕食…」
「えーっと。まだギリギリ酉の刻だよ!思ったより早かったね!」
「夕飯ならカカシ君が作ってくれてますから!起きられますか?」
「大丈夫だ。しかしいつの間に…?」
「お腹減ったー!肉!」
「イルカもー!」
「あ、そうだね!今すぐ!」
「俺がやろう。イルカ君は…」
「サクモさんは寝ててください!疲れてるでしょう!」
「いや、どうやら大分寝てしまったようだから、疲れはもう殆ど…」
「じゃ、ご飯食べたら遊んでもらおうかなぁ?」
「こら!ダメだろ!」
「にゃ!なんでー!?」
「まずご飯用意しますね!」
「イルカもお手伝いする!」
「すまない。」
「ああ謝ることないですから!そりゃカカシ君は重かったかもしれませんけど…ほら、今回の任務うちのがいたって言ってもかなり大掛かりだったし。…どうせまた一睡もしなかったんでしょう?」
「そういえば。」
「ちゃんと寝て下さいね?まあうちのも敵が沢山いたからテンション上がっちゃって寝ませんでしたが。」
「気をつけないといけないな。カカシに怒られる。」
「そうですね…。カカシ君はしっかりしてるなぁ…理由がいろんな意味で分かったような気がするけど…」
「そうだな。カカシは妻に似て…」
「まあ、その、そうですね。サクモさんにも似てますけど。…いろんな意味で。」
「そうか。」
「にゃ!美味そうな匂い!早くご飯食べよう!」
「ああ、すまない。奥方。布団はすぐに…」
「そんなの後でいいですから!しっかり食べてください!」
「ああ。」
*****
「イルカイルカ!はい。あーん!」
「あーん!にゃ!カカシの焼いた肉美味い!!!」
「えへへ!イルカが獲ってきてくれた獲物だからだよ!」
「もっとー!」
「うん!はい、あーん!」
「あのな。カカシ君…父ちゃんとしてソレはちょっと止めたいって言うか…!なんでいちゃいちゃしてるんだー!」
「…イルカずるぅーい!母ちゃんもー!」
「ああこら!分かったから!おまえは箸を齧らない!」
「じゃあ、頂戴?」
「まず野菜な!」
「肉はー?」
「肉ばっかりはダメ!ほら、この山芋とオクラの和え物うまいぞ?あーん!」
「あーん!…ん。美味い!でも肉!」
「分かったから!ひっぱらない!」
「それなら、…奥方の獲物で作ったピカタを。」
「あ!美味そう!頂戴頂戴!」
「こら!人のを取ったらだめだろ!それに、サクモさんも自分の分は自分で食べる!」
「そうか。…では一個だけ。」
「んまい!えへへー!」
「全く…!ほら、コレ!」
「にゃ!これも美味い!」
「すまない、カカシ。何も手伝えなかった。」
「父さん疲れてるんだからいいって!それよりちゃんとお布団で寝てね?途中から布団敷いたけど、体痛くない?」
「大丈夫だ。」
「ならよかった!」
「ふさふさー!今度お昼寝するときは、イルカも一緒にするから教えてねー!」
「分かった。」
「じゃ、母ちゃんもー!」
「そうだな。では昼寝用の布団を用意して置こう。」
「サクモさん…うちのに無理して付き合わなくてもいいですからね?」
「?別に無理はしていないが。」
「そうですか…あー…その、まあいいんですけどね?今夜もしっかり休んでください!」
「わかった。」
*****
「サクモさん?縁側なんかでどうして?今晩はソコで寝るんですか?」
「いや。ただ、思い出していただけだ。」
「そう、ですか。」
「…時がたつのは早いな。」
「…あの、寂しいと思うコトはないんですか?」
「いや。…先に行ってしまうけどいつか会える時が来るからと。それまでちゃんとカカシと里を守れと言われている。」
「あの人らしいなぁ…。」
「それに、カカシに心配をかけたら会ってあげないと。」
「あー…なるほど。ホントにぴったりの奥さんだったんだなぁ…。」
「だから寂しくはない。と思う。…今でも、ここにいれば思いだせる。彼女の、温かい手も、優しい声も、花のような笑顔も。」
「そうですか…。」
「側にはいられないが、いつも見ていると言ってくれた。彼女の言葉だから信じられる。…ただ、手が。今でも時々彼女を探してしまうが。」
「…サクモさん…。…っ。」
「どうしたうみの。何処か痛む所でも…」
「いえ。なんでも、ないです!」
「だが、泣いて…」
「サクモさんの分も泣いてるんですよ!」
「そうか。すまない。」
「あやまるなって…!言っても、ああもう!」
「あー!ふさふさ!私の泣かせた!」
「ああ、奥方。」
「泣かせちゃダメー!私のなのに!酷い酷い!」
「すまない。」
「だから謝らなくていいんですって!俺が勝手に泣いてるだけだ!おまえも、大丈夫だから!」
「そうなの?んー?ふさふさも痛いの?」
「いや。大丈夫だ。ありがとう。うみの。奥方。」
「…酒でも、飲みませんか?」
「そうだな。うみのがいいのなら。」
「んー?じゃあ頂戴!」
「酒はこの間買って来たのがあるし、つまみも適当に作ろう。」
「俺も用意します。お前はコップ持ってきてくれな?」
「はぁい!」
「…がんがん飲んで、ください。」
「構わないが。」
「そんで、もっと世界は楽しいってこと理解してもらいますから!」
「そうか。…ありがとう。」
「えへへー!おつまみー!」
「さあ!飲むぞー!…あ、サクモさんはココで待機してて下さいねー!」
「お酒持ってくるねぇ!」
「…彼女も幸せになりなさいと、言っていたな…。命令だと。」
*****
「おはようございます!朝ごはんは…」
「あー…おはよ…カカシ君…ててっ…!」
「お義父さん…顔色が…!大丈夫ですか!?」
「いや、その…ちょっと頭が痛いだけだから…!」
「父ちゃん臭いー!お酒?」
「すまない。うみの。つい…彼女といる時のように飲んでしまった。」
「そうでしたね。酒豪でしたもんね…うぅっ!」
「…お茶漬けにします!」
「足りないー!」
「あ、お義母さんはちゃんとお肉がありますからねー!勿論イルカのもね!」
「えへへー!肉!」
「カカシの作った肉―!楽しみ楽しみ!」
「あー…ごめんな。カカシ君…」
「うみの。これを飲んでおくといい。二日酔いに効く。」
「あ、これ。俺が…」
「以前良く飲んでいたものだ。」
「ありがとうございます…!んぐっ…これで、もうちょっとで…!」
「ねぇねぇ!今日もあーんして?」
「ゆ、ゆさぶらないでくれー…!」
「奥方。」
「にゃ!美味そう!あーん!」
「あ!こら!」
「ああ、うみのも。」
「あの、俺は自分で!」
「だが、顔色も悪いし。…カカシのお茶漬けは美味いんだが…」
「わー!わっかりましたから!はい!あーん!」
「梅茶漬けだ。」
「うわっうま!コレすごい美味いですね!」
「ありがとうございます!お義父さん!」
「えへへ!カカシのご飯は美味い!」
「肉も美味いー!」
「…今度は…もっと何か別の…」
「しゃけのほうが?」
「いえ!そうじゃなくて!…あ、もう一口…」
「ゆっくり食べてくれ。」
「あぁ…美味いなぁ!」
「ふさふさ!私もー!」
「どうぞ。奥方にも。」
「美味い!」
「イルカもー!」
「うん!あーん!」
「えへへ!カカシも?」
「う、うん!あーん!」
「肉!食べていっぱい遊ぼう!」
「うん!」


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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
心配されるふさふさ編?
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