もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。 イルカ父が寝ている間に進行していたもろもろについて。 「…随分早かったのう。サクモ。」 「ご報告を。」 「そうじゃな。式もきておるが一応聞こうか。」 「アジトの一部を損壊しましたが、敵は殲滅。捕虜となっていた仲間も確保済みです。残党も恐らくいないでしょう。」 「…と、いうことは…あやつか。」 「はい。うみのの奥方の同行を得て、任務を短時間で遂行することが出来ました。報酬も彼女に…」 「そうかそうか。これで足がかりが出来たな。次は…本隊を叩く。おぬしにも出てもらわねばならぬだろう。うみのにもな。」 「御意。」 「それにしてもいつまでたってもおてんばじゃわい!小さい頃から元気がよかったが、ここまでとは!」 「申し訳ありません。三代目。私が止めませんでした。戦力的にもうみのの体調にも、奥方にご同行願ったほうが良いと判断したので。」 「着いていくなといったところで無駄じゃしのう…。お主も、苦労したじゃろう?」 「?いえ。特に。」 「そうじゃな。お主に聞いても…。砦に大穴空けおったのはあやつじゃな。それに、恐らくお主も追いかけられたんじゃろ?」 「はい。良い修行になります。」 「…そうかそうか。まあよい。して、どうした?何か言いたいことがあるのなら…」 「結婚式と籍についてご相談が。」 「おお!ついに再婚する気になってくれたか!」 「いいえ。私の妻は一人だけです。」 「…そうじゃな…。お主がそんな気になるわけがなかったな。…カカシと、イルカか。」 「はい。」 「結婚式はまあよいとして、籍もなにも…引き離そうにも離せぬのに、そんなもん気にせんでもよいじゃろうが?」 「ですが、うみのが納得してくれない方法では、イルカ君が。それに、カカシも責任という物を…」 「ああわかったわかった!そんな縋るような目で見るなというに!…なんとかしてやろう。」 「ありがとうございます。…では、今後もうみのと相談し、問題の無い年齢になったらしかるべき手続きを…」 「わかった。…婚約は確かに認めたから安心するようにカカシに伝えておいてくれ。」 「はい。ありがとうございます。」 「…そうでもしないと何をしでかすか…。そんなトコばかり父親に似て…」 「では、結婚式の段取りを。」 「はぁ…。お主、あいかわらずじゃのう…。いくらなんでもまだ早すぎようて?」 「そうですか…。」 「不思議そうな顔をせんでも!わしが何とかするから安心せい!」 「ありがとうございます。」 「…となるとじゃ。うみのにはもう少し頑張ってもらわねばの。」 「うみのは努力家です。常に己に厳しく、仲間を…」 「それは良く分かっとる。そうではなくて、子じゃ。」 「イルカ君ですか?」 「違う。ほれ、お前も良く知っとるじゃろう?猫族の血は貴重で、戦力は桁外れじゃ。…といっても、気に入った相手か惚れた相手以外のいうことなんぞろくに聞かんが。」 「そうですね。彼女の戦闘センスはすばらしい。手合わせしたこともありますが、あの速さとしなやかさは貴重な戦力になる。」 「そうじゃろうそうじゃろう!それになんといっても可愛らしい!」 「同感です。」 「アヤツの小さい頃といったら…!じいじー!なんぞといいながらじゃれ付いてきおって、そりゃもうかわいかったんじゃ!イルカものう!今も十分可愛いが、もっと小さい頃は更に…!」 「!…そうですか…。」 「ふふん!うらやましいじゃろう?…ちょこっとだけなら写真見せてやっても良いぞ!」 「是非。」 「今度の任務までに探しておいてやろう!」 「ありがとうございます。」 「…という訳で、うみのにはもう一人…いやさ、もう2,3人は子を作ってもらいたい!」 「そうですね。イルカ君も奥方も可愛らしい。それにうみのも頼もしい仲間です。…どちらに似てもきっと可愛らしくて強い、良い忍になるでしょう。」 「もちろんじゃとも!…じゃが、アヤツは心根の良い男じゃがどうも隙が多いというかなんというか…。」 「そうですね。俺も出来るだけのコトはしたいと思います。」 「うむうむ!頼んだぞ!…ああ、じゃが、お主も無理をせぬように。」 「はい。」 「…ああそうじゃ。アヤツへの報酬なら、食べたがっている物でも作ってやるとよいぞ?報酬なんぞ受け取っても喜ばん。むしろうみのがまた気疲れするばかりじゃからな。」 「そうですか…わかりました。では角煮とステーキと…あとは…」 「…相変らずのようじゃのう。…今度また邪魔しようか。」 「はい。是非。…うみのの家か私の家に。」 「そうじゃな。…では、ゆっくりと体を休めるように。」 「はい。失礼致します。」 ***** 「そういえばさ。父さん。」 「ああ。」 「あ、あのね?この間三代目に色々聞いてくるって言ってたけど…どんな感じだった?」 「許可を頂いた。籍も式も。」 「ホント!」 「だが、まだ二人とも幼い。正式な入籍はまだ先になる。」 「そっか…そうだよね…。イルカがかわいいから俺…!」 「…だが、婚約は確かに保障していただいたから安心するようにと。」 「ホントに!やったぁ!ありがとう!父さん!」 「いや。…それに、うみのにはもっと…」 「あ、そうだったね!お義父さんには沢山頑張ってもらわないといけないから…!」 「そうだな。」 「俺、料理もっと勉強するね!家事も頑張る!任務も勿論ね!」 「俺も、…結界と任務でなら。」 「一緒にがんばろうね!父さん!」 「ああ。」 「ねぇねぇ!なにがんばるのー?お腹すいた!」 「はい!お義母さんすぐ作りますね!」 「んにゅ?カカシのお膝おりないとだめ?まだねむ…」 「イルカは大丈夫だよ!俺もう影分身使えるから!」 「いや。俺が作ろう。」 「え!でも…」 「母ちゃんはお肉がいいな!イルカは?」 「お肉がイイ!」 「わかった。…そうだ。今度また三代目をお招きするかもしれない。」 「じいちゃん来るの!嬉しい!遊んでもらう!」 「イルカはねぇ!撫でてもらう!」 「あんまり撫でられすぎないでね?俺、寂しくなっちゃうから…。」 「わかった!カカシも一緒に一杯撫でてもらえばイイと思う!」 「そうだね…!」 「うみのにも食事を用意しないとな。」 「ねぇふさふさー…まだ入っちゃダメなのー…?」 「食事が済んだら。」 「うぅー…!」 「あの、お義母さん…」 「奥方。では今日は一緒に修行をしてもらったお礼に、ステーキと角煮を。それから野菜も…」 「ご褒美!楽しみ楽しみ!早く食べたい」 「ああ。すぐに用意する。」 「…父さん、いざとなったら…」 「ああ。頼んだ。」 「ふさふさのご飯〜!食べ終わったら一杯ご褒美!」 「負けてなんか…いられないよね!イルカのために!」 「う?なんかわかんなけど頑張って!俺も手伝う!」 「ありがとう!イルカ!」 「ふさふさのお手伝いもする!」 「うん!一緒に手伝おうね!」 「うー?じゃあ母ちゃん寝る!おやすみなさぁい!」 「ああ。ゆっくり休んでくれ。」 「…この間に色々仕度しとかないと!」 「そうだな。うみののために。」 「がんばるー!」 ********************************************************************************* 子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。 寝ている間に色々進行していたというはなし? 連係プレイ!ということで! ではではー!ご意見ご感想などお気軽にどうぞ!!! |